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満開の美しさに重なる寂しさよ



「ふらふら」



タイトル買いをしてしまった。「ふらふら日記」、いいでしょう。田中小実昌氏、期待できるでしょう。はい、期待通りに興味深い内容であり、リズムも展開も好きです。
ふらふらと出掛けて、ふらふらと歩く、簡単なようでむつかしいんだよなぁ。目的もなくバスに乗るなんて、おもしろうそうだけど、これはなかなかハードルが高いとおもう。田中小実昌氏は達人である。外国でだってふらふら歩いているんだもの。真似をしてみたいなぁ。
このシリーズは他にも「ほのぼの路線バスの旅」「ほろよい味の旅」という本が出ているようだ。読みたい。
ふらふらの達人を目指して、あたたかくなったら外へ出よう。行き先なんかなし、来たバスに乗って終点まで行っちゃう、降りてから先のことを考える、なんとも自由人だ。憧れる、しかし実践するのは容易ではないだろう。
ふらふらが身についたら、退屈しないでしょう。時間ができたらふらふら、意味もなくふらふら、あっちこっちでふらふら、職務質問をされるくらいにならねばならぬぞ(不審人物じゃないか)。






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