中山道ウォーク最終回 3/25~3/28(醒井宿~草津宿)
3月25日
いよいよ今回が最後の中山道ウォーク、早朝に家を出、朝食を新幹線の中で、到着駅のコンビニでその日の食料を調達。
そんなルーティーンでさえも今回で終わりかと思うとちょっと寂しいです。
この日も自宅を6時20分に出て、東海道新幹線米原駅乗り換えでJR醒ヶ井駅には10時に着きました。
今回のスタート地点です。(前回の到達日2020年12月26日)
10:10 醒ヶ井宿 スタート
町には名水が湧き出る清水が流れ、
「醒ヶ井」という名前の由来は古く日本武尊が「目を醒ました」とことからが名付けられたそうです
一類狐魂等衆碑
母を慕い行き倒れた老人に乳をふくませると、安らかに往生したと言われている碑
両側の石碑もおっぱいみたいだ!
礼(くれ)の一里塚(江戸日本橋より百十七里目)
のどかな田園風景が広がります。桜の開花にはまだ早く、街道にはこの黄色い花が目立ちました。
11:00 中山道最短の宿場「番場宿」
慶長八年に琵琶湖水運の港と中山道を結ぶ米原道が開通し、物資輸送の要として大いに賑わいました
最盛期は問屋場が六軒もあったそうです
番場宿の街並み
宿の長さは南北に127メートルと中山道最短の宿場と言われています
街道は名神高速道路と並行して緩い坂道を上がっていくと、やがて
現在の彦根市と米原市の境界である「小擦針峠」にでます
12:10 摺針の一里塚跡(江戸日本橋より百十八里目)
琵琶湖方面は霞んでいますが
摺針峠の頂上「神明宮」神社の脇に望湖堂跡があり
その昔旅人は「すりはり餅」を食べながら、琵琶湖方面の絶景を眺めたと書かれていました
私たちもここで昼食タイムとしました
13:00 彦根市モニュメント
気持ちのいい山道を下りると国道8号線にぶつかり左折します。
「おいでやす彦根市へ」のモニュメントを見ながら、その昔には彦根八景と呼ばれた松並木跡を通り過ぎていきます
三本の石柱に麻を背負った人、近江商人、菅笠を被った旅人の像
13:00 まもなく鳥居本宿に入ります
鳥居本の地名の由来は多賀大社の鳥居に由来して、彦根城下に通じる要衝として栄えました
藁ぶき屋根や虫籠窓を残している旧家もあり、街も当時の面影の残るものも多い印象でした
鳥居本の商家
赤玉神教丸を製造販売する有川家
「赤玉神教丸」は万治元年に創業、下痢、食あたり、腹痛の妙薬
合羽の形をした庵看板を掲げている合羽所木綿屋
昔の旅人にはなくてはならない必需品で、鳥居本では合羽の生産で有名だったようです
「包神紐荷造材料」と書かれた看板
本陣跡
寺村家が勤め、当時は137坪もあったようですが本陣も脇本陣も高札場も案内板のみでした
13:50 旧小野村
小野の集落に入ります。東山道時代からの古い宿駅で、小野小町生誕の地と言われています。
「小町塚」がありました
手前に八幡神社常夜燈
線路を越えた先に八幡神社があり、小野小町に関する郷土芸能が奉納されているようです
14:00 原八幡神社(聖徳太子を祀る)
境内には芭蕉ひるね塚や門人の祈川居士の白髪塚があります。
昼寝塚 芭蕉の句「ひるかほに 昼寝せうもの 床の山」
白髪塚 門人の句 「恥じながら 残す白髪や 秋の風」
芹川 鈴鹿山脈に源を発し、琵琶湖に注ぐ
芹川は不知哉川「いさや川」と呼ばれ、歌枕になりました
15:15 しばらく行くと、近江鉄道の踏切を渡り、高宮宿に入ります。
この日の中山道の行程を高宮の入り口までとして、近江鉄道「高宮駅」から彦根駅に向かいました。
彦根駅に着いたのが15:30 是非「彦根城」を観たいと思っていました。閉館時間も迫っていたのでタクシーで彦根城へ向かいました。
彦根城は連郭式平山城で標高136メートルにあるので長い石段が続きます。(疲れた足にはキツイ!)
国宝天守は慶長12年に完成、とても美しい外観でした
ゆるキャラ”ひこにゃん”
天守閣から琵琶湖を覗く
玄宮園
井伊家の旧下屋敷の大名庭園
藩主が客人をもてなす茶室
大池泉回遊式の優雅な庭園
18:00 駆け足でしたが、彦根城も見学することができました。
第1日目の予定を終えて、彦根駅前のホテルにチェックインしました。(歩行歩数:33,666歩)
中山道を紹介していただいていて思うのは、昔の面影がとても色濃く感じられることでしょうか。今回も鳥居本宿など、興味深い風景です。次回のブログも楽しみです。
そのおかげで沢山の宿場、歴史や情緒ある景色を見ることが出来ました。特に番場宿の街道筋や小擦針峠への道の写真は素敵です。また、彦根城や井伊家の庭、玄宮園も美しく感じました。
最終地点まであと少し、どんな景色が見られるか楽しみです。
ありがとうございます!
確かに近江の國に入ると、ぐっと京都が近くなったかんじがします。
街並みやベンガラの家などに・・・
最後の中山道は、あともう少しという気持ちと終わってしまうという惜しい気持ちと半々ですね。
>kurakさん
いつも応援、ありがとうございます。
いよいよ最後になりました。もう坂はないだろうと思っていたのに、擦針峠にやれやれと思いました。
中山道は観光地とはあまり縁がなかったのですが、彦根城で観光地の賑わいを少し感じました。