インスブルック近郊の山へハイキング
標高2000メートル近くまでロープウェイで行き、その山頂駅からほぼ7キロメートルのハイキングコースに
なっているツィルベンヴェークハイキングを、実は今回の旅行計画の中で、とても楽しみにしていました。
まぁ、そのためにリュック、トレッキングシューズ、雨具(防寒具)、ストック等で荷物が
膨らんでしまったのですが・・・。
ところが、ハイキング予定日に、張り切って麓まで行ったものの、ロープウェイが故障で運転せず、
この日は断念せざるを得ませんでした。翌日のミュンヘン行きの列車の時刻を夕方に変更して、
翌日に再度挑戦!でもこの予定変更をお天気が味方してくれて、当日はすばらしい好天気となりました。
ロープウェイを途中で乗り換えて、パッチャーコーフェル山頂駅まで一気に登ります。
山頂駅からはイン川を挟んでインスブルックの市街を眺めることができます。
このツィルベンヴェークコースの名前は、香りのいい松の一種であるツィルベがたくさん生息しているところからきています。
快適な登山道が続きます。谷を隔ててノルトケッテ連峰の山並みが並行して連なり、
つい立ち止まってその眺望の美しさに見入ってしまいます。
足元には高山植物が咲き、ほとんど私達の他に、登山客は見当たりません。
異国の地で遭難などしたら、という不安がまったくないのは、
あまりにも美しい景色とハイキングコースがよく整備されているせいでしょうか。
ルート中間点にあるヒュッテ
ここからは、山間の村や氷河を抱いた山々を見ることができます。
少し険しい岩がゴロゴロする登山道を巻くとパッチャーコーフェル山頂(2246メートル)へ
さすがに風は冷たく、風も強く、森林帯もないのは自然が厳しく、ここが高山地帯であることがわかります。
しかし、360度に開けた眺望はすばらしく、Tシャツ一枚で犬と一緒に登ってきた老人が
「この景色すばらしいだろう! 十分に楽しんだかい」と言ったような言葉をかけてくれました。
帰りはまた別ルートで、ツィルベ松の香る中をロープウェイ駅まで下りてきました。
遅いお昼を山頂駅のテラスで食べ、アルプスの眺望を堪能した一日となりました。
出来ごとですよォ、素晴らしい!
アルプスの娘ハイジがサウンド・オブ・・・そのもの以上ですね。
こんなところに愛犬1匹を連れてハイキングを楽しむ西洋人の余裕にもびっくりします。
香りのよい松・・・名前を思い出せませんが富士山の近隣にあったように思います。
それは確か、西洋人が来て植えたのが始まりで、国道沿いにずーーと植えられていました。
あれだったかな?・・・
高山植物の花々もさることながら爽やかで涼しげな空気が伝わって来ます。日本の山はいつも人がごちゃごちゃしているので一層その素晴らしさが感じられます。
青い空と森の緑がとてもすてきで
写真からツィルベの香りが漂ってきそうです。
小さな高山植物も厳しい環境の中力強く咲いて
とてもかわいらしいです。
Tシャツで犬と一緒に登ってきた人が自慢したくなるのが
わかるような気がします。
でも、ロープーウェイで山頂駅まで行って、そこからの景色を楽しんで、すぐロープーウェイで戻ってくる、っていう方もいらっしゃるんでしょうか・・・。それなら行ってみたい・・。
アルプスのハイジやサウンドオブミュージックは、何度もみたテレビや映画だったので
この景色を見た時は、なにか懐かしい気がしました。
香りのする松、日本にもツツィルベに似た松があるのかも知れませんね。
富士山のような高山地帯に・・・。
>kurakさん
お天気に恵まれたので、空気の清涼感は一層感じたのかも知れません。
このシーズンでも、行き交う人はあまりいなかったので
ふだんはほんとに少ないのでしょう。でもスキーシーズンには人出があるようです。
>nagaさん
高山植物は、厳しい自然のなかでは背も低く地に這うように、また岩陰に寄り添うように
咲いていました。
ワスレナグサの群生もありました。
どの花も、小さく愛おしく感じました。
>あやさん
だいたい4時間ほどのコースでした。
ロープウェイで山頂駅までは誰もが行けますので
十分に周りのアルプスの眺望を楽しむことができます。
インスブルックの人たちにとって、ツィルベンヴェークハイキングはとても人気のコースなのだそうです。