遠く大阪の高槻に眠る両親のお墓参りついでに、今年も兄妹と連れ合い総勢6人で
京都に宿をとって、1泊2日の京都旅行にでかけました
1日目は自由行動、夕方には京都駅近くで落ち合って一緒に食事をします
父親が亡くなって30年、母親は13年前に他界。兄妹会うたびに墓じまいの話はでるのですが
揃って旅行ができるのも両親のおかげ、みんなが元気で出かけられるうちは……と
今年も墓じまいのはなしは延期となりました
1日目
京阪本線出町柳から叡山電鉄に乗り換えて、比叡山の深い山が目の前に迫る
修学院離宮、詩仙堂、曼殊院門跡あたりを歩いて回りました
詩仙堂
江戸時代の文人・石川丈山の晩年を過ごした山荘跡で
江戸時代の絵師狩野探幽が描いた、中国の漢晋唐宗時代の36人肖像画をがあります
小さな門から石段を登ります
この先に丈山の草庵 詩仙堂が建っていました
唐様庭園は散策することもできました
紅葉にはまだ早かったのですが、苔むした庭園は心静かな気持ちに・・・
曼殊院門跡
詩仙堂から歩いて20分ほどのところに、
桂離宮の別院として建立された、寺院曼殊院門跡があります
別名「小さな桂離宮」とも呼ばれています
筋塀
定規筋と呼ばれる白い水平線がひかれた築地塀で定規筋の数が寺の格式を示します
5本線が最高格式
庭園は、門跡寺院の庭園らしい風格を備えた枯山水庭園です
奥に滝石組が組まれ、水分石を経て流れる水の流れを庭園全体の白砂で表現しています
庭園中央に位置するのが亀島、樹齢400年の五葉松が植えられています
修学院離宮
17世紀中ごろ、後水尾上皇によって造営され、上・中・下の3つの離宮からなる広大な山荘です
前もって、インターネットで参観を申込んでおきました。ツアーは職員が80分ほどかけて案内してくれます
経路には石橋、大きな段差、急な坂道など3キロほどアップダウンが続きますが
上離宮からは 京都市内を一望できます
それぞれの離宮に設けられた板戸の門
下離宮 緩やかな石段を登ると
上皇が御幸した際に上離宮に向かう前の休憩所 寿月観があります
建物は柿葺入母屋数寄屋造り
それぞれの離宮を繋ぐ道の両側には水田があり、松並木が続いています
中離宮 客殿
一間半の飾り棚を構え、互い違いに配された大小五枚の棚板が霞みがたなびいて見えるところから
霞棚と呼ばれ、桂離宮、三宝院の棚とともに天下の三大名棚と呼ばれています
上離宮
急な石段を登りつめた頂上から振り向くと、眼下に浴龍池が展開し、洛北の山々、洛中の街並みが広がります
浴龍池は鳥の形を泳ぐ龍の姿に見立てたものと言われています
谷川を堰き止めた人工池を中心に広大な庭園がわずかに色づき始めていました
池は比叡山から流れる音羽川の水を引き込んでいます
浴龍池は御舟遊びの場であり、島々を巡りながら管弦や詩歌の会などが行われていたということです
欲張った洛北めぐりは気がつけば24000歩を超えていました
京都は混みあっていましたか?いい季節になってきたのでより人が多くなるのでは。それでも京都は独特の雰囲気で人をひきつけますね。詩仙堂は大好きです。でも修学院離宮はもう歩き回れる自信がありません・・。京都は元気なうちに行っておかねば!
詩仙堂と修学院離宮は行った事が有りません。お庭が少し紅葉していて素敵ですね。
綺麗に手入れされていて、ゆっくり散策出来そうですね。
24000歩も歩かれたんですか?凄いです。