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管理人のヨッシーです。
【遺構(いこう)】
残存する古い建築物。
また、
昔の都市や建造物の形や
構造を知るための手がかりとなる残存物。
考古学では、
住居跡・倉庫跡・水田跡など、
その配置や様式を知る手がかりとなる
基壇や柱穴など。
【近代化産業遺構】
-Heritage of Industrial Modernization-
経済産業省が認定している
文化遺産の分類。
全国各地には、
我が国の産業近代化の過程を物語る存在として、
数多くの建築物、機械、文書が今日まで継承されており、
これらは、
自らが果たしてきた役割や先人たちの努力など、
豊かな無形の価値を今に伝えています。
経済産業省では、
これらの歴史的価値をより顕在化させ、
地域活性化の有益な「種」として、
地域の活性化に役立てることを目的として、
これらを「近代化産業遺産」として大臣認定し、
平成19年度及び20年度において、
地域史・産業史の観点から、
それぞれ"33のストーリー"として取りまとめた
「近代化産業遺産群33」「近代化産業遺産群 続33」
を公表しました。
-経済産業省HPより-
"平成より令和"への改元に伴い
2019年のGWは10連休...。
私は10連休ではありませんが(笑)
日本の"産業近代化"への足跡を辿ることで
時代(とき)の移り変わりを肌で感じることが
できるのであろうと...。
この時期だからこそ敢えて、
以前より気になっていた
"歴史的産業遺構"を尋ねてみることにした。
週末休みを利用した
1泊2日のツーリングではあるが、
私には貴重なお休み♪
期待感に胸を弾ませながら
出発前夜に荷物の積み込みを終える。
雨天走行が予想されたので
"パッキング"は雨仕様。
ただビニール袋を被せたダケですが(笑)
この積み込みの際に...
ナビ等の電装品を雨天仕様にする際に、
不注意から刃物で指先を
"切創"してしまうというハプニングが発生(涙)
"アツッ!..."と感じたと思ったら
一瞬にして鮮血が指をつたう。
傷口はかなり深い(涙)
病院で縫合をしてもらおうかとも考えたが、
消毒し強めに止血を施すと
出血も治ってきた...。
傷は左手の薬指の先端なので
"なんとかなるだろう"と信じ込む(笑)
雨天でレイングローブだと厳しくなるなと
不安材料を抱えることとなったが、
"デタトコ勝負"で
ツーリングに出掛けることにした。
就寝直前に
アメダスレーダーをチェックすると...。
ルート上には厚い雨雲が居座っている。
6時間先まで雨雲の動きを観察すると、
予定出発時刻を1時間程遅らせれば
"チャンス"がありそうなので、
出発時間を遅らせることに決めて就寝。
※ケガもあったし...(汗)
【1日目】am4:30-
予定より1時間遅れで
ガレージのシャッターを開け放つ♪
西の空には
若干の雨雲が掛っているものの、
上空には青空が広がっていた♪
出発時間変更アタル♬
アメダスレーダーでは、
新名神高速道路はいまだ厚い雨雲の中...。
名神高速道路に若干の雲の切れ間を見付けられた為、
名神高速道路経由で西を目指す♪
遠くシールド越しに見える
雨雲の動きに注意を払いながら
雨雲に追いつかぬように
のんびりと高速道路を流す...。
養老SAでは青空が覘くも、
努力の甲斐も無く
その後は雨具着用の雨天走行を強いられる。
しかし、
大型連休ではあったが
高速道路が空いていたことが幸いし、
怪我を負った左手薬指を
殆ど使用することなく快走できた。
このツーリングの目的は
"走ること"に据えていたので、
今回はイベントも少な目。
1.絶品グルメを味わう。
2.産業遺構の見学。
3.質の良い温泉で疲れを癒やす。
の3点に絞った計画♬
名神高速道路は養老SAを離れ
草津JCTを越え瀬田東JCTより
京滋バイバスを経由し大谷崎JCTを経て
京都縦貫自動車道に入り北上...。
高速道路上で発生した事故により
京都東ICから名神高速道路は
大渋滞だったらしい...。
京滋バイパス経由アタル♬
国道に入り"Mc Caf'e"で一服♬
am10:30-
グルメリア但馬 市島店さんに到着♪
ここで絶品グルメを味わう♬
-神戸高見牛グループ-
『グルメリア但馬』
兵庫県丹波市"髙見牧場"直営店。
内閣総理大臣賞に輝いた
最上級の神戸髙見牛を使用した、
本格的なお肉料理の数々を堪能できる。
丹波の豊かな大自然の中にある髙見牧場にて、
厳しいチェックと愛情をたっぷりかけて
育てられた神戸髙見牛。
その最上の味わいを誇る牛肉を
牧場直営ならではの品質・価格で
楽しむことができます。
ーグルメリア但馬HPより-
『高見牛のひみつ』
魅力的なメニューの中から
私が選んだのは...。
神戸高見牛コース"あみ焼き"
希少部位盛り合わせ♬
コース料理が運ばれてくるまえに
神戸高見牛の"ユッケ"を堪能♬
良質の肉は"肉刺し"でいただきたものです♪
落ち着いた店内の
炭火焼きグリルで焼き上げる
"神戸高見牛"を想像すると胸が高鳴ります♬
炭火が良い具合に
鉄板を温め始めたころ...
絶妙なタイミングで
コース料理が運ばれてきます♬
前菜は
"生タコの梅マリネ"と"高見牛のしぐれ煮"
良質のグレイビーソースと相俟って
肉質の良さが口の中一杯に広がる
ローストビーフ♬
神戸高見牛の炙り寿司♬
そして...
コースのメインを飾る神戸高見牛の
"特選肉"と"希少部位"の登場♬
※この日の希少部位は
"ヒウチ""イチボ""ロース"でした♪
肉を焼く♬
サッと炙ったら
食べ頃♬
良質の肉には
艶ピカの"銀シャリ"がお似合い♬
一粒々の米粒が"立つ"♪
肉だって"立つ"(笑)
最後の1枚はミディアムで♬
デザートの
"チョコ・バニラ・抹茶"味の氷菓も秀逸♬
最高の肉を堪能♬
兵庫県丹波市は高見牧場の
"神戸高見牛"...最高デス♬
"グルメリア但馬 市島店"さんで
良質なお肉を楽しんだ後は...
歴史遺構ー鉱石の道-の歴史を辿る。
『鉱石の道』
生野(朝来市)、神子畑(朝来市)、明延(大屋町)の
3鉱山は一体的に事業運営されてきた鉱山で、
3地域はこの鉱山産業によって
まちが形成されてきた地域となる。
『神子畑鋳鉄橋(馬車道)』
-1977年重要文化財指定-
ー2007年近代化産業遺産認定-
明治11年神子畑鉱山が再発見され、
明治14年本格開坑以後、
その鉱石運搬のための道路が必要となり、
神子畑-生野間16.2Km、幅員3.6mの
"馬車道(鉱山道路)"が建設され、
多くの橋が架けられた。
この工事は明治16年に始まり、
明治18年まで2年間にわたり
総工事費4万円をかけた大工事であったとされる。
この馬車道が神子畑川を横切るときに架けられたのが
"神子畑鋳鉄橋"である。
神子畑-生野間の馬車道には、
当時それぞれ構造の異なる5つの橋が架けられていたが、
現存するものは、
神子畑鋳鉄橋(橋長16mの一連アーチ橋)と
羽渕鋳鉄橋(橋長18mの二連アーチ橋)の二つのみであり、
ともに美しい洋式橋の姿を残している。
神子畑鋳鉄橋は日本に現存する鉄橋としては
三番目に古いとされるが、
一番目の大阪の心斎橋(明治6年)は錬鉄製であり、
二番目の東京の弾正橋(明治11年)は錬鋳混用である。
したがって神子畑鋳鉄橋は
全鋳鉄製の橋としては"日本最古"の橋となる。
ー朝来市HPより-
馬車道の吊り橋上に据えられていた
"菊のご紋章"は、
神子畑選鉱場の"ムーセ旧居"内に保管されている。
鋳鉄橋を後にし、
...今だ降り止まぬ雨の中、
このツーリングの"本命"である
"神子畑選鉱場"へと向かう♬
『神子畑選鉱場』
-東洋一の生産量を誇った鉱山-
800年頃に鉱山として開拓された神子畑は、
15世紀頃から採鉱が盛んになり、
その後、
明治政府の管理から
一時は"皇室財産"として宮内省の管轄になった。
明治29(1896)年に
三菱へ払い下げられ、
大正8(1919)年には大規模な"選鉱場"が建設された。
山を隔て6キロメートル離れた
明延鉱山(養父市大屋町)から運ばれてきた
鉱石をその比重や浮力を利用して
亜鉛、銅、錫に選鉱する施設。
それが"神子畑選鉱場"である。
かつては、
山の斜面を活かし東洋一の生産高を誇った
巨大な建物がありましたが、
現在は一部取り壊されています。
現在の姿がコレダ...♬
巨大な円形をした
"シックナー"が特徴的。
『シックナー』
微細な個体が混じった液体から、
水分を除いて濃縮(脱水)し、
固体物を取り出す"非ろ過分離装置"が
シックナーと呼ばれる円形の水槽。
鉱石と水分・薬品とを分離し
"精鉱"を回収する為に用いた。
『選鉱場のしくみ』
選鉱とは、
採鉱した鉱石を
"有用鉱物"と"不用鉱物(脈石)"とに仕分けしたり、
異なる複数種類の有用鉱物を
互いに分離する作業のこと。
狭い土地を有効活用し、
効率良く上から順番に選鉱するため、
山の急斜面を利用して建設された。
『インクライン』
インクラインを見ると、
この選鉱場がいかに急勾配に
建てられていたかを物語る。
※インクライン
傾斜面にレールを敷き、
動力で台車を動かして貨物を運ぶ装置。勾配鉄道。
『1円電車(明神電車)』
明延(あけのべ)鉱山で採掘された鉱石を
神子畑選鉱場に運ぶために造られた鉄道で、
後に客車も連結され、
鉱山従業員からその家族まで乗れる様になった。
運賃を1人1円にしていたことから
通称「1円電車」と呼ばれるようになった。
『ムーセ旧居(旧神子畑鉱山事務所)』
生野鉱山開発のため
明治政府によってフランス人技師たちが多く招かれた。
そのうちの一人、
ムーセの住居は彼らが日本を去った後の
明治20(1886)年に神子畑鉱山の開発に伴い移築され、
事務舎・診療所として利用された。
現在は、
写真家"織作峰子"さんの作品や
鉱山に関する資料を公開している。
女優"宮崎美子"さんのサイン色紙もありました♬
才女はこの場所にも訪れているのだなと感心した。
ここで摩訶不思議なことがおこる。
雨天撮影でも仕方がないと諦め、
愛車Kawasaki/ZRX1100ーC2を
巨大な"シックナー"の前に移動し、
撮影をし始めようとした瞬間に
雨雲が"スッ!"と開き青空が広がったのだ。
...真に奇跡♬
撮影を終えると、
瞬く間に空は雨雲に覆われ
雨が落ち始めてきたので、
駆け足で
"質の良い温泉で疲れを癒やす"ため
京丹後の温泉宿へと向かうことにした...。
【二日目】am5:30-
二日目の朝は洗車からはじまる(笑)
昨日1日中降り続いた雨で愛車は泥だらけ...。
後は帰宅するダケとはいえ、
汚れたオートバイで走るのは辛い。
お宿にお願いして
水とバケツを用意していただき
愛車の洗車をさせていただく♬
散歩等に出掛ける宿泊客の方々から
好奇な目でみられたことは言うまでもありませんが、
ある程度の"泥汚れ"を落とすこと叶いました♬
ツーリング最後は、
お宿近くのお土産屋さんの
"巨大な蟹のオブジェ"と記念撮影♬
蟹のオブジェは北海道ダケに在らずと
意気込んで撮影してみたが、
全体的にリアル過ぎてキモイ...(汗)
撮影を終えたら、
名古屋まで一般道にて戻ります♬
帰路は走りに集中していた為、
写真はありませんので行程だけをご紹介(笑)
京丹後から天の橋立に抜け
県道45号線(舞鶴宮津線)で舞鶴==国道27号線==
若狭西街道(広域農道)で小浜まで移動。
国道303号線に渡り琵琶湖にでたら、
グルリ琵琶湖を回り込み、
国道365号線で道の駅「伊吹の里」(休憩)。
関ヶ原から牧田川堤を走り、
福束大橋で揖斐川を渡り長良川にあたり
清流サルスベリ街道より帰宅となりました。
1泊2日という短い期間であったが、
愛車Kawasaki/ZRX1100-C2は終始絶好調で、
心から走りを堪能することが出来た♬
「昭和」「平成」...そして「令和」へと
時代は確実に移り変わるも、
私の
"Riding Spirit"は些かも変ることはナイ。
サンプラザ中野くん/Runner(平成30年.Vor)
...Runner。
昭和の名曲ダ♬
熱い想いは、
"いつか辿り着いたら
君に打ち明けられるだろう"
B'z/Run
...Run。
平成の名曲ダ♬
"人間なんてだれだって
とてもふつうで
出会いはどれだって特別だろう"
「令和」には
どの様な出会いが待ち受けているのか...。
いざ行かん!
では
Thanks for coming!
Web-yoshy'sGarageは
ライダーの皆さんのお越しをお待ちしております♪
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【近代化産業遺構】-経済産業省HPー
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【神子畑鋳鉄橋・神子畑選鉱場】-朝来市HPー
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