地震があって、津波がきて、原発が爆発して、放射能が撒き散らされて・・・。
いったいこの先どうなってしまうのだろう・・・。
口先で『がんばろう』などと言ってはみても、すぐに気分が落ち込んでしまう。
そんなことはお構いなしに今年も『馬の背』まで鮎たちが上ってきた。
「ああ、また今年も鮎のシーズンがやってきたのだ」と少しほっとさせられる。
ありがたいことだ。やっぱり自然は人間より大きい。
今日は特別採捕(上流に放流するために許可を得て遡上する鮎の稚魚を捕る)
で12時から16時まで『馬の背』で稚鮎を掬った。
今年一番の暑さということでかなりの数の稚鮎が『馬の背』に集まっていた。
一回掬うと50~60尾ぐらい捕れる、10分程間をおくとまた集まってくるので、また掬う。
この繰り返しで17回掬ったから、900尾くらい捕ったことになる。
傍から見れば、楽しんでいるように見えるかも知れないが、面白いのは最初の2,3回だけで
暑いし、足場も悪い、結構な重労働だ。
『馬の背』と『ヤハズ』は鮎が溜まっているが『新滝』はパラパラ、
『鮎滝』で飛び出すのはまだ一週間ほど先になるだろう。