滝番小屋

新城市出沢と鮎滝の近況を紹介、その他雑感を少々。

七久保林道沿いの間伐が始まった。

2012年01月07日 | 出沢

以前は、山主が抜き切りした木を売って山の世話をしたのだが、
最近は木材価格の下落と人件費の上昇で、よほど出しのいい場所で、
しかも良い木でなければ、出材すると赤字になってしまう。

これでは山の世話をする気にもならず、山は荒れ放題、災害も起こる。
そこで県民から環境税を集め、山の整備をしようということになった。
それが『あいち森と緑づくり森林整備事業』である。
税金の使い方としては、少々問題があるような気がしないでもないが、
収益の見込みもなく、財産としての価値もほとんど見込めないとあれば、
山主に金をかけて山の世話をしろとも言えない。
相続の際に、二束三文で先祖伝来の山を手放す者が現れるのも無理からぬ
ことなのだろう。

何はともあれ昼でも薄暗かった七久保道が、間伐されて日の光が差し込み、
明るくなるのは嬉しいことだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする