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レンタルピアノ

2004-11-28 16:13:32 | 調律師の仕事
今日は、レンタルピアノのサービス調律の仕事。
この仕事は、主に地方出身で東京の音大に入った学生さん相手で、地域的には江古田周辺、国立音大周辺など。
授業とバイトで忙しい人が多いので、日程の調整が難しくて、日曜指定などが多い。
色々な学生さんの部屋にお邪魔するのは、ちょっと面白くもあります。
今日は男子学生でしたが、私が行く前にきちんと掃除して、ベランダに布団と洗濯物が干してあって、自炊のために料理本やレタスクラブなんて雑誌もあったり。
グランドピアノの下に足が入る感じで寝ているであろう狭さだけど、きれいに片付いているし、洗濯物は下着類を中にして外側をタオルで囲むという「女性一人暮らし仕様」の干し方で、マメな子だなぁと感心してしまう。
今までの経験から感じるのは、女子学生の部屋の方がキタナイ場合が多い・・・他人のことは言えないけど。
女同士という気楽さもあるのでしょうが。
別に、掃除して待ってろというつもりは全然ないが、他人が来る前にゴミをゴミ箱に入れるくらいの気遣いはあっても良いのではないかと思うのだけど、お菓子の空き袋やジュースの空き缶でテーブルの上が埋め尽くされてるような部屋もあるので、色々だなぁと。

あと、音大生を見て思うのは、受験に受かって目標達成で終わっちゃってること。
レンタルの学生の多くは、憧れの東京一人暮らしで遊ぶのに忙しく、部屋で真面目に練習している人は非常に少ないなぁと感じます。
レンタルピアノユーザーと、東京暮らし用に実家のピアノと別に新たに買ってしまうという裕福なクラスは、学校の格で明確に分かれている=レンタルの仕事で芸大、桐朋の学生にはほとんど当たったことがない=ので、そう感じるケースが多いのでしょうが。
受験英語という言葉があるけど、受験音楽ってのもあるなぁと、思うのでした。
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