アメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領が再選を目指していた2004年、放送局CBSのプロデューサー、メアリー・メイプス（ケイト・ブランシェット）は
ダン・ラザー（ロバート・レッドフォード）が司会を務める報道番組で、ブッシュ大統領の軍歴詐称疑惑をスクープする。それはアメリカで大反響を呼ぶが
後に証拠は偽造されたものだとブロガーが指摘したことから、メアリーやダンら番組スタッフは世間から猛烈な批判を浴びる。。。。
2004年にアメリカで実際に起きたジョージ・W・ブッシュ大統領の軍歴詐称疑惑にまつわる“スクープ”報道による騒動を描いた作品です。
権力を批判すると「サヨク」と決めつけ寄ってたかって叩くネット住民、そしてそれを過度に恐れるメディア。まさに今の日本の姿を見ている様でした。
ラスト近く、査問委員会で「名門一族の子弟だからと言ってみなコネで不正をしているとは限らない。有能さ故もあると思わないのか？」と問われ、
「そうは思えません」とキッパリ言い切る「ケイト・ブランシェット」がカッコいい。
ブッシュの実写映像を使ってこんな映画が作れるのはある意味すごい。日本でいま、安倍首相の映像を使ってこんな映画が作れるだろうか？
もし作ったら大変なことになるのではないか。まぁそんな度胸のある監督、いないだろうけどね。。。
現場はいつも戦場で、どれだけ勇気
をもって仕事に責任をもてるのか！？ 見応えたっぷりでした。 どの仕事においても同じですけどね・・・ ★★★☆