アメリカ軍の優秀な秘密捜査官だったものの、今では街から街へとあてもなくさまよう生活を送っているジャック・リーチャー(トム・クルーズ)。
ある店でトラブルに見舞われた上に保安官に連行されそうになった彼は、自分をめぐる何かしらの陰謀が動きだしているのを察知する。やがて彼は、
元同僚であったターナー少佐(コビー・スマルダーズ)を訪ねるが、彼女がスパイ容疑を掛けられて逮捕されたことを知る。ターナーを救い出して共に
事態の真相を追ううちに、軍内部に不穏な動きのあることをつかむが・・・と言う話です。ホームレス・ヒーローをトム・クルーズが演じるシリーズ第2弾
楽しみにしていましたよ~
今回は彼(元少佐)と女性の現役少佐と彼の娘かも知れない15歳の少女との3人での汚名を晴らすべくのリベンジ旅という設定が一番の見所。
しかし!! ド派手なカーチェイスなし! ド派手な銃撃戦なし!! 仰天のトリックなし!!!の3拍子が揃った映画です。(笑)
でもね、アクションは素晴らしい!時折トムの年齢を感じさせるダメージをかなり受けている様子がリアルな感じを出している。
昨今のCGバリバリでリアリティのないアクション映画に慣れてしまうと、相当に地味です。しかし、そこがこのアクション映画の味というかリアリティでは?
敵の一人一人をどうやってやっつけていくか?ピンチを潜り抜けていくか?というところが、非常にそれらしく描かれている。この辺りは同じトム・クルーズ
主演のミッションインシリーズと対照的で、表現の仕方が違ってて面白いと思います。
娘へのエールともとれるラストカット。実の娘ではなくても生れた絆は
本物です。まさかのジャック・リーチャーで涙を誘われるとは・・・サブタイトルを思い返せすとまた泣ける。 ★★★☆