イギリスの湖水地方。いたずら好きなうさぎのピーターと心優しい女性ビア(ローズ・バーン)が暮らす家の隣に
ロンドンから神経質そうな青年マグレガー(ドーナル・グリーソン)が引っ越してきた。彼がビアに惹かれたことで
ピーターとマグレガーはライバル関係になる。さまざまないたずらを仕掛けるピーターに、マグレガーも反撃を試みる
有名な絵本、ピーターラビットを原題にした本作。近年の童話実写化ブームに乗っかっての実写映画化かと思いますが
自身の家でもウサギを飼っているので、優しくてほのぼのした雰囲気の動物映画だろうな、と予想して観賞したのですが
蓋を開けてみるに原題とは違う演出 ウサギが人間のベッドサイドに獣罠をしかける、電気柵を逆手に人間を感電させる
アレルギー持ちにアレルゲンを食べさせる、パチンコで人間を狙い撃ち等、姿こそ可愛らしいウサギなのだが、やっている
ことは残忍で少し違うんじゃ無いか??と・・・常時注射器を持ち歩くほどの重篤な果物アレルギー患者に果物を食べさせる
のは、いたずらとは呼べない様な気がします。アレルギーという人命にかかわる重大な事を「痛快ないたずら」として子供達
に面白おかしく見せるのは考えものかな?と
いたずら好きなウサギを演出するためなら他にいくらでもいたずらのネタはあるだろうに、なぜ人命にかかわる犯罪を持って
来てしまったのでしょう?不適切かと思います。他の部分は、とてもよく出来た映画ですし、最後はハッピーエンドの
ほのぼの映画なのだから勿体なかったかな~ ピーターラビット好きの私にとっては少し辛辣な感想になりました
我が家のウサギは少し悪戯っ子ですが此処まではしません
(当たり前だよね) 素直に見れば、目の動きなど感情をよく表していて、良く出来た作品だと思います。 ☆☆★