サイコキネシスとテレパシーの使い手ジーン・グレイ(ソフィー・ターナー)の活躍で、X-MENはすさまじい
パワーを持つミュータントのアポカリプスを倒した。それから10年後、宇宙でのミッションで発生した事故に
よってジーンが封じ込めていた邪悪な別人格ダーク・フェニックスが解き放たれる。やがて彼女は制御不能に
陥り、世界は滅亡の危機に直面する。
X-MENシリーズも新作がある度に必ず観ています。その位どれも面白く、ミュータントの苦悩や葛藤をしっかりと
描く所がとても好きです。さて最終章?前作が最後だと思ったのだが・・・ジーンが、子供の頃、能力を制御できず
に 両親共々事故にあう。父は、実は生きていて、自分を捨てて、 ミュータントのリーダーに預けてられたと知る
実家に戻り、写真がないと嘆く? 父の心を読んで、捨てられたと嘆いたけど、ミュータントと、人類の共存する世界
を目指す戦いをしていた中にいたはずなら、 ミュータントに対する避難の声もたくさん聞いているだろう。父親が
娘ながら、恐れてしまう気持ちも理解出来るはずだと思う。そして、父と再会し、父の心を読んでしまう・・・
だが、父の心に娘に対する恐怖の心だけ感じるものなのか?全て読めるなら、愛情もあり、手放す葛藤とか、 奥さん
を無くした悲しみとかも同時に感じてるはずだ。ジーンは、実家に帰って、少女の時の感情で、懐かしい!と言っている
それは、そこで生活していた時間が幸福であったという 描写に感じてしまう。かえって、落ち着く要素かもしれない。
途中から出てくる宇宙人?のせいで話がブレてしまった感が・・・宇宙人の目的は分かるのですが・・・何故唐突に現れた
のか、目的は何なのか、そこまで執拗に追い掛けなくても充分に強そうなのだが・・・
そして戦闘シーンだが、とにかくマグニートが今作は良いですね~、従来みたいにどでかい金属を操ってドーンと圧勝
ではなく、接近戦で小さな金属で相手を倒すアクションも出来るんだ! ファスベンダー本人が年をとって渋みを増した事
も味方して居ますね。 他のキャラクターはアポカリプス戦とそこまで変わらなかったかな?少し小言はシリーズファンから
すると早々のミスティークの死にまずがっかりした事と、フューチャーパストの未来との矛盾に違和感を感じた事は否め
ない?まぁX-MEN自体矛盾だらけなのだが(笑)
最後フェニックスが飛んでいたが・・・まさかの??「火の鳥」? あるのかな~ ☆☆☆