今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

交通信号の日,三色信号設置の日

2005-08-20 | 記念日
今日(8月20日)は、「交通信号の日,三色信号設置の日」
「今日は何の日~毎日が記念日~」で今日の記念日を見ると、1931(昭和6)年8月20日の今日、銀座の尾張町交差点(現在の銀座4丁目交差点)・京橋交差点などに、日本初の3色灯の自動信号機が設置された。・・・とあった。
それで、今日は、以下参考の神奈川県警のHP他などを見て、信号機のことをいろいろ調べてみた。信号機で、道路交通を整備するための「灯火式信号機」が世界で初めて設置されたのは、1868年(明治元)年、英国のロンドンであり、この時の装置は,緑色・赤色の2色の灯器で,光源としてはガスを使用していたそうである。
又、電気を利用した世界初の「電気式信号機」は,1918(大正7)年に、米国のニューヨーク市5番街に設置された。この時、黄色は「進め」、赤が「止まれ」、緑が「右左折可」であったという。
日本で初めて設置された「電気式信号機」は、1930(昭和5)年に、東京の日比谷交差点に設置されたもので、米国からの輸入だったそうだ。ただし、緑黄赤の表示は現在と少し違い、緑色の最後に黄色を同時に点灯していたようだ。しかし、今と違って、 「黄色が進め」だったとはね~。
そして、この年の12月に,国産第1号の自動交通信号機が,京都駅前ほか2か所に設置されたそうである。
しかし、今日の記念日に書いてあることと、神奈川県警などが書いてあることに少し差異がある。両者の書いている「日本初の三色信号機」と言うものが、違った種類のものなのであろうか??。設置された、年月日や場所がちょっと違っているが・・・?。どちらが正しいのかは私には判断がつかない。私は、一応敬意を表して、県警HPに書いてあることを信用することとする。
これ以降、学童が安全に横断できるよう、1934年に、東京都内の国道15号梅屋敷、六郷町交差点に、押ボタン式信号機が初めて設置されたそうだ。
これらの信号機が設置されて以来、現在の青信号は法令上「緑信号」と呼ばれていたそうだが、新聞紙上や一般の間では「青信号」との呼び名が定着していたため、1947年に法令上も「緑信号から青信号へ」と呼ぶようになったという。その後、目の不自由な人が安全に横断歩道を渡れるように「音響式信号機」が設置 されたり、1990年、京都府で視覚障害者、身体障害者、高齢者等用に、ボタンを押すか、ペンダント型又はカード型の発信機からの電波により、青時間を通常より長くし、横断者の安全を確保する高齢者等用「感応型信号機」が初めて設置されるなど、信号機も、改善、進歩をしてきている。以下、参考の「ようこそ交通信号機のページへ」では、信号機の豆知識や変わった信号機、不思議な信号機など、さまざまな交通信号機を紹介しており、信号機のことなら何でもわかるよ。
そういえば、最近「光のつぶがたくさんある信号灯」を見かけることが多くなったと思いませんか?従来の信号機より、どの色も見やすいと思うのだが、これは、それまでの電球とレンズを使ったものとは違い、発光ダイオードのつぶを使っているものだそうだ。 ただ、健常者には見やすいと思う信号機も弱視者には見難いこともあるようだ。LEDは、日光が強く当たったときに反射する疑似点灯が起きないため視認性が高く、また、電球式に比べ消費電力が少ないため、環境にもやさしい信号機だといわれており、歩行者用信号機をLED(発光ダイオード)式の新型(人形型)に順次取り替えているところがあるが、従来の電球式の信号機は、四角い部分全体が光っていたが、新型では人形の部分しか光らなくなるため、弱視者にはかえって見づらく危険になるおそれもあることがわかったという。いろいろ、難しい問題があるのだよね~。
横道にそれるが、発光ダイオードと言えば、日亜化学とそこの元社員中村修二氏 が青色発光ダイオード(LED)の発明対価の問題で争っていたことが思い出されるね~・・・。ところで、この信号機、場所によっては赤色の信号が長かったり、押しボタンを押してもなかなか青にならず、イライラしたことがあるのでは・・・。
この信号機は、一日中、赤、青、黄のサイクルをそれぞれ同じ時間、点灯させているわけではなく、周辺の交通量を計算して反応するよう仕組まれているんだよね~。だから、いくら押しボタンを押しても、すぐ青に、というわけにはいかないんだよね。信号機って実に頭のいいハイテク器機なんだよ。ただ、むやみやたらと信号機を多く付けるわけにも行かない。東京都の「交通安全に関する世論調査」で車に乗っていて、交通事故の不安があると思うことでは、「急に自転車や歩行者が横道から飛び出してきた」が62%でトップであるのに対し、「自分自身がスピードを出しすぎた」は8%と最低となっている。反面、歩行中や自転車利用中の人で、交通事故の不安が「ある」は69%あり、不安を感じた場面は、「歩行者や自転車のすぐ横を車がスピードをゆるめずに走り抜けた」が63%でトップとなっている。
歩行者も横道からの飛び出しに気をつけなければならないが、車を運転している人は、街中ではスピード制限を守って欲しいものだね~。
(画像は、歩行者用信号灯器のLED(発光ダイオード)左と電球式右。以下、参考の神奈川県警HPのものを借用)
参考:
神奈川県警/交通管制ニュース 第6号「交通信号機の誕生と歴史 」
http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesf3news006.htm
「交通安全に関する世論調査」の調査結果について
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2000/03/60A3V200.HTM
弱視者の立場から見た交通・バリアフリーと望ましい案内表示
http://homepage3.nifty.com/kytjakumon/index.html
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