今日(8月25日)は、「即席ラーメン記念日」
日清食品の創業者・安藤百福(ももふく)氏によって発明された世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」は、1958(昭和33)年8月25日に発売された。この「チキンラーメン」の誕生日を記念して、毎年8月25日を「ラーメン記念日」とし、記念日(8月25日)前後に「ラーメン記念日フェスタ」を開催、無料試食会をはじめ全国で数々のイベントを行なっているようだ。記念日は、日清食品が制定。
このチキンラーメンは、息の長い商品だな~。色んなメーカーから、次から次へと新しい商品が開発されているが、1958(昭和33)年に発売されて以来、未だに同じものが発売されている。若い頃、そう、昭和37年頃から5年ほど東京で、仕事をしていた頃、このラーメンにはずいぶんお世話になったな~。一人で下宿住まいしていたが、私の炊事用の道具と言えば、電気コンロとミルクパンだけだったからね~。出張の多い仕事で、家にいることが少なく、家にいるときは殆ど外食していたので、家での料理はこれで出来るものしかしない。出張がなく、東京にいるときは、毎日会社の飲兵衛と飲んだくれていたし、家で食事なんかすることなかったから・・・。飲んで帰って夜中に腹が減ったときなどには、このチキンラーメンを食べてた。だから何時も切らさなかったよ。兎に角、料理せずお湯を入れて3分待つだけで食べれるなんて、私のようなものにとっては最高の食べ物だったな~。ちょっと癖になる独特の味は、今食べても結構美味しいと感じるよ。最も、何処のメーカーのものであれ、この頃は歳もとったし、油分を控えるため、カップ麺そのものを食べることがなくなったけどね・・・。
そう言えば、2003(平成15)年度のNHK朝の連続ドラマ「てるてる家族」は、大阪・池田市を舞台にしたもので、主人公のパン屋さん家族をめぐる周辺の人たちの中に、後に日清食品の創業者となった安藤百福さんがチキンラーメンを発明するプロセスが描かれていたね~。役の名前は忘れたが、中村梅雀さんが演じてた。味があって面白かった。チキンラーメンは、1958(昭和33)年、TVの舞台にもなっている池田市にある安藤百福氏の自宅裏庭の粗末な研究小屋から生まれた。日清食品は発明・発見の大切さを伝えたいという願いを込めて1999(平成11)年に、発祥の地、池田に「インスタントラーメン発明記念館」をオープンしている。私は行ったことがないが、そこでは、インスタントラーメンの手作り体験ができ、その手作りチキンラーメンは持ち帰り、作りたての味を楽しむことができるのだそうだ。ラーメン好きには、たまらないだろうね~。
私は、安藤百福氏のことは、よく知らなかったが、その経歴など調べていて、一番感心したのは、安藤氏が即席麺を開発した意図だね~。戦後食べるものもなかった頃、アメリカから送られた援助物資の小麦粉からパンを製造し、パン食を奨励する運動を厚生省(現厚生労働省)が行っていた。安藤氏はこのパン食奨励に不満を持ち、東洋文化であるめん類を粉食奨励の一環として取り上げない(当時の製麺業界は零細企業ばかりだったため)ことへの疑問などから、後に、チキンラーメンの開発に取り組んだという。又、何故即席麺を開発したかについては、これからは日本も成長し「忙しい時代が来る。そんな時にも簡単でおいしく、栄養があり、保存性が高く、衛生的で、しかも安い食べ物を提供し社会に貢献したい」という気持ちからだという。
即席麺と言うと手抜き食のイメージが起こるが、彼はこれからの時代を読んだ上で、その時代に合った商品開発をしたのだよね。この先見性が企業を発展させたのだろう。彼は、アメリカ進出を考え、渡米したとき、どんぶりという食器がアメリカにはないことに気が付いたそうだ。そこから紙コップを使うカップ麺の発想が生まれ、1971年に世界で初めてのカップ麺「日清カップヌードル」を発売したんだそうだ。そして、最近のニュースでも報じられたが、今年2005(平成17)年7月26日、日本人宇宙飛行士野口聡一さんが搭乗するスペースシャトル「ディスカバリー号」が打ち上げられた。この「ディスカバリー号」には、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と日清食品が共同開発した世界初の宇宙食ラーメン「スペース・ラム」が搭載され、それを食べている映像が報じられたよね。宇宙食ラーメンは、通常のラーメンだと、めんと汁が無重力空間では飛び散ってしまうため宇宙で食べれるように開発したもの。味覚も地球上とは異なるため宇宙用の味付けがされているらしいが、野口さんは「宇宙食ラーメンは、びっくりするぐらい地上のラーメンのおいしさが再現されていた」と言っている。池田の「インスタントラーメン発明記念館」では、この宇宙食ラーメン「スペース・ラム」を、世界に先駆け一般公開中でだそうだ。興味のある人は、一度、同記念館へ行ってみるといいね~。この「スペース・ラム」は、「宇宙食を開発したい」という日清食品の創業者会長、安藤百福(95歳)氏の強い意向を受けて日清食品で研究を重ねてきたものという。その安藤氏は、今年の5月末に、「私がまだ元気なうちに(若い経営陣に)経営を引き継がせたい。」と言って自ら取締役を退任している。本当に偉い人だね~。たいした能力もない経営者が何時までも社長などに居座っている会社もあるが、爪の垢でも煎じて飲むと良いよね~。
チキラー島は、日清食品のHP。ここでは、ゲームや占いなどして楽しめるよ。
(画像は、チキンラーメン)
参考:
ディスカバリー:初の「宇宙食ラーメン」搭載
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20050727k0000e040030000c.html
ラーメンの歴史
http://www.uraken.net/zatsugaku/zatsugaku_21.html
ラーメン - 語源由来辞典
http://gogen-allguide.com/ra/raumen.html
新横浜ラーメン博物館
http://www.raumen.co.jp/home/Default.asp
日清食品の安藤会長が退任 即席めんとともに半世紀
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050601-00000187-kyodo-bus_all
日清食品の創業者・安藤百福(ももふく)氏によって発明された世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」は、1958(昭和33)年8月25日に発売された。この「チキンラーメン」の誕生日を記念して、毎年8月25日を「ラーメン記念日」とし、記念日(8月25日)前後に「ラーメン記念日フェスタ」を開催、無料試食会をはじめ全国で数々のイベントを行なっているようだ。記念日は、日清食品が制定。
このチキンラーメンは、息の長い商品だな~。色んなメーカーから、次から次へと新しい商品が開発されているが、1958(昭和33)年に発売されて以来、未だに同じものが発売されている。若い頃、そう、昭和37年頃から5年ほど東京で、仕事をしていた頃、このラーメンにはずいぶんお世話になったな~。一人で下宿住まいしていたが、私の炊事用の道具と言えば、電気コンロとミルクパンだけだったからね~。出張の多い仕事で、家にいることが少なく、家にいるときは殆ど外食していたので、家での料理はこれで出来るものしかしない。出張がなく、東京にいるときは、毎日会社の飲兵衛と飲んだくれていたし、家で食事なんかすることなかったから・・・。飲んで帰って夜中に腹が減ったときなどには、このチキンラーメンを食べてた。だから何時も切らさなかったよ。兎に角、料理せずお湯を入れて3分待つだけで食べれるなんて、私のようなものにとっては最高の食べ物だったな~。ちょっと癖になる独特の味は、今食べても結構美味しいと感じるよ。最も、何処のメーカーのものであれ、この頃は歳もとったし、油分を控えるため、カップ麺そのものを食べることがなくなったけどね・・・。
そう言えば、2003(平成15)年度のNHK朝の連続ドラマ「てるてる家族」は、大阪・池田市を舞台にしたもので、主人公のパン屋さん家族をめぐる周辺の人たちの中に、後に日清食品の創業者となった安藤百福さんがチキンラーメンを発明するプロセスが描かれていたね~。役の名前は忘れたが、中村梅雀さんが演じてた。味があって面白かった。チキンラーメンは、1958(昭和33)年、TVの舞台にもなっている池田市にある安藤百福氏の自宅裏庭の粗末な研究小屋から生まれた。日清食品は発明・発見の大切さを伝えたいという願いを込めて1999(平成11)年に、発祥の地、池田に「インスタントラーメン発明記念館」をオープンしている。私は行ったことがないが、そこでは、インスタントラーメンの手作り体験ができ、その手作りチキンラーメンは持ち帰り、作りたての味を楽しむことができるのだそうだ。ラーメン好きには、たまらないだろうね~。
私は、安藤百福氏のことは、よく知らなかったが、その経歴など調べていて、一番感心したのは、安藤氏が即席麺を開発した意図だね~。戦後食べるものもなかった頃、アメリカから送られた援助物資の小麦粉からパンを製造し、パン食を奨励する運動を厚生省(現厚生労働省)が行っていた。安藤氏はこのパン食奨励に不満を持ち、東洋文化であるめん類を粉食奨励の一環として取り上げない(当時の製麺業界は零細企業ばかりだったため)ことへの疑問などから、後に、チキンラーメンの開発に取り組んだという。又、何故即席麺を開発したかについては、これからは日本も成長し「忙しい時代が来る。そんな時にも簡単でおいしく、栄養があり、保存性が高く、衛生的で、しかも安い食べ物を提供し社会に貢献したい」という気持ちからだという。
即席麺と言うと手抜き食のイメージが起こるが、彼はこれからの時代を読んだ上で、その時代に合った商品開発をしたのだよね。この先見性が企業を発展させたのだろう。彼は、アメリカ進出を考え、渡米したとき、どんぶりという食器がアメリカにはないことに気が付いたそうだ。そこから紙コップを使うカップ麺の発想が生まれ、1971年に世界で初めてのカップ麺「日清カップヌードル」を発売したんだそうだ。そして、最近のニュースでも報じられたが、今年2005(平成17)年7月26日、日本人宇宙飛行士野口聡一さんが搭乗するスペースシャトル「ディスカバリー号」が打ち上げられた。この「ディスカバリー号」には、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と日清食品が共同開発した世界初の宇宙食ラーメン「スペース・ラム」が搭載され、それを食べている映像が報じられたよね。宇宙食ラーメンは、通常のラーメンだと、めんと汁が無重力空間では飛び散ってしまうため宇宙で食べれるように開発したもの。味覚も地球上とは異なるため宇宙用の味付けがされているらしいが、野口さんは「宇宙食ラーメンは、びっくりするぐらい地上のラーメンのおいしさが再現されていた」と言っている。池田の「インスタントラーメン発明記念館」では、この宇宙食ラーメン「スペース・ラム」を、世界に先駆け一般公開中でだそうだ。興味のある人は、一度、同記念館へ行ってみるといいね~。この「スペース・ラム」は、「宇宙食を開発したい」という日清食品の創業者会長、安藤百福(95歳)氏の強い意向を受けて日清食品で研究を重ねてきたものという。その安藤氏は、今年の5月末に、「私がまだ元気なうちに(若い経営陣に)経営を引き継がせたい。」と言って自ら取締役を退任している。本当に偉い人だね~。たいした能力もない経営者が何時までも社長などに居座っている会社もあるが、爪の垢でも煎じて飲むと良いよね~。
チキラー島は、日清食品のHP。ここでは、ゲームや占いなどして楽しめるよ。
(画像は、チキンラーメン)
参考:
ディスカバリー:初の「宇宙食ラーメン」搭載
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20050727k0000e040030000c.html
ラーメンの歴史
http://www.uraken.net/zatsugaku/zatsugaku_21.html
ラーメン - 語源由来辞典
http://gogen-allguide.com/ra/raumen.html
新横浜ラーメン博物館
http://www.raumen.co.jp/home/Default.asp
日清食品の安藤会長が退任 即席めんとともに半世紀
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050601-00000187-kyodo-bus_all