斎藤茂吉「白き山」より
青山にて焼けほろびたる我家に惜しきものあり惜しみて何せむに
半紙
●
茂吉が山形に疎開したのは昭和20年の4月。
その翌月の5月、青山にあった茂吉の自宅と病院が空襲で全焼してしまいます。
その思いを詠んだ歌です。
こうした、思いをただ淡々と詠んだ歌にかえって深い感慨を覚えるのも
ぼくが歳をとったせいでしょうか。
斎藤茂吉「白き山」より
青山にて焼けほろびたる我家に惜しきものあり惜しみて何せむに
半紙
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茂吉が山形に疎開したのは昭和20年の4月。
その翌月の5月、青山にあった茂吉の自宅と病院が空襲で全焼してしまいます。
その思いを詠んだ歌です。
こうした、思いをただ淡々と詠んだ歌にかえって深い感慨を覚えるのも
ぼくが歳をとったせいでしょうか。