きままに・・ 風便り

気の向くまま、足の向くままに日々を綴ります。

秋のご馳走 ’24

2024年10月08日 22時58分21秒 | 山歩き
『 角又茸(ツノマタタケ)』

市の広報に初心者きのこ教室の募集を見つけて応募しました。
めでたく抽選に当たり勢い込んでの参加。午前10時現地集合、午後1時現地解散。

☆開講式
第一の集合場所にて、きのこについての事前勉強をします。
講師は山田先生、その他に助手さんが2名と補佐の方が1名。


前もって採集のきのこが標本として机に並べられていました。


初めて見る「オオワライタケ」、
まるで市販されているエノキダケ似。


可食の「ベニナギナタダケ」は猛毒の「カエンタケ」にソックリ。
カエンタケは触れただけでもかぶれます。
君子危うきに近寄らず、ナギナタは見つけてもスルーしましょう。

ちょっと気持ち悪い「ノウタケ」は可食です。
などなど、、、奥の深いキノコ界隈、単独での採集は危険です。


↑ 採集地にて

説明会が終わると3台の車に分乗して採集地へ30分ほど走りました。
参加者15名、注意とマナーを教えていただいています。

1名の講師に受講生5名が従い3つのグループで動きます。
採集の制限時間は1時間。


見通しが良く、隠れる所は無くて直ぐに見つかってしまいます。。
講師の先生が「キノコここにあるよ~!」と大声で叫びます。
そんな訳で競争相手が多く、落ち着いてキノコの写真は撮れませんでした。

アミタケの幼菌

オウギタケ




選別前

選別後
アミタケ・オウギダケ・ヌメリイグチ・ナギナタダケ・ホウキタケ



なんせ、量が少なくて、きのこご飯はあきらめて、急遽けんちん汁にしました。
それでも、お椀4杯分になり美味しくできました^^ 
具材は、山のきのこ・人参・ゴボウ・木綿豆腐・油揚げ・麹白味噌。


☆ 夕食前、故郷の友達から届いた冷蔵便。

我が郷土特産品の梨「にっこり」が入っていました^^

1個が642gほどの大きさ、甘くジューシーな梨です。
おかげさまで食後のデザートに間に合って美味しくいただきました^^
ほっぺたが落ちそう~~~^^
ありがとう~^^ 感謝でいっぱいです^^

☆メインフォトについて


可愛さに負けメインフォトにしました。
食可でなくとも、これほど可愛いキノコを目にするとテンションが上がります。
うれしさのあまり、隣りに居合わせた方と記念写真の撮りっこになりました。
この喜び方は、きのこ好きならではと思われます。

過去に岐阜県中津川市・恵那市のきのこ教室に参加してきました。
岐阜のきのこ先生は、ご病気と高齢になり開催できなくなりました。
今後は地元のきのこの山を歩く予定です。

※追記 10/09
検索の結果、メインフォトのキノコの名前が判明し書き直しました。
キクラゲの仲間の角又茸です。
日本では通常食用にしませんが、食用にしている国もあるそうです。
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信州への春旅 ’24(4)

2024年05月29日 23時25分01秒 | 山歩き
『 有明山と残雪の北アルプス 』
於・安曇野市

更新順序が前後していますが、「信州への春旅’24」の初日記事です。

5月11日(土)
起床は午前5時半、休憩は阿智P(中央道)と梓川SA(長野道)、安曇野インターを午前9時通過。
安曇野インターから白馬村まで、国道147と148号線を1時間と少し走ります。
もう着いたも同然^^。
早目に昼食を済ませ、宿泊ホテルには11時半に到着予定。


右側に常念岳

でも、残雪の北アルプスを見た途端、頭から時計は吹っ飛んでしまいました。
いつも立ち寄る安曇野スイス村付近の田んぼ道を散歩しました。
田植えが済んでいて、北アルプスが映っています。

左側に常念岳
この田んぼ、早春の頃はレンゲソウ畑にもなります。

今回の旅友は愛犬のこむぎです^^。

☆木崎湖風景と大糸線


昔、カレンダーなどで湖畔の村の美しい風景写真を見知っていました。
白馬に通うようになって、木崎湖だと知り必ず寄り道しています。


落葉樹の萌黄色から常緑樹の濃い緑色まで沢山の緑色を見ました。
昔、風景スケッチを描いていた頃、自然界の緑色を描き分けれたら一人前と聞きました。
ほんとに、素人の私にこれほどの色分けは難しいことです。


この日は、山頂辺りから幾つものカイトが飛んでいて、その数にビックリして眺めていました。
すると、いつの間にか電車がやって来て、慌てて1枚カシャ!。

長野県松本駅と新潟県糸魚川駅間を走る普通列車です。
いつか、一度は電車に乗って白馬へ行ってみたいなと考えています。



2時間の余裕が有ったのに、そんなこんなで到着は10分前のギリギリセーフ。
なんとか間に合った次第です。
実は、長野県在住の友達に白馬の美味しいレストランを教えてもらっていたんです。
結局、時間が無くなりお手軽に道の駅のザルソバになってしまいました。
次回は美味しいレストランへも行きたい。と、書いておこう~。

往復は1人旅でも、現場では同じ趣味を持つ者同士。
どこのどなたか存じ上げなくても気の置ける仲間になります。
以上、「信州の春旅’24」に最後までお付き合いありがとうございました。
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信州への春旅 ’24(3)

2024年05月28日 11時34分48秒 | 山歩き
『 仰ぎ見る 』
於・奥裾花自然園

奥裾花自然園入り口の真ん前に雪が残る「平成の森広場」があります。
少々の休憩後、身支度を整え自然園の中に足を踏み入れる。


配布された絵地図の番号と案内標識の番号で現在置の確認ができます。
まず、ひょうたん池にて今回初の水芭蕉を見て、急勾配の坂道を登りきると、今池湿原の土手に出ます。

↑ 今池湿原(標高1.250m)を高台から望む

開けた湿地には、まばらに水芭蕉が見え隠れ。
水芭蕉群は湿原の奥くに咲き、湿原をほぼ半周して、やっと群生に出会いました。



水芭蕉開花の前は、ふきのとうやコゴミが芽吹いていたようです。
でも、植物の採集は固く禁じられています。






この地は湿地なのですが、水辺は少なく堆積している枯れ葉の中から顔をす水芭蕉。
カメラ下手な私には難しい被写体でした。










今池湿原とこうみ平湿原を巡り終え帰路の山道を歩きます。
辺り一面はブナの芽吹きの萌黄色。
小鳥の鳴き声、足元の小さな花、手付かずのブナの森、なにもかもが癒しの世界。





リーダーが突然立ち止まりました。
指さす方向を見ると、「え!リス??」何かが木の上を走っています。
「キバシリ」とのこと。
鳥類なのに、木上では結構な速さで走るのです。
カメラを向けましたが、標準キットのレンズですから無理というもの、、、。
リーダーは、その場で過去に撮ったキバシリの写真をスマホから出しました。
地味目ながらも、メッチャ可愛い姿です。
キバシリ参考サイト ←鳴き声やさえずりも視聴可能です。

☆私にとって特別な高山植物
山荷葉(サンカヨウ)

初めて見るサンカヨウにも花と葉の対比さに驚かされました。



長い間、いつかは見てみたいと思い続けてきた憧れの花です。
朝露や雨に濡れると、花びらは透明に変化しガラス細工のようになります。
サンカヨウから離れ数分後に雨が落ちてきたのですが、団体行動ゆえ後戻りできません。


総面積約122.6ヘクタールの自然園は、水芭蕉の湿原コースとブナ林コース。
いつか、野鳥の宝庫のブナ林も歩いてみたいものですが、、、。

歩行距離約8.6㎞・歩行時間約3時間、白馬村からバス乗車時間約3時間。
おかげさまで達成感をも湧き出る楽しい奥裾花自然園ハイキングでした。


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信州への春旅 ’24 (2)

2024年05月23日 20時52分31秒 | 山歩き
『 北アルプス  於・白馬村 』
奥裾花自然園へ向かう途中の坂道で撮りました。
実は、昨日の薄暗い夕刻時に下見に来て、明朝ならバッチリ映りこむと確信を持ち安堵したのです。
ただ、曇天なのでイマイチな映りこみ。でも、嬉しいのでメインにしました。

☆5月12日(日)
2日目のハイキングは秘境とも言われている鬼無里の奥裾花(オクスソバナ)自然園。
白馬のホテルからバスに揺られること1時間半の距離です。
最初の見所は国道406号の「白沢洞門」、北アルプスの山並みの眺望が広がります。


左から鹿島槍ヶ岳・五竜岳・唐松岳・白馬鑓が岳・杓子岳。





ここまで来るのに、マイクロバスはクネクネ曲がる坂道を走ってきました。
ごらんのように標高が高いので迫力感いっぱい!。
白馬村から見上げるのとは随分違って見えます。



5分間の休憩の後、トンネルを抜けて小川村へ、クネクネの険しい坂道です。
気分悪くなる隊員も出て何度か車は数分間の停止もありました。

☆昼食の調達 
途中、鬼無里の「いろは堂本店」にて、前日に予約済みの「おやき」を積みます。


1人分3個のおやきを計24個、マイクロバスに積み込みました。
めちゃんこ美味しかったです^^

☆奥裾花渓谷
裾花川に沿う「ブナと水芭蕉ライン」を少し行くと「川浦集落」。
素晴らしい春の光景を見せてくれる集落です。byガイド氏
映え写真が撮れるそうですよ。

↑ 裾花川 (車窓より)

集落を過ぎて、奥裾花大橋を渡ると奥裾花渓谷に到達します。
渓谷の両側の地層、大昔は白馬地域が海底(フォッサマグナ)だった証拠の地層が目白押し。

フォッサマグナ:日本列島を真っ二つに分断する「地質学的な溝」。
ラテン語で大きな溝を意味します。






興味は尽きないのですが、、、。
このツアーは水芭蕉目的ですので、地層は車窓から見るだけです。
それでも、迫力いっぱいに左右から迫ってきますので、小さな歓声を1人あげていました。。。



地層好きな方には、地層だけの見学ツアーもあります。



☆奥裾花自然園
白馬村からクネクネの険しい坂道をバスに揺られること1時間半。
第一目的は、日本一の規模を誇る水芭蕉群生地の見学。
まず、出迎えてくれたのは観光センターの大きな駐車場の崖の「二輪草」の群生。





我が庭でも毎年咲くニリンソウ、1株に5輪ほどですが、、、
これほどの群生は初めて見ました。凄いでしょ~~~!
圧倒され、崖に片足を掛けて、かぶりつきで激写してしまいました。


↑ 料金所の入り口 標高(1.140m)10:30am

クマ避け鈴は必須アイテムです。

昔、3連の鈴を山野草採り用に購入。
低音域から高音域まで鳴り、クマ避け鈴としても威力を発揮するような気がします。
でも、家に忘れて、ブルーのカラビナ付きの鈴をモンベル白馬店にて購入。

さて、リーダーが料金所で入園券を購入後、8名揃って入園。
奥裾花自然園入り口(標高1.240m)まで、おおよそ30分歩きます。



最初に目に飛び込んできたのは、「オオバキスミレ」。
黄色のスミレ初めて見ました~^^



お次は、「スミレサイシン」。先に花が咲いて、葉は後から展開するそうです。
葉のハート型がかわいい^^。

お次は、なんと!!「キクザイチゲ」。
名前だけは聞いていましたが、このような花姿とは知りませんでした。





風に揺れるキクザイチゲにねばっていると昆虫が飛来。
4・5回シャッターをきりましたが逃げません。
さぞかし美味しい蜜なのでしょうね~^^。


「元池」の奥に早春の山の芽吹きを見る。
山全体が癒しの萌黄色です。



お次は「エンレイソウ」。
名前は知っていましたが、、、初めて出会いました^^。
小さめな花と大きな葉の対比にビックリです。


下ばかり見て歩いていると、、、油断大敵!目線の高さに可愛い花が沢山ぶら下がっています。



「キブシ」の花です。雄花か?雌花か?判断できませんでした。






季節の高山植物が溢れている登山道兼車道。
一見、のんびり歩いているように見えますが、、、
写真を撮っていると、「おーい!目的地の奥裾花自然園は未だ先きなんですよ~」。
「はーい」素直な私。
また帰り道にも撮れるし、心の中の声。と、カメラを一旦offに。
しばらく速足で歩きました。


途中で、メイン道路を外れ急勾配の階段を登りきりました。
小さな池が点在しています。
リーダーが指差す方向を見ると、?????






リーダーが寄り道して見せたかったのは「クロサンショウウオ」の卵。
凄い数です、しかも大きい!
クロサンショウウオの成体は見たことありませんが、、、
なんと、神秘的な光景でしょう。


遠くの残雪の山は戸隠西岳連峰、山の向こうは新潟県。

右側に見える道は登って来た登山道。
奥裾花自然園入り口まで、もう少しの距離になりました。
・・・・・・つづく
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信州への春旅 ’24 (1)

2024年05月16日 08時57分12秒 | 山歩き
『 白馬村からの眺望 』

全ての春の花が一度にドッと咲き揃う信州です。
トップ画像の中には八重桜・菜の花。
村内のあちこちに山藤・ウワミズザクラなどが、今が盛りの競演を見せます。



歩く足元には、とても小さな花々が咲いています。
リンドウ・イカリソウ・チゴユリ・ナルコユリなど。


ハルリンドウかフデリンドウ?
とても小さな花姿のリンドウ、名前を聞き逃しました。

5月11日(土)
みそらの地区に佇む、某・ホテル主催の週末1泊ハイキングに参加してきました。
集合時間:現地集合の正午、受付後に30分間のオリエンテーション。
     午後1時より白馬村内ウォーキング開始。
ルート :白馬ジャンプ台→八方諏訪神社→モンベル白馬店→木流川遊歩道→詩の小径→大出公園


長野冬季オリンピックのために造られた白馬ジャンプ台。
オリンピック開催年とその前後3回ほど訪れています。

スキー現役の頃、八方スキー場で滑った後の夕刻、リフトとエレベーターを乗り継いでスタート地点に立ちました。
眼下に広がる一面の銀世界、足がすくみながらも感動の光景でした…。



ジャンプ台とモニュメントと五竜岳を入れて縦でも撮りました。


山裾中央辺りに出発地点のジャンプ台が見え隠れ。
ここまで来ると、五竜岳が大きくハッキリ見えます。



自然観察がてらの速足ウォーキング。
それでも、感激の風景を見つけるとパチリッ!


田んぼは田植え前。
水の張ってある田んぼは少なく、期待していた映り込み撮影は難しい状況。




↑ 白馬三山と小川

雪解け水か? 
火照った体に汗が流れています。
靴下を脱いで足湯ならぬ足水をしたいね~、と女性群の声があがります。



こんなにも整備された散歩道もあります。
爽やかな木陰が暑さ知らずの散歩道、うらやましい限り。


今回のハイキング隊員は5名とスタッフ3名。
東京都・栃木県・静岡県・愛知県・から集まった計8名の構成です。




最終目的地の大出公園近くの木造りの橋。

近くの林から初めて耳にする「かじか蛙」の鳴き声。
耳を澄ますと、まるで小鳥の鳴き声のような美しさに驚きました。

大勢になるとヒグラシのような雰囲気もあります。
とてもカエルとは思えません。

予定の歩行距離は3キロほどでしたが、結果は2倍の6.5キロのウォーキングでした。
そんな訳で、ホテルに戻った時間は予定より遅くなりました。
ゆっくり温泉に浸かる時間は無くなり、とりあえず部屋のシャワーで汗を流しレストランへ。
夕食時間は午後6時半。

↑ ホテルのレストラン 

明り取りの三角窓、ルーブル美術館のようじゃありませんか。
余談ですが、このホテルの隣りにはシャガール展示の白馬美術館が在りました。
建物内の小さなホールでグランドピアノの生演奏を過去に何度か聴いています。
何かと思い出深い白馬です。

前菜から始まり白馬名物のサーモン・メインはお肉・郷土料理などのコース料理。
8名は各自好きなアルコールを注文、私はクラフトビールの小瓶。
山談義・花談義・旅談義・カメラ談義に花が咲き夜が更けていく、、、

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