「 かたくりの花 」
呉服座裏のカタクリ群生地の花が見頃を迎えています。
ジョウジョウバカマと咲き競って咲いて、どちらも可愛い。
近隣の方々、お見逃し無く。
↑ 浪漫亭西側の林の中にポツンと咲いていた一輪。
群生も見事ですが、ひっそりと咲いている1本のカタクリの可憐さは別格です。
篠笛おけいこの日でしたが・・・
急遽、仲間3人と明治村へ出かけることになりました。
明治村の記憶は小学生のころの遠足だけと言うMさん。
と言うわけで、にわかガイドおばさんになってご案内。
私の個人的理由で時間が限られている、今回は5丁目を集中して見学。
北門から入場して、帝国ホテル・内閣文庫・川崎銀行本店・大明寺聖パウロ教会堂・聖ザビエル天主堂をご案内。
帝国ホテルでは、胡弓の生演奏の音色に足を止められ、しばし耳を傾ける3人。
その後、ランチタイムは浪漫亭、着席するなり1人は季節限定オムレツ、1人は普通のオムレツ・1人はヤシライスを注文。
3人はお腹を満足させ、呉服座(クレハザ)へ移動。
↑ 呉服座(クレハザ)の紋
ボランティアガイド嬢の薦めもあって建物内を案内してもらいました。
長年明治村に通っていますが、初めて舞台にも上がり、奈落まで入りました。
当時の奈落では、15人程の屈強な男性たちが、舞台を回すために風も通らない狭くて暗い部屋に1日中閉じこもるのです。
そんな環境のため「奈落」と名付けられた地下の部屋。
奈落から花道の下の通路を通って階段をあがり花道の入り口にたどり着きます。
舞台の上の天井は葡萄棚と呼ばれ、花吹雪などを散らせる為に竹を組み合わせて作ってあります。
客席の天井は、舞台上の役者の声が良く響くように厚目の障子紙が張り巡らせてあります。
ボランティアガイド嬢の話しは最後まで興味深くて、私達は耳をダンボにしていました。
↑ 客席
中央の枡席(一般席)1つに4人座ります。
両端左右に桟敷席(上席)。
二階左右の席、合計500人収容。
↑ 客席の障子張りの天井
↑ 舞台上の天井
天井裏に人が上がり、組み込んだ竹と竹との隙間から花吹きを出します。
↑ 奈落への入り口
傾斜の厳しい階段。
↑ 奈落
昔は、ろうそく1本の灯りの中での作業です。
↑ 花道の下の通路
↑ 桟敷席と花道
主役は花道を足踏みしながら舞台へ進みます。
花道の下が空洞になっている為、足踏みの音が良く響きます。
計算し尽くされた劇場の建物、先人の知恵の凄さを見ました。
↑ ボランティアガイド嬢
前回の梅の花の時期と比べると、枝垂れ桜やコブシの開花の春爛漫之図。
でも、ソメイヨシノは週末頃から満開のような感じです。
今回は同伴者のプレミアムJAFカードで入場料金が半額になって嬉しい誤算でした。
↑ 入鹿池(川崎銀行本店からの眺望)
鴨たちは北国へ渡っていて、浮かんでいるのは公魚釣りのボートです。