きままに・・ 風便り

気の向くまま、足の向くままに日々を綴ります。

雪の旧中山道 ’25 其の四

2025年03月06日 09時07分10秒 | 四季のハイキング
『  蘭 川 (あららぎがわ) 』 

メインフォトは蘭川、「男滝・女滝」の流れが合流し、やがて木曽川となります。
撮影地:妻籠宿内

2月27日(木)晴れ
一石栃(イチコクトチ)での昼食後、40分ほど歩いて「男滝・女滝」に到着します。
12.24pm
相変わらず、こんな雪道が続くのですが、、、
それも、楽しくなって来ました。だって、こんな風景は非日常なんです。
川に橋が架かっていて、その橋の上でお互いに写真を撮りっこしていました。

前を歩いていた外国のお2人がニコニコ顔で戻って来て・・・
私達2人を撮ってあげると言うのです。
ジェスチャーまじえて「ピクチャ」だけ聞き取れました。

とってもフレンドリーな西欧の方です。
こんな時、あ~英語の勉強をもっとやっておけば良かった~
つて、つくづく思います。


で、お返しに撮りますよ。と、伝えると・・・
苦笑いしながら手と首を振って去って行きました。
ふむ?

男滝・女滝(おだき・めだき)
まずは「男滝」です。




12.40pm

そして、男滝から500mほど離れて「女滝」。


最低気温が足らず一部分の氷瀑なれど、迫力あふれるインパクトに圧倒されました。
この女滝を目の前にしているのは西欧の方と日本人の計4人。
こんな凄い光景を、ほぼひとり占め状態。



宮本武蔵(吉川英治著)に、武蔵とお通さんが登場する舞台の「男滝・女滝」。
過去に観たドラマや映画では、お通さんが横笛を美しい音色で吹くのですね。
その影響で篠笛に憧れました。

篠笛を持って再び訪れてみたいと思っています。
お通さんには程遠いけど、私も吹いてみたい。
映画の横笛のシーンは、名のある演奏家が吹き替えていると思いますが。


13.00pm


13.22pm

13.42pm
大妻籠までは雪もありましたが、妻籠宿に近づくと雪は見れなくなりました。
青空の下、春間近の里山風景です。


13.45pm
やっと妻籠宿の入り口です。
でも、バス亭までの距離が皆目見当つかず走り出しました。
バスの発車時刻は14時23分。

13.52pm
馬籠宿内、まだ冬休みのお店が多いでのですが数軒は営業中。

13.54pm
これだけ人通りが少ないと江戸時代にタイムスリップしたようです。


「道中おやき本舗 わちのや」
人気店、行列ができています。
お店の主にバス停の場所を聞き出してから、安心しておやき4個購入。
出発時間に間に合いそう^^。


14.20 pm  妻籠バス亭 屋根付きの待合所
バスの待ち時間、購入のおやき1個をお腹に入れました。



14.23pm
乗客6人が妻籠から28分ほど揺られて馬籠に戻ります。
支払いは¥600現金のみ。

14.46 pm 馬篭宿バス亭前

15.00pm頃
場所は、馬籠宿の中腹に在る喫茶店のガーデンテラス。
冠雪の山並みを目の前にして、最高のおやつタイム♪
支払いはペイペイの予定でしたがスマホは充電切れ…。

万歩計は20.000歩弱、久しぶりの数字です。
往復4時間を友達の運転に頼りました、大感謝しています。
ありがとう~^^
次回の2人のハイキング会は私にお任せあれ。

☆おまけの写真
折り鶴イヤリング
翼の長さ:2.5㎝ 体長:2㎝
強行軍なれど可愛い物も見つけました。

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雪の旧中山道 ’25 其の三

2025年03月04日 16時17分25秒 | 四季のハイキング
『 巳 年 』

メインフォトは、休憩所(江戸時代の建物)の柱に掛かっていた干支飾り。
休憩所の名は「立場茶屋 一石栃(たてばちゃや いちこくとち)」です。

7月27日(木)晴れ
標高790mの「馬籠峠」から標高430mの「馬籠宿」まで5.5㎞の下り坂道になります。
11.06am
旧中山道、馬籠峠の雪量。
流石に長野県、雪の深さが今までと違って、道なのに春のゲレンデのようです。


11.21am


11.25am

ほんの少しの油断でスッテンコロリンの下り坂の連続。
その間は、さすがにスマホカメラと言えども持つことはできません。



11.28am
ここまで来ると、枯れ落ちた杉の葉が滑り止めになって、歩行が楽になります。
やっと、第3の休憩所と決めていた「立場茶屋 一石栃」の建物が杉木立の中に見え隠れ。







11.30am 立場茶屋 一石栃(たてばちゃや いちこくとち)
休憩所の庭先に到着しました。
冬木立は枝垂れ桜でしょうか?
桜の咲くころにも訪れたいものです。

立場茶屋について(説明立て看板の抜粋)
江戸時代、馬籠宿と妻籠宿の中間に置かれ、往時は7軒も在る繁栄ぶり。
宿場を保護するために食事・宿泊はNGだったそうです。
この地においては、この一石栃(牧野家住宅)だけが残っています。





中を覘くと外国のお客様ばかり。
入るのを躊躇しながらも、暖簾をくぐり遠慮気味に入りました。
聞こえる言葉は英語ばかりですが和やかな雰囲気に一安心。











忙しそうにお勝手で大きな赤カブの自家製お漬物を切っている御亭主。
セルフサービスの温かなお茶と甘酢漬けが体に沁み入ります。

御亭主が一息ついた頃、写真撮影の可否を伺いました。
「うんうん、どんどん撮っていいよ」。
意外にもOKです、フレンドリーな優しい御人でした。

入り口付近に竹製の貯金箱を見つけました。
無料ではありますが感謝の気持ちを投入。

11.45am
外へ出るとベンチに2つのリュック、大きさを比較。


・妻籠宿側から写す
お二方は馬籠宿方面から歩いて来ました。

11.52am 無料休憩所
立場茶屋での食事NG、こちらにての昼食は持参のおにぎり1個とお茶。

妻籠宿まであと4.7㎞の案内標識。
昼食時間は5・6分。次の休憩地の「男滝・女滝」を目指して雪道をまた歩きます。


12.pm


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雪の旧中山道 ’25 其の二

2025年03月02日 22時52分00秒 | 四季のハイキング
『 路地行灯 』

2月27日(木)晴れ
自宅を日の出とともに出発。
途中、ハイキング友達と合流して助手席に座り、目的地は岐阜県は馬籠宿。
友達の案内で旧中山道の「馬籠宿~妻籠宿」を歩ける所まで歩こうと軽いノリのハイキングの予定。

9.17am
歩き出したとたん、空気が違います。一呼吸で身体が浄化されて生き返ったよう。
だから、山は良いのですよね~^^。

9.27am 展望台からの「恵那山」。

気持ちが良くなって恵那山と記念撮影♪
すみません、お邪魔虫ですがご容赦くださいませ。


9.31am
快晴です。雲一つない真っ青な空が広がってハイキング日和^^

なのに、いきなり道を間違えて山中に迷い込んでしまいました。
道は、雪が融けて凍っています。ツルン!キャー!
危ない危ない。氷の上の歩き方を忘れていました。

前に進もうと思ってはダメです、足を小幅に刻んで一歩一歩地面を踏みつける。
なんとかツルンツルンの道を歩けるようになりました。
でも、しばらくすると道が無くなり・・・

9.40am
こんな崩れた場所を立って歩くなんて無理です。
お尻を落としてズルズル~、なんとか渡り切りました。

それにしても、変じゃない? こんな危ない道が中山道?
そんなはずはない! これは引き返さなければ危険!と思い直す二名、、、。
30分ほどのロスタイム発生。。。


10.02am
正規の中山道に脱出できました。
でも、やはり道路上は溶けた雪が凍てつきツルンツルンです。

  


10.06am
後ろを歩く友達が「おーい、一枚撮るよ~」。
滑る道にも歩き馴れての記念撮影。
背中は汗をかいて帽子も暑くてリュックのポッケへ。


10.12am
第一の休憩所(水車塚):馬籠宿から900m。

1時間ほど歩いて初めて人と出会いました。
聞けば大学4年生とのこと。
江戸から京都までの旧中山道を走破すると言うのです。
江戸を立って15日目、全行程は25日間を予定しているとのこと。
頼もしい青年であります。


10.13am
なんと!青年から所望されての記念撮影です。

妻籠を朝の8時に出発したとのこと。
歩く人に合わなくて不安な気持ちで歩いていました。
きっと、彼も私達もお互いを見てホッとしたんだと思います。


道端の道祖神


左側:10.12amの休憩所   右側:10.30amの休憩所
鐘は熊除けです。
カーン カーン カーンと静粛に鳴らしましょう。

10.42am
集落内の道路には滑り止め効果の工夫もあって結構早く歩けます。
でも、ここですれ違った二人目の日本人紳士。
「ここから先きは雪がありますよー!」と、明るく楽しそうな声でのアドバイス…。

 
不安げに先を見る・・・

10.50am
道中の熊野神社にて安全祈願


10.55am
集落を抜けると道路上に雪が見えて来ました。
現在地は標高777m(スリーセブン)、もうすぐ標高790mの馬籠峠です。


11.00am  岐阜県と長野県の県境
やった~~~ ぴょ~ん!飛び越えました^^。

同上時刻
岐阜県を振り返る。
道路は除雪してありますが歩道は雪道。
気を抜いてはいけません。



そして、、、感動の馬籠峠。

残念ながら峠の茶屋はクローズしていました。
峠の茶屋での一服とお団子も夢でしたが…。


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雪の旧中山道 ’25

2025年02月28日 15時35分05秒 | 四季のハイキング
『 氷の造形美 』

2月27日(木)晴れ
妻籠から馬籠までの旧中山道を歩いていて遭遇した氷の世界です。













川の流れが凍ってしまうなんて、普段の生活では目にすることのない光景。
ゆっくり観察したい所ですが時間制限があり先を急ぎました。

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岩村の最高峰「三森山」ハイキング

2025年02月14日 23時15分55秒 | 四季のハイキング
『 雪降る岩村城下町 』

2月13日(木)現地は雪
今月の低山ハイクの目的地は、岐阜県恵那市岩村の「三森山:1100m」。
当地は快晴でしたが、県境辺りから車窓の風景は雪景色に変わりました。

 

三森山に近づくにつれ、降雪量は増えています。
登山口近くの坂道に積もる雪、バスのタイヤは音をたてて空回りして前進できず。
それでも、ドライバーさんは果敢に3度のトライを試みました。



メンバーの誰もが「もう止めて帰りましょう~」声をあげました。
すると、リーダーは一言「予定を変更しよう」。
バスは慎重に方向転換、新たに向かう先は「農村光景日本一展望台」と「岩村城下町」。

☆ 農村景観日本一地区




意外に急勾配の階段。
念願の光景を目にできる私は、一番先頭で駆け上がりました。
雪と風が顔に当たります。カメラは雨合羽の下に隠し持ちながら





久しぶりに見る本格的な雪景色 ♡
降る雪は強く、遠景はホワイトアウト気味で見通し不良。
それでも、素晴らしい日本の原風景です。



再び通りがかる機会があれば、春や秋の風景も見てみたいものです。
住所:岐阜県恵那市岩村町富田

☆ 雪降る岩村城下町散策
岩村城下町は、国の「重要伝統的建造群保存地区」に選定されています。
過去に映画(銀河鉄道の父)のロケ地にもなりました。


道路は除雪してありますが、屋根や日陰には雪が残っています。




城下町では、お雛様の展示を催行中、あちこちのお店を覘き見しました。



その中でも、一番長居した女城主で有名な岩村醸造さん。







幾つかのお酒の試飲、最後に甘酒を所望^^。
結局、梅酒1本と酒粕のチョコと板の酒粕を購入しました。


↑展示の一例
店の奥には、江戸時代から現代のお雛様の展示。
和風な裏庭に出ると小川が流れています。
手水場の水の音、素敵な空間が広がっています。

☆岩村の気温(午前10時)
郵便局の寒暖計。
近づいて温度を確認すると3度、ブルッ!
急に寒さを感じました、人間は目でも寒さを感じるものですねぇ…。

☆お土産

大好きな和菓子類を4種類と梅酒1本を購入。
最中とカステラは今日のおやつになりました。
今も江戸時代の製法を受け継いでいるカステラがとっても美味しい~~^^ 

 

☆ 昼食と温泉
利用した施設は「バーデンパーク曽木」。
朴葉焼き定食を注文しました。

実は生まれて初めての朴葉焼き、驚くほど美味しくて目がパチクリ!

※追記
この地方の朴葉焼き、たいていは鶏肉なのですが、珍しく豚肉でした。
朴葉の葉も枯葉色なのですが、珍しく緑色です。
以上は、同席した5人のメンバーからの情報です。記2/15

※訂正
すみません、「見森山」を「三森山」に訂正しました。🙇



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