きままに・・ 風便り

気の向くまま、足の向くままに日々を綴ります。

富士登山 4

2013年08月19日 20時30分42秒 | 富士山に登り隊
 

8月3日(土)午後6時、太子館でのカレーライス夕食後、添乗員さんから明日の予定を聞く。

※添乗員さん・・「午前4時起床、午後4時15分出発」です。

え??? 15分間で身支度を済ませて山小屋をを出発する? 
誰もが我が耳を疑う。

特に女性群からはブーイングの小さな嵐、洗顔する暇も着替える時間もないじゃないのぉ~~~!
つまり、着衣のまま寝て、起きたら、顔も洗わず、そのままザックを背負い、登山靴を履いて山小屋を出る。
そうです! すっぴん&着の身着のまま勝負なのであります。 
うむぅぅぅ。。。 山女なら それぐらいのことが出来ないでどうしましょう~!
やってやろうじゃないのぉ~!と、 開き直りが必要であります。

8月4日(日)
朝、目覚める。予定通りの行動で山小屋の前に立つと・・・
夜が明け始める空に三日月と金星のコラボ。 言葉はなにも出ず。







 



★全員が揃い準備運動を済ませ、御来光が見える場所まで下山開始。
変わりゆく空の模様を確かめながら、ゆっくりと登り隊は進む。




山中湖は、「三日月湖」とも呼ばれています。




山中湖より下に雲海が広がっています。。 
「富士山に一番近い湖」 たしか、山中湖のキャッチフレーズでした。


   ↑ 空の三日月と地球の三日月のコラボ。 
     この時ばかりは今までのことが思い出され感無量になりました。登って良かった~!!











感動の御来光を拝み見バンザイ三唱の後、我に返りお山の方を振り返る。


 ↑ 朝焼けの山肌にイワツメ草。手前の小さな株はオンタデ。


 ↑ 下り七合目付近からの埼玉県方面の山並み


 ↑ 6合目で見つけた看板
   ここは、江戸時代までは5号5勺だったそうで「砂ふるい」と、呼ばれていたそうです。
   8合目からここまでの下山道、火山灰の砂走りを一気に駆け下りて衣服に付いた砂を払い振り落とした場所だそうです。
   わらじも新しい物に履き替えたそうです。 昔の人は草鞋で登山したんですねぇ。。。 凄いです。

 ← 午前7時30分
 ↑ 今回、苦楽を共にした登り隊のメンバーと先生たちです。
   38名全員登頂に成功しました。 大変お世話になりありがとうございました。

★富士スバルライン5合目のレストランで、重いザックを下ろし、きちんとした朝食に「ほうとう」を注文しました。
 ひさしぶりの食事らしい食事は美味しかったです。


 ↑ デザートのこけももソフトクリーム 大人サイズは食べきれないのでお子様サイズに注文。
   と~っても! おいしかった~~~♪

★正午には山梨県の温泉地に到着し、3日間の汗とあかを洗い落として昼食タイムを摂り帰路につきました。
 長年の念願が叶い、これ以上の幸せはありません。ありがとうございました。
 日にちのかかったレポートを最後まで見ていただいてありがとうございました。
コメント (6)
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富士登山 3

2013年08月12日 19時19分30秒 | 富士山に登り隊
8月3日(土) お鉢巡り
午前11時35分、 富士山最高峰の剣ヶ峰を目指してお鉢巡り隊は出発する。
歩き出した途端・・・目の前の世界が一変する。
今までの登山道から見る風景とは全然違う有様なのだ。
頂上まで登れた友人だが、お鉢巡りは断念したので私は躊躇したりもした。
でも、やはり・・・ この世界を見ることができて良かった。
後悔を残さず富士登山を終えることができるだろうと思えた。

 ← 午前11時43分






 ↑ 火口の中には夏でも融けない根雪。
   でも、黒い土が雪面全体を覆い、気を付けて見ないと雪かどうか分かりずらい。



 ← 正午
 

 ← 午後12時04分
↑ 剣ヶ峰の測候所と馬の背を登る人々。

★郵便局前の小高い丘の上で、下から吹いてきた風に帽子を持って行かれてしまった。
追いかけど、足場不良のため断念。すかさず近くの男性が再び帽子を追いかけてくれたが・・・
帽子は谷底に落ちてしまった。
富士山頂に落とし物一つ。。。  帽子は布製だから、いづれ・・・土にかえるよね?

 ← 午後12時16分
 ↑ 「山頂の郵便局」 決して広くない局内は、ハガキに記念スタンプを押して投函する人々でごった返し状態。

 ← 午後12時40分
 ↑ 滑落防止の鉄の柵は、当時の測量士さんたちの手作りです。
   厳冬期、測量当番の交代のとき、強風が吹くと簡単に落ちてしまうのです。
   現地山岳ガイドさんから「富士山頂」という映画の紹介がありました。
   是非とも、読んで映画も観たいと思います。

 
 ↑ 馬の背の登り坂、10分の8の辺りで見つけたクジャク蝶


 ↑ クジャク蝶をトリミングしました。
   この蝶とは3度目の出会いです。一度目、清里高原。二度目、白馬八方高原。
   草木が一切ない高度の富士山頂で蝶に会えるとは思いもしませんでした。不思議です。

★馬の背を登りきると剣ヶ峰山頂。
 今日、ここでの記念撮影に要する時間は30分程。列に並んで待ちます。

   ←午後13時08分
 ↑ 二等三角点

★全員の記念撮影が終わり、吉田口頂上へ向かう。
 ← 13時17分
 ↑ 振り返ると剣ヶ峰と測候所跡地。

 ← 13時25分


 ← 13時27分
↑ 後方は富士山最高峰の剣が峰と測候所

 ← 13時36分
 ↑ 山頂辺りの雲の動きは目まぐるしく変わります。
   帽子が飛んで無くなり、頭皮がジリジリ熱くなります。
   その場しのぎでハンカチで帽子を作りかぶりました。
   これだけでも頭は涼しくなります。
   
   ※簡単帽子の作り方・・・ 
    ハンカチの4角をクルッと縛ります。全体的に小さ目に絞り込み、頭に乗せて自分のサイズに合わせます。
    そこそこ強い風でも飛びませんでした。

★下山
 8合目の太子館まで砂走りを歩きます。
 ← 午後14時14分

 ← 午後14時24分


 ← 午後14時25分

★砂走りの歩き方
 スキーの要領で滑るように歩きます。 
 靴を下した地点から、かかとの位置が2、3センチずれますので、そのまま ずぅる~ ずうる~と、流れに逆らわずに歩くと楽です。
 
★ちょっと、出かけますので最終回はお盆明けになります。

つづく
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富士登山 2

2013年08月08日 14時01分48秒 | 富士山に登り隊
 
↑ 午前4時35分




↑ 午前4時39分


天気予報通りの雲り。
確かに下界は曇って雨も降っているだろう・・・
でも、広がる雲海の上は快晴なのだ。

言葉にならない・・・ 美しい朝焼け

★8月3日(土)
スケジュール 午前4時起床 午前4時50分(7合目)出発。 
       山頂にてランチタイム。
       昼食後お鉢巡り。 そして8合目まで下山。

 ← 午前5時11分

 ← 午前5時12分

 ← 午後5時15分

 ← 午前5時19分



 ← 午前5時52分
 ↑ 一回目の小休憩タイム

 ← 午前6時22分
 ↑ 二回目の小休憩タイム

★ 富士山の山頂近くになると、植物の種類は少なくなります。
  保水性の無い土壌、オンタデは2メートルも3メートルも根っこを伸ばして生きています。
  このオンタデは富士山のパイオニア的植物なのだそうです。
  なぜか? 
  オンタデは生涯が終わると土に返ります。それを何年も繰り返すと植物が生きることのできる土壌ができるのです。
  いつの日か、富士山にもお花畑ができる可能性がこの風景から見いだされるわけです。以上、現地山岳ガイド氏の受け売り。


 ↑ 「オンタデ畑」 まるで、人間が作る畑の作物の様に等間隔な生えかたですが、オンタデの考えで生えています。 

 ← 午前6時25分
 ↑ 朝日を浴びて輝くオンタデ。 
   他の山でも良く見かけるオンタデは地味な花ですが、この時ばかりは富士山のお花畑の先駆者としての威厳を感じる程でした。


 ← 午前7時21分
 ↑ 雲海のかなたに浮かぶ八ヶ岳連峰






 ← 午前7時24分


★ 最初の八合目到着 午前8時11分

 ← 午前8時50分
 ↑200円で購入のアンパン。 あんこがとっ~ても!! 美味しい~♪
  すぐ売り切れるので「まぼろしのアンパン」と売り子さんが言ってました。
  それから、バナナを1本購入し友達と半ぶんこして食べました。バナナは午後の下山の為のエネルギー源です。

 ← 午前9時18分
 ↑ エネルギー補給が出来て足取りも軽やかに山頂目指します。

 ← 午前9時28分
 ↑ 山頂の日の丸が目視できると元気が湧いてきます。

 
★ 「パルスオキシメータ」 指の先を挟むと血液中の酸素濃度と脈拍が表示されます。
 ← 午前9時29分
 ↑ 平地では94ぐらいでしたが、八合目を越えたあたりで10下がっています。
   頂上で計測はできなかったのが残念です。
   ちなみに、現地山岳ガイドさんは頂上でも100越えているそうです。。。さすがに山男であります。

 ← 午前9時30分
 ↑ 血中酸素濃度の値に異常は無く高山病の心配も無いことを目で確かめ、一安心之図 

 ← 午前9時47分

 ← 午前10時07分
 ↑ 亀がうさぎさんを追い越すところ。

 ← 午前10時40分
 ↑ 山頂の鳥居と阿吽の狛犬

★ 7合目からの頂上到達時間は6時間ほど。

 ← 午前10時46分
 ↑ 登頂の興奮が少し落ち着き、雲海をバックに「やったね~♪ ピースサイン之図」

★ 富士山頂のごちそう 午前11時00分
  
 ↑ 山頂レストラン   
   1杯700円の温かい豚汁、とっても美味しくて素早く完食。
   おかわりしたかったけど、満腹にしちゃうと山歩きは出来なくなるので我慢の子に徹する。

つづく
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富士登山 1

2013年08月05日 22時19分07秒 | 富士山に登り隊
若いころから常々考えていた、一生に一度は登っておきたい富士山。
昨年の夏の登山計画は、体調不良で今年に延期された。
今春から計画を立てて臨んだ富士登山。
運悪く? いや、運良く世界遺産登録年と重なった。
この度、8月3日(土)念願叶い登頂に成功。

★8月2日(金) 
 富士スバルライン5号目(2305m)~7合目の鎌岩館(2790m)。
 標高差485mを休憩を取りながら3時間かけて登る。

★スタート
 ← 14時00分
↑ 雨の心配がでてきてザックカバーを装着して出発。

★富士スバルライン5合目~6合目までの植物
  

 ← 吉田口5合目付近 

  



富士山のクルマユリは、今まで見たクルマユリと比べるとビックリするほど小さい。
ピんンポン玉ほどの可愛いクルマユリに見惚れながら・・・「なぁ~んて!可愛いのぉ~♪」って、歩いていると、、、
んんん? 何かいる。 何かの動物らしき物体を発見! 
思わず、「あ~ 何かいる~!!」と、小さく叫んでしまった。

 ← 14時37分
             ↑ クルマユリの近くに小鹿?
私の近くにいた数人も気づき、大慌てでシャッターを切るが間に合わない。
小鹿は草を食べる為に頭を下してしまうのだ。
先頭を行く山岳ガイド氏には声が届かず、隊の進行は止まらない。

 ← 14時42分
↑ 進行方向左下側の佐藤小屋の駐車場にはたくさんの車が見えるが、たちまちガスが登ってきた。
  画像の矢印は日蓮聖人所縁の八角堂。富士山の金剛杖の八角形は、この建物のデザインだそうです。

★世界遺産に登録された富士山は試験的に入山料金が発生。
 6合目の富士山安全指導センター前の仮設受付にて1000円を支払い缶バッジを頂戴する。
 ← 15時00分

 


★6合目~7合目の山小屋までの道のり

 ← 15時12分

 ← 15時21分

 ← 15時22分
 ↑の写真のズーム画像

 ← 16時14分
 ↑ 有名な九十九折登山道の始まりです。

 ← 16時38分
 ↑ 一人通行の険しい登山道の為に渋滞が発生します。

 ← 16時45分
 ↑ 岩に手をつき這い登る感じです。

 ← 16時47分
 ↑ 振り返えって1枚。

 ← 16時47分
 ↑ 現場で「ヤマヨモギ」かも?と、言う声が聞こえましたが、定かではありません。
   帰宅して検索しましたが、名前を特定できませんでした。

 ← 16時56分


 ← 17時06分

 ← 17時40分
 ↑ 夕食の海老フライ弁当を完食しました。

★夕食後、ザックの中味を整理し就寝。 友人のスマホの明日の天気予報は曇りのち雨。。。

つづく
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