きまぐれあたしの日記。

きまぐれにあたしが書きます。

アンニュアージュトーク 吉川晃司vs姜尚中

2009-02-06 00:03:33 | イベント
第194回 コーセーアンニュアージュトーク「僕たちが遺すべきもの」
@恵比寿ガーデンプレイス・ガーデンホール

2週連続で恵比寿。
25周年yearで最初に会うのがトークショーってのはちょっとしょぼい気もしなくはないけど、ほっとかれるよりはいい。

そろそろ始まるかなって時に唐突にまあくさんと吉川がステージに登場。
恒例(だそうです)のプレトークということで、「ここ最近は何してたんですかぁ?」みたいな軽いお話。
「レコード作ってます」
レコードって、、、まだ言うか。。。(笑)
「大河もやってます」ってことで、信長さんのモノマネ、じゃないですね、あの声で、「猿っ」「天・地・人」とか言ってくれちゃう。
フツーの吉川の姿で「信長の声」ってのが不思議なんだけど、いい声だわぁ。
こんな特技があると(特技とも言いませんが)、飲み屋で若いおねーちゃんに
「信長でしゃべって~」とか言われ得意げに喋ってんじゃないのかねー、とイジワル妄想。

老眼でケータイの文字を大きくしないと見えないって。
「大」じゃないよね?せめて「中」ですよねー。

今日のお洋服は、先週見たのと基本変わらないんだけど、何か違う。先週はあんなにカッコよかったのに・・・
なんでだ?!
薄いグレーのシャツに濃いグレーのジャケット、ジーンズをブーツインで。
先週は白シャツに黒の革ジャケットだったからしっくりきてたけど、今日はおしゃれジャケットというより「背広」みたいなんだもん。
それなのにブーツイン、上半身と下半身がアンバランスなんだ。
このスタイル、基本はカッコいいんだけど、ちょっとずつずれてって、あたしたちが最も怖れている「魚河岸風」にならないで欲しいです
前髪切ったっぽい。色も変わってた。

見に来ていた前田日明さんも呼び入れて結婚トーク。
吉川は「結婚には興味ない」とか言っちゃってたけど、前田さんのお子さんがすごくかわいい、という話から前田さんからのアドバイスはズバリ
「仕込んじゃえ!」
上品なアンニュアージュトークでこの発言だけど、「なるほどねー」と納得の吉川。
本日のテーマ『僕たちが遺すべきもの』・・・ぜひ吉川のDNAを残していただきたいなー。

プレトークでこんなに書いちゃったけど、本編も盛りだくさんで面白かった。
吉川がメモを見ながらトークをすすめていく感じ。
マイトリにもあったけど、数日前に朝まで飲んだのが初対面らしく、姜さんは吉川が(良い意味で)イメージと違ったってことで、これでもかーってくらい褒めまくっていた。
信長を見て、役者として凄くいい、姜さんの好きな緒形拳さんみたいな役者さんになれるんじゃないか、とベタ褒め。
静かなる狂気(凶器?どっち?)を演じて欲しい、と。
実際そういう役もやって吉川には合ってると思うけど、会ったばっかりでそういう風に思う姜さんの人を見抜くチカラってすごいな。

大河ドラマが現代風なドラマになっている中で、吉川が時代劇にこだわって演じてるって話があった。だからああいう喋り方にしてるらしい。
テレビってのはわかりやすく作りたがるから、吉川自身がイメージして演じたい信長と、世間がイメージする信長、つまり「わかりやすい信長」とは違うから、制作側の意図とは相反しちゃう。
でもそこは何とかセリフまわしとかで(そんな話だったかな?)こだわって演じたい、と。

姜さんは、人としての経験が滲み出てくるような役者さんがいい役者さんだってことを言っていて、吉川は10年位前に精神的にも物理的にも追い詰められてリセットしなくちゃならなかったことがあって、そういう経験が今に生きているんじゃないかって。
そういうことはない方がいいけど、それをちゃんと肉にできるってそう容易いことじゃないよなー。
高い山に登るには一度谷に落ちた方がいい。回り道のようだけどそうじゃない。
んんん~。。。高い山、ヘリで行っちゃダメですか
抱える無念とどう向き合っていくか。
時々吉川からこういう話を聞くと、どうしたらいいの?とあたしはホントに教えて欲しい。
昨日は、無念はなくならないから別の考え方をする、みたいなこと言ってたのかな。
いつも答えがない。

「はい、質問」と手を挙げて姜さんに質問する吉川。
かわいいんですけどー
今どきの東大生って?机上の空論、人付き合いがヘタなんじゃないか、とか吉川の言いたいこともわかるけど、それってもしかして偏見じゃないのかな~って気がしないでもない。

話の流れは忘れちゃったけど、姜さんから「フェラーリに乗ってるんですよね、どうですか~?」みたいなことを聞かれて、いつものように
「風の向こうに何かがある、カーブをギリギリまでスピード落とさず曲がってみたいんだ」みたいなかっこいいこと言ってたけど、本音がぽろっと。
税金対策
社用車なのね。やはり・・・。

最後に吉川のギターで姜さんが歌う「傘がない♪」
難しい歌を一生懸命歌ってましたけど、やはり難しいらしい。
ってことで、最初こそちっちゃめな声で歌ってた吉川が最後の方はチカラいっぱい歌ってくれて得した気分。
姜さんの語りつき(笑)で吉川の歌う「傘がない」、すごくよかった。
姜さんの亡くなったお友だちがスキだった歌、っていうエピソードが語られて、何だかしんみり聞いたけど、この陽水さんの深い歌詞に何か思いがあるのかと思ったら、
「友達はバイトしてて、いっつも「行かなくちゃ」って言ってたんですよー」
あれ?ここ笑うとこ?じゃないよねー。

質問コーナーで、やっとテーマっぽい「遺したいものは何ですか?」
吉川は、「何もない、あいつバカだったな~、最後まで何をしたかったのかわかんなかったよ、と言われたい。」
姜さんも「遺すというより、とにかく最後まで生きる」というようなお答え。
でも大学で学生に話したことが相手に残るのは嬉しい、とも言ってた。

最後に一言。
吉川は「頑張りましょう」
姜さんは「時は必ず来る」

はい。その時が来るまで、頑張りましょう!


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一般エンタメ費と晃司費は分けて累計することにした。
コメント (6)
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