マチンガのノート

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チャンブラにて  監督 ジョナス・カルピニャーノ 出演 ピオ・アマート 感想

2021-07-01 23:36:38 | 日記

南イタリアのスラムに住む、ロマの人たちとアフリカからの難民を扱った映画です。

主人公たち出演者の多くも、実際にそこに住むロマの人たちとのことです。

[感想]

歴史的な様々な経緯や、そこから来る差別などの事情があるにせよ、

小さな子供がタバコを吸っていたり、大人たちも窃盗を繰り返したりと、

近辺に住む他の人達からは嫌悪感を持たれ、距離を置かれるだろうことが解ります。

彼らの住んでいるのは行政の立てた公営住宅なのでしょうが、

彼らはイタリアに居ることに感謝するという発想も持たないようです。

彼らと距離をおいて暮らすエリート層は、彼らの権利を擁護しているのでしょうが、

近くに住む普通の人にはそのようなことは、伝わらないだろうと思いました。

ヨーロッパは階級社会とのことで、上の決めたことに不承不承従っているところが

大きいのだろうと思いました。

抽象的な理念は、生活上の感覚を超えることは難しそうです。