うちの家では、なんとなくいい大学に行くのが当然のような感じだった。
多分、父親は祖父に小さい頃からあれをしろこれをしろと言われ続けた結果、
自分で考えたりする主体や内面も成立しなかったが、暗記で進学校に行き、その後は防大に入り、
幹部候補生学校を中退しても、大企業に入れて、そのまま居させてもらえたので、自分がおかしいことに気づかなかった為、
こちらに対しても、それなりの学校に行くことが普通という感覚だったのだろう。
普通の大学に行っていれば、自分で考えて行動する機会があっただろうから、何となく自分がおかしい事に
気付いていたのかもしれない。
母親の方は、自分の父親が戦前の大卒でかつ商社の支店長で、兄も有名大学に行き、自身もいい高校に行った後に、
大手生命保険会社に入ったので、周囲の男性社員は有名大学卒の人が多かっただろうから、
自分の子供も有名大学に行って当然という感覚だったのだろう。
母親の方は、それなりに家庭内での教育や躾を受けていたのだろうが、夫の父親が常識もなく、
何をしだすか解らない人だった上に、夫も常識がなく、主体が無いので責任感がないため、
夫の父親や、夫の兄弟から守ってもらえない上に、自分の兄姉とも疎遠なため、逃げ出す先や、
相談する相手も居なかったので、こちらを世話したり、教育することも思いつかない状態になったという面が、
多きかったのだろう。
何かと核家族というものが子育てに向いていないと言われるが、結婚した相手の家族が
常識がないと、さらに子育てに支障をきたすのだろう。
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