MASの搭乗員日誌

気がつけばフルスロットル!別館

いきなりDF伝説

2008-06-29 10:09:32 | 搭乗員日誌 TOS編
TOSより入電!

天気さえ良ければ当然フライトですが今日は朝からドシャ降り。しかし、たまにはこんな日もなければ押入れの在庫キットは溜まる一方・・・。飛ばせないなら本日は潔く製作日と決め込みます。

さて、今日の料理は「アートテック製Su-27ジュラーヴリク」。
このキットは某「世界模型」の激安処分特価品を通販で購入したもの。ちょうど今年のゴールデンウィークに飛ばそうと思い、TOS初のDFプロジェクトを意気揚々と立ち上げたまではよかったものの、キットの箱を開けた瞬間とってもいやな予感が・・・。
本来この製品は送信機を含むメカ類や、バッテリー、充電器までもセットされた「RTF」と呼ばれるもので、簡単に言うと「おもちゃラジコン」の範疇に入るものです。当然、製作箇所は少なく、サクッと仕上げて連休中はEDFを堪能する予定でしたが、そう簡単には問屋が卸しませんでした・・・。


まず、
①クソ重い、GWS風の発泡白無垢の胴体&主翼。
この手の発泡素材にいい思い出がありません。重い割りに強度が無く、アルファモデルやフライングスタイロの高品質素材とは比べるべくもありません。
②JRユーザーには無用の双葉コンパチ受信機と、異様に怪しいアンプやサーボなどのメカ類たち。
双葉製のプロモセと動作するようです。ツインダクトなのでアンプは2系統必要ですが、2個をワンボディ化したものがFM受信機とピッタリ寄り添ってメカルームに押し込まれているという仕様です。ノイズ対策とは完璧に無縁の世界です・・・。
③はじめからバランス狂いまくりの3セルリャoッテリと、なんとフルオートのAC充電器。
おそらく最低ランクのリャoッテリだと思います。EDFはバッテリの依存度が高いので心配ですね。充電器に至ってはコワくてとても使えるシロモノではありません・・・。

結局、付属の受信機、サーボ、リャoッテリ、充電器は不使用とし、それらは手持ちの物を使うことにしました。DFユニットとアンプは新規で揃えると高くつくのでそのまま使ってみることにしました。ついでに標準の「ウシさんカラー」も非常にカッコ悪いのでロシアっぽく全塗装。
・・・というわけで、激安特価で買ったはずの機体も、非常に高い買い物に思えてきたのは言うまでもありません・・・。

それにしても制作にダラダラと約2ヶ月も鰍ゥってしまいました。実は製作途中にDFユニットの回転テストをしたのですが、フルスロットルにしたのにもかかわらず、あまりの引きの弱さにガッカリ・・・。64口径ツインってこんなモンなの? まぁ、バランスも何も追い込んでない「素」の状態ですからかね。で、いつも飛ばしている飛行場の「EDFの達人」Sさんに聞いたところ、インペラのバランス取りで歴然と差が出るとのこと。でもこのユニット、既に胴体にガッチリ組み込まれてしまってるからなぁ・・・まぁいいや。


そんなこともあって、ゴールデンウィークもあっという間にすぎ、制作意欲が下降しきったまま今日を迎えたのでした。しかしこのままではお蔵入り必至でしたので、悪天天候をきっかけに気持ちを奮い立たせてイッキに完成まで漕ぎ着けたのでした。その気になれば何とかなるモンですね。
でも、もう、こうなったら初フライトの結果はどうでもいいですね。さぁ、新しい世界を開くことが出来るか、それとも・・・。