2012/2/1 (水曜日) 晴れ
昨日の組み立てでピストン弁の心棒が長過ぎて調整ができないことがわかった。
この状態ではピストン弁の心棒を作り直さなくてはならない。
今日は朝からこの作業にとりかかった。
↓ 心棒を短くすると言ったってストッパーを短くするしか対応策はない。
ストッパーは現在は20mmの長さでハンダ付けで固定されている。


↓ 作り直したストッパーは長さが5mmしかない。 ハンダではもたないのでロウ付けにした。

↓ 真鍮棒(3mmΦ)は焼きなましたものはとても柔になってしまう。
ネジ切りのため、ちょっと力を加えたらグニャッと曲がってしまった。

ロウ付けのために赤熱された真鍮丸棒はとても柔くなってしまい、
真っ直ぐな心棒をつくるのは不可能だった。
そこでストッパーをロウ付けで固定するのは諦めて、ネジ止めに
することにした。
ネジ止めはまた難しい問題もある。
丸棒に真っ直ぐな長いネジを切るのはなかなか難しいのだ。
ダイスを手に持って回して丸棒に食い込ませると大抵歪んで食い込んで
切れたネジはヨタヨタとうねってナットを締めても平らに押さえられないのだ。
旋盤などを持っていれば「ダイスホルダー」という治具を使って
真っ直ぐなネジを切ることができるのだが、そんな高級な工作機は持っていない。
なんとかボール盤で応用できないかと考えた。
ボール盤のチャックにはテーブルに垂直に丸棒が咥えられる。
ダイスをテーブルに平らに置けば丸棒とダイスを直角に向き合わせられるはずだ。
↓ ボール盤を使って丸棒に真っ直ぐなネジを切るようにした。

↓ 丸棒が真っ直ぐ食い込んだダイスにハンドルを取り付けてネジを切っていく。

↓ この方法で真っ直ぐなネジが何とか切れる。

↓ 心棒を短くしたピストン弁ができた。 ストッパーは2枚ナットにして緩まないようにした。

↓ さぁ、これでピストン弁が取り付けられる。 駆動棒の長さを調整して取り付けた。

↓ ピストン弁は片側(左側)だけしか取り付けていないが、動くかどうかテストしてみた。

左側ピストンだけで動作する片肺運転だ。
右側ピストンはただ負荷になるばかりだ。
それにピストンは直径13mm、ストロークは20mmと
今までのものよりとても小さい。
口から吹き込む息で回すにはとても重い。
思いっきり息を吹き込まないと回ってくれない。
何だか頭がくらくらしてしまうようだ。
でも、何とか回ってくれた。 良かった! 嬉しいよ。
片肺運転テストの様子を動画でご覧ください。
右側のピストン弁は左側を参考にすればいいのだから簡単だ。
後は、アングルを追加してフレームを補強すれば完成だ。
明日には出来上がるかな?
昨日の組み立てでピストン弁の心棒が長過ぎて調整ができないことがわかった。
この状態ではピストン弁の心棒を作り直さなくてはならない。
今日は朝からこの作業にとりかかった。
↓ 心棒を短くすると言ったってストッパーを短くするしか対応策はない。
ストッパーは現在は20mmの長さでハンダ付けで固定されている。


↓ 作り直したストッパーは長さが5mmしかない。 ハンダではもたないのでロウ付けにした。

↓ 真鍮棒(3mmΦ)は焼きなましたものはとても柔になってしまう。
ネジ切りのため、ちょっと力を加えたらグニャッと曲がってしまった。

ロウ付けのために赤熱された真鍮丸棒はとても柔くなってしまい、
真っ直ぐな心棒をつくるのは不可能だった。
そこでストッパーをロウ付けで固定するのは諦めて、ネジ止めに
することにした。
ネジ止めはまた難しい問題もある。
丸棒に真っ直ぐな長いネジを切るのはなかなか難しいのだ。
ダイスを手に持って回して丸棒に食い込ませると大抵歪んで食い込んで
切れたネジはヨタヨタとうねってナットを締めても平らに押さえられないのだ。
旋盤などを持っていれば「ダイスホルダー」という治具を使って
真っ直ぐなネジを切ることができるのだが、そんな高級な工作機は持っていない。
なんとかボール盤で応用できないかと考えた。
ボール盤のチャックにはテーブルに垂直に丸棒が咥えられる。
ダイスをテーブルに平らに置けば丸棒とダイスを直角に向き合わせられるはずだ。
↓ ボール盤を使って丸棒に真っ直ぐなネジを切るようにした。

↓ 丸棒が真っ直ぐ食い込んだダイスにハンドルを取り付けてネジを切っていく。

↓ この方法で真っ直ぐなネジが何とか切れる。

↓ 心棒を短くしたピストン弁ができた。 ストッパーは2枚ナットにして緩まないようにした。

↓ さぁ、これでピストン弁が取り付けられる。 駆動棒の長さを調整して取り付けた。

↓ ピストン弁は片側(左側)だけしか取り付けていないが、動くかどうかテストしてみた。

左側ピストンだけで動作する片肺運転だ。
右側ピストンはただ負荷になるばかりだ。
それにピストンは直径13mm、ストロークは20mmと
今までのものよりとても小さい。
口から吹き込む息で回すにはとても重い。
思いっきり息を吹き込まないと回ってくれない。
何だか頭がくらくらしてしまうようだ。
でも、何とか回ってくれた。 良かった! 嬉しいよ。
片肺運転テストの様子を動画でご覧ください。
右側のピストン弁は左側を参考にすればいいのだから簡単だ。
後は、アングルを追加してフレームを補強すれば完成だ。
明日には出来上がるかな?