なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ツユクサ(ツユクサ科・ツユクサ属)一年草

2012-07-13 19:16:08 | 草花
 湖岸緑地の草の中に、ツユクサの鮮やかな青い花が目につきました。
ツユクサの花の青い色素は着いても容易に退色することから、栽培変種のオオボウシバナ(アオバナ)は、染物の
下絵を描くための絵の具として用いられてきました。
 ツユクサは古くはツキクサ(月草)と呼ばれ、万葉集にツキクサを詠んだ和歌が9首もあるとかで、古くから
日本人に親しまれてきた花の一つといえるようです。
 花言葉は「尊敬」「小夜曲(セレナーデ)」「なつかしい関係」。













 ツユクサの花のつくりをよく見ると、面白い形をしています。花弁は3枚ですが、上の2枚は大きく青いので、
よく目立ち、下方の1枚は小さく無色です。オシベは6本ですが、上方の3本は短く、小さい花のような形の
葯をもち、下方の長いオシベ2本は楕円形の葯をもち、メシベとほぼ同じ長さです。中間の位置にもう一本の
オシベがあり、「人」字形の葯をもちます。