なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

マツバウンラン(ゴマノハグサ科・ウンラン属)1~越年草

2013-05-15 15:48:56 | 草花
 儚げに見えて、意外と強いマツバウンランの花が今年もぼつぼつ咲いてきました。
マツバウンランは、1941年に初めて発見された、北米原産の帰化植物です。砂質土壌を好み、基部で分岐して、高さ
20~50cmにもなります。葉は線形で、初めはロゼット状に重なりますが、後は互生します。茎についた葉は目立たず
小さいです。茎の上部に1cm前後の青紫色の花を穂状につけます。花は基部が筒状をしており、先が上唇と下唇に
分かれ、上唇は、長さ2~3mmの2つの裂片に分かれて、直立します。下唇は5~6mmの3裂片に分かれて、
水平に前方に伸びるか、下方に反り返ります。下唇の中央基部は、白く盛り上がっています。
花の基部下面から、2~4mmの距と呼ばれる尾状のものが、後方へ伸びています。
別種のオオマツバウンランは、花の長さが10~12mmで、距も長いです。