なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ウバユリ(ユリ科・ウバユリ属)多年草

2014-07-22 13:43:37 | 草花
 愛知川の河川敷の木立の下に今年もウバユリの花が咲いていました。昨年の記録を見ると、丁度同じ時期に
咲いてくるのがわかります。花が満開になる頃には、葉が枯れていることが多いので、歯(葉)がない「姥」
から名づけられたということです。しかし、花が散ってもまだ葉の見られるものもあります。
 花の蕾は、上を向いていますが、やがて、筒状の花が横を向いて咲きます。花被片は6枚、雄しべは6個で、長さは不同です。雌しべは1個で、雄しべの前に突き出ています。花は、つぶれたような筒状花で、大きく
開くことは、ありません。
花が散ると、地中の鱗茎も枯れますが、娘鱗茎が横に出来て、来春芽を出します。花を咲かせるまでには、3年
かかるということです。花の後、果実が出来、種が出来ますが、この種から芽生えたものは、8年もかかって、
やっと花が咲くようになるということです。
花がもっとたくさんついて咲く、やや大型のものは、オオウバユリといって、中部から北の地方に生育するそうです。





























                       これは、昨年の蕾状態だった時の葉の様子です。