なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

オオニシキソウ(トウダイグサ科・ニシキソウ属)一年草

2014-08-21 11:20:02 | 草花
 愛知川河川敷のオオニシキソウは、基部から立ち上がり、40cm程の高さに広がっていました。
葉の縁には鋸歯があり、小さな紫褐色の斑が見られるものもあります。茎は、鮮やかな赤紫色で、緑の葉との対比が綺麗です。
 杯状花序というカップ型の総苞から、花が出てきます。カップの縁の白い花びらのように見えるものは、腺体の付属物だと
いうことです。雌性先熟で、雌花がまずカップから突き出し、柱頭を広げ、他の花の雄花の花粉を受粉します。
子房が成長してくると、柄が伸びて、ごろんとカップの外に出ます。その後、4個の雄花の雄しべが伸びてきて、花粉を出します。
写真の黄色く見えているのが、雄しべの花粉です。自家受粉を避けるように、うまく出来ています。


























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4 コメント

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感心して観ています! (ちひろ)
2014-08-21 14:01:26
なずなさま、こんにちわ。
愛知川の河川敷は野草の宝庫ですね!
オオニシキソウに神秘を感じます。
葉脈を見ると観た事があるような気がしますが、次々とお花の名前などご教示していただいて、感心が深まっていくようになりました。可憐なお花ですね!
Unknown (shizenkaze)
2014-08-21 22:57:16
こちらの堤防にもニシキソウ(オオニシキソウ)とコニシキソウと同じトウダイグサ科のコミカンソウが見られます・・・・・
コニシキソウには紫褐色の斑が目立ちますね~

小さな花なのでここまで綺麗に撮れないです
杯状花序が可愛いですね~♪
Unknown (なずな)
2014-08-22 15:21:10
ちひろさま コメント有難うございます。
愛知川の河川敷は、今、葛が生い茂って、足を踏み入れるのも、躊躇われるくらいです。
オオニシキソウは、ありふれた草ですが、花のしくみが、よく出来ていると思います。
また、ちひろさまも見つけられた草花を写真で教えて下さいね。

takayanさま どうなさったのでしょうね?ご病気でないといいのですが・・・。
Unknown (なずな)
2014-08-22 15:27:25
shizenkazeさま コメント有難うございます。
立ち上がらないで、地面を這って伸びていくのをニシキソウ(ハイニシキソウ)というのだそうですね。
コニシキソウは、紫褐色の斑がはっきりしていますし。果実が毛むくじゃらですから、見分けが出来ます。
雌花の子房がまだ小さいのを撮りたかったのですが、小さくて、うまく撮れませんでした。

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