なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

カマツカ(バラ科・カマツカ属)落葉小高木 別名ウシコロシ

2013-05-20 13:58:03 | 樹木
 山裾の道沿いの斜面に小さな白い花の集まって咲いている木がありました。
見慣れない花だったので、いろいろ調べて、カマツカという木であることがわかりました。
材が硬くて折れ難いので、鎌の柄に使われたことから、この名がついたということです。別名のウシコロシは、牛が枝の
間に角を入れると、抜くことが出来ないくらいこの枝が強靭であることから、そう呼ばれたそうです。
樹高5~7mの木で、樹皮は暗灰色、縦にしわが入ります。葉は互生し、縁には細かい鋸歯が全体についています。
枝先に複散房花序を出します。花弁は、お碗状で、5枚、雄しべは多数、雌しべは先で3つになります。
秋には、赤い実が熟し、鳥たちの餌になります。
























ユリノキ(モクレン科・ユリノキ属)落葉高木 別名ハンテンボク

2013-05-19 10:36:50 | 樹木
 昨年は見逃してしまったユリノキの花を今年こそは・・・と、何度も荒神山公園に通い、とうとうその姿をカメラに
収めることが出来ました。
ユリノキの花は、チューリップに似た形をしていて、付け根近くにオレンジ色の斑紋のある黄緑色の花です。
ガクは3枚で、花が開くと、下方に反り返ります。雌しべが円錐状に集合したものの周囲を多数の雄しべが取り囲んで
います。花は日当たりのよい上の方から咲いてくるようです。下を通る人は、大きな葉に隠れた花に気づかず、
通り過ぎて行きました。




























セントウソウ(セリ科・セントウソウ属)多年草

2013-05-18 14:07:59 | 草花
 愛知川河川敷の木陰に、セリに似た葉の中から花茎を伸ばして、小さな白い花が集まって咲いていました。
セントウソウ(別名オウレンダマシ)という草です。花は4~5月に咲き、高さは10~35cmです。
花は茎の先に複散形花序を出し、3~5個の小散形花序に、それぞれ5~10個の、直径2~3mm、白色の花を
つけます。花柄のうち、1個は短く、花は分岐した基部についています。小総苞やガクはありません。花弁は5個で、雄しべも5個、柱頭は2裂しています。
果実は長さ3mmの楕円形で、2個の分果がくっついています。



























スダジイ(ブナ科・シイ属)常緑広葉樹

2013-05-17 14:16:51 | 樹木
 ブログ友さまから、スダジイの花を教えて頂き、山を探していましたら、まあ、あるは。あるは。駐車場から見上げた
荒神山は、本当に黄色に染まっていました。
ツブラジイとの区別が、まだはっきり分っていませんが、花の色が黄色っぽいのと、秋に見た実の形から、これらの
写真は、スダジイではないかと思いました。




















カラタネオガタマ(モクレン科)常緑樹

2013-05-16 13:17:49 | 樹木
 沙々貴神社表参道の鳥居わきに、カラタネオガタマの木は、ありました。
満開になっていて、木の下には、たくさんの花びらが散り落ちていました。
オガタマノキは「招霊の木」と書き、昔から神事によく用いられました。「神霊を招きよせる」意味の招霊(ヲギタマ)が
転じて、オガタマノキとなりました。カラタネオガタマは、中国原産のオガタマノキという意味で、江戸時代半ばに
渡来したそうです。
バナナのような強い香りがすることから、英名は、バナナツリーといわれます。