なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ソクズ(スイカズラ科・ニワトコ属)多年草  別名クサニワトコ

2014-07-20 13:31:43 | 草花
 黄色い果実のような杯状のものが、実は、腺体だと教えて頂いたソクズ・・・わたしの背丈よりも高く伸びて
昨年と同じ場所に繁っていました。大型の散房花序をつけ、白い小花が目立っています。
花弁は5枚、雄しべも5個で、葯がやや内側を向いています。ソクズの実は、4mmぐらいで、赤く熟します。





























                         オマケ画像は、ツユクサの花です。雄しべに花粉が残っていました。










ヘクソカズラ(アカネ科・ヘクソカズラ属)つる性多年草 別名ヤイトバナ・サオトメバナ

2014-07-19 14:32:26 | 草花
 不名誉な名前をつけられたヘクソカズラですが、そんなに臭いのかというと、実際、葉を揉んで嗅いでみても
やや青臭い匂いがするだけで、それ程臭いとは、思えません。匂いに対する個人差によるものでしょうか?
紅く開いた花冠の中から、白い糸状の花柱が2本見えます。雄しべは内側についていて、やや短いので、外側
からは、見えません。
秋になると、黄褐色の実がたくさん出来ますが、しもやけやあかぎれの薬として使われたそうです。
万葉集の和歌にも詠まれているそうで、日本古来から、ずっと長く繁殖してきた植物といえます。




















ニガクサ(シソ科・ニガクサ属)多年草

2014-07-18 13:17:18 | 草花
 昨年、ここら辺りに薄紫色のニガクサが咲いていたんだけどなあ・・と、河原の竹藪の縁を、草を分けて探しました。
ありました!今年は、倒れかかってきた笹竹が、上から覆いかぶさるようになっていて、その下に数株、花をつけた
ニガクサを見つけました。
枝先に花穂を出し、1~1.2cmほどの淡紅色の唇形花をつけています。上唇は小さくて、2裂し、下唇は、3裂
していますが、中央裂片がとても大きく、舌のように垂れ下がっています。雄しべと雌しべは、上唇の裂けめから、
大きく外に突き出しています。花の頃には、よく虫こぶをつくるそうです。
湿り気のある場所に生育する在来種です。名前は苦草(ニガクサ)ですが、葉や茎は、苦くないそうです。




 















                         オマケ画像は、朝の8時頃まで、咲き残っていたコマツヨイグサです。




ヘラオオバコ(オオバコ科・オオバコ属)多年草

2014-07-17 13:22:47 | 草花
 今朝もよく晴れていましたので、8時頃に、久しぶりに愛知川の河原へ行きました。
あちこちにヘラオオバコの花が目につきました。披針形の葉を基部から斜め上に放射状に伸ばし、その上に
ひょろひょろと30~50cmぐらいの茎を何本も伸ばして、花の穂をつけています。
穂には小さな花が密生しており、下から上へと咲きあがっていきます。
まず、糸のような雌しべが出て、次に先端に白い葯のついた雄しべが、追っかけるように咲き上がっていきます。花穂に対して雄しべが大きいので、白い飾りが茶色い棒を輪のように取り囲んで、可愛いです。
葉がヘラに似ているので、ヘラオオバコというそうですが、ヘラには見えませんでした。

























フウラン(ラン科・フウラン属)着生植物

2014-07-16 13:23:26 | 園芸花
 フウランは、日本原産のラン科植物の一つで、香りもよく、観賞用に栽培されています。
写真のものは、貰って、ほったらかしにしていたものが、最近になって花をつけ始めていたものです。
 葉は細くて硬く、先端がとがっています。断面が三角になるほど分厚く、上面の中央には、主脈にそって、溝が
あります。花茎から、更に長い子房がのび、花は、その先につきますので、葉よりも、かなり上の方で咲きます。
花は白く、5弁は、やや細めの倒卵形で、反り返ります。唇弁は、前に突き出し、三つに裂けます。側裂弁は小さく
中裂弁は、倒卵形です。
花の下に距がありますが、非常に長く、下に向かって垂れながら、最後は前を向きます。



















                         オマケ画像1は、今朝たくさん咲いたリュウキュウアサガオです。




                         オマケ画像2は、下から撮ったキツネノカミソリです。何だか変?