なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

セイタカアワダチソウ(キク科・アキノキリンソウ属)多年草

2014-10-10 12:35:52 | 草花
 道端も、川べりも、山裾も、これからは、セイタカアワダチソウの黄色一色に染まります。
写真は、荒神山の山裾で撮ったものです。ハラナガツチバチの仲間でしょうか、たくさんお食事に集まっていました。
花は、大きな傘型の花序で、美しいつくりをしています。たくさんの頭花がついていて、一つの頭花には、5個前後の
筒状花があり、開花すると、雄しべの葯を伸ばし、更に花柱が突き出してきます。花柱の先端は、2裂します。
頭花の周囲を舌状花が取り巻き、細くカールしています。
セイタカアワダチソウは、他の植物の生長を抑える物質を出す、アレロパシーという作用で、一時的に凄い繁殖ぶりを見せ
ました。しかし、現在では、自らもその成分の影響を受けてしまったこと等により、やや派手な繁殖ぶりは、少なくなりつつ
あるということです。花粉症の元凶などと考えらていたりもしましたが、虫媒花なので、無関係です。





























クサギ(シソ科)落葉小高木  果実

2014-10-09 13:41:55 | 樹木
 木立の中に 赤い花が咲いたようなクサギの果実を見かけるようになりました。
クサギの萼は、花の開いている時には、紅紫色をして、先の方だけを浅く開いていますが、果実が熟してくると、濃紅色に
なり、深裂して、星状にひらきます。中央に6~7mmの青い果実をのせています。
果実は、10~11月に熟してくると、光沢のある藍色になります。種は4個で、合着して、球状になっています。

























フジバカマ(キク科・ヒヨドリバナ属)多年草

2014-10-08 13:58:40 | 草花
 ご存知、秋の七草の一つ、フジバカマです。
干すと、桜餅のような よい香りがして、平安時代の女性が、芳香剤として利用したとか・・・。
花は、ヒヨドリバナと似ていて、茎の上部に多数の頭花をつけます。一つの頭花は、5個程の筒状花からなり、花冠の先は
浅く5裂しています。花柱の先が二つに分かれ、長く伸びています。
葉は、3深裂しているのが、特徴です。サワヒヨドリも3裂していることがありますが、サワヒヨドリには、葉柄が
ないことで、区別できます。花の色が藤色で、花の形が袴のように見えることから、この名がつけられたそうです。
本来のフジバカマは、自然の中で自生していることが少なく、サワヒヨドリとフジバカマの交雑種が園芸種のフジバカマと
して 出回り、野生化しているものが多いということです。

























ホトトギス(ユリ科・ホトトギス属)多年草

2014-10-07 13:00:41 | 草花
 今年もようやく報恩講を勤めることが出来、久しぶりの更新となりました。
裏の畑に、ホトトギスの花が 遅ればせながら、咲いてきました。昨年のブログを見ましたら、やはり同じ日にアップ
していましたので、時季を違えずに咲いているんだな・・と思いました。
 鳥のホトトギスの胸にある模様に似ているという、紫の斑点模様に 野趣が感じられて、好きな花です。
花被片は、外花被片3個と内花被片3個の合計6個で、斜め上に開きます。外花被片の基部にこぶ状の距があります。
雄しべの6本の花糸は、花の中心で、花柱と密着し、上で放射状に広がっています。
雌しべの花柱は、3裂し、さらに先で2裂し、柱頭部にも斑点模様があります。