都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

円安と京都の観光公害

2024-05-05 02:27:34 | マクロ経済

 ¥/$160近くとなった、¥/$65(現行の40%相当)が日本の0インフレとアメリカのインフレの歴史30年から考えても、90年の¥/$130から考えると妥当だ。
 いままでの「円高は悪だ」という考えが、海外生産も多い今、間違っている。その反面円安のため労働力が割安となり、TSMCはじめ、工場回帰により我が国での生産拠点が増加したのは喜ばしい。

 京都は観光公害真っ盛りだ。錦市場は串もの歩き食いのフード・コートとなり、3千円の串物や丼(和牛と海鮮など)が飛ぶように売れているらしい。高倉の入口は整理の警備員まで出動している。京極のアーケードにある忍者や侍、新選組などの土産物店は海外観光客で一杯だ。前と違い、ドラッグ・ストアの爆買いは見ない。
 割安の価格で楽しめるから食べないと損というのは良く分かる。この円高では旅行も割高になっており、ちょっと行く気がしない。

 それにしても、デパートで焼き鳥やケーキの立ち食い、夕方に割引シールを貼った横から買っていくのは、コロナ禍前の様相と同じだ。アジア系より欧米系が増えてマナーは大分良くなった。前は、レジ済みのカゴのままホテルに持って帰っている例が多く、取っ手が取り去られたスーパー・マーケットも未だある。

 自転車での観光も多い


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