今日も、朗読訪問でケア施設に。
仲間の一人が
手術後退院したばかりでお休み。
だからか
ちょっと盛り上がらなかった。
顔にあざが出来てたり
すりむき傷があったり
大変だったみたい。
ちょっと目を放した隙に
ズッテーンと転んでしまう人もいるし。
私は
「もちもちのき」
と
「かぐや姫」
この大型絵本を読んだ。
なかなかよく反応してくれるお婆ちゃまが
一方ではすぐ疲れる。
会を終わるとき
リーダーの方が手招きをするので寄っていったら
「もう持たないかたが、歌が好きだった方だから
ベッドの枕元で歌を歌ってお聞かせする」という。
ベッドにはすっかりしぼんでしまったお婆様が
目も固くつぶって
介護士さんに手を握られている
枕もとの写真を見てびっくり
いつも最前列で手拍子もにぎやかに
一番元気にニコニコしてくださった方だ。
もう食べられなくなって
病気というわけではないのに
もう命が閉じようとしていらっしゃるって
お年は90歳だそうだ。
耳は最後まで聞こえるものだそうで
みなでお好きだった歌を
何曲も何曲も歌ったが
きっと聞いてくださったと思う。
ご家族はこちらに向かっていらっしゃるそうだ。