今15編が終わったところまで読んだ
この表紙は13編のもの
何しろ次がどうなるか引っ張るのがうまいから
つい目覚めると読んじゃう
しかし厚くて重い本で
もう首が痛くなった
さて
この表紙の絵解き
これは二人とも阿古木という遊女をあらわしてる
この阿古木はもとの源氏では
六条御息所というわけ
恐ろしく執念深く思いは自力ではコントロールできず
生霊となって
二葉の上(元の源氏では葵の上)に取り付いて
しまいには死に至らしめる
この阿古木は遊女になったいきさつは面倒だから述べないけれど
元をただせば
光氏(光源氏)とも二葉ともいとこ同士という血筋
それで手にしているのは
三種の神器ならぬ 将軍家に必須の三宝 の一つ、勅筆の短冊なのです
このほか 鏡 刀 が話の中に織り込まれてきます
この勅筆の短冊をもって
生霊となって体を抜け出して二葉の元へ行く図なのです
煙に乗っていくのです