遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

家族と依存

2009-10-19 14:27:40 | ブログ

年をとったり病気になったりすると

自分で自分のことが出来なくなる

小さいときに自分で自分を保護できなかったときも

同じように誰かに依存しないと生きていけないときがある

家族の中ではそういう依存の仕合があるけれど

大人はね 人に依存するのが難しいかもしれない

当然のような顔をして

依存していても

貸借対照表のバランスが崩れると

依存する側がつらい

と思う

のうのうと

依存してるような顔をして

心の底はつらそう

 

今のところ

私が依存するのは

武蔵だが

全然心は痛まない

堂々としたもんだ

 

でもやがてそうは行かなくなる

 

母とか

姑とか

おばさんとか

どうなんだろう

どうだったんだろうと思う

 

やがて行く道だ

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偐紫田舎源氏(にせむらさき いなかげんじ)後半に入った

2009-10-19 09:34:41 | 本と雑誌

もう三日目だから

起きようと思ったが

悪寒がする

汗がいやな感じ

今日も病人でいることにした

勤めがないということは幸せだ

 

熱はないのよ

 

後で食糧はゲットしてこないとね

手のかからないものを

 

さて田舎源氏40編のうち

21編目に入ります

この本は14年かけて作られた本です

 

そもそもこの本

江戸時代には人気があったかもしれないけれど

今殆ど読まれてないのね

わたしが借りた本も

糸のしおりのありようを見ると

通読するのは私が最初っぽい

 

なぜか

 

長すぎる!

 

芥川龍之介が或る日言ったそうだ

源氏を読んだ人口と万葉集を読んだ人口を比べたら

圧倒的に源氏が少ない

身の回りで読んだのは

谷崎と誰とか二人くらいだろう

って

 

今はね

国民 皆 何かしら部分は読んでるけれどね

これは20編の話

明石の巻にあたる

この田舎源氏は室町時代に時代を置き換えていて

応仁の乱を思わせる争いが絡んでいる

敵役は山名宗全

その弟が

明石入道になぞらえてる宗全の弟宗入という設定

この弟は

主人公の光氏に味方している

Hana0023_2

意外にも琴に造詣が深く

そのわけを語る場面

右端が琴を光氏の母方の祖父に習い

その祖父は入道のおじに当たるというつながり

右に幼児がいるのは

光る氏の母 花桐(源氏では桐壺の更衣)の幼い時

という絵解き

この編あたりは

荒唐無稽さもはなはだしくなく

落ち着いて読めるが

だから詰まらんという人もあるようだ

 

雷 嵐等も同じ設定

桐壺帝の亡霊が出るところを

花桐に変えたりしていても

大まかに源氏のままの筋の運びとなっている

 

私はふっ飛ばし読みをしているが

絵本で読んだら

室内の景色

調度の模様

衣装の模様

小道具

すべてに意味やつながりが秘められ

いくらでも楽しめる

パズル本の趣がある

 

安野光雅の旅の絵本も

中に隠されたあれこれを探すのが楽しい本で

(ページをはさんで同じものが変化しながら現れたり

古典的な話の絵が挿入されたりしている

子供はそれを見つけては

飽きずに遊ぶ絵本です)

江戸時代の遊びの延長上に今がある感じだわ

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