この本には古代とルネサンス近代は
見えるように絵を描き
中世は概念を絵に表した
とある
で
キュビズムなんかは
見えるように描くのにうんざりした絵だ
という
ふふ
どこかで絵を鑑賞するのが好きな人が
見えるように描いてあるのがやっぱり好きで
だからわけのわからない絵は嫌だというのね
ダリとか一つ一つ見るとよーく描いてあって
で
摩訶不思議なのはいい という
見えるように描けていないと嫌だという人は
結構多い
で
中世の概念的な絵が逆遠近法になる話が出てた
(イスラム絵画では逆遠近法は実際近くの家が小さく
向こう側の家が大きく描かれてあった)
中世の場合逆 というのは遠近法は無視という意味だそうだ
これは14世紀
これはセルビアにある王の聖堂の聖母の誕生という絵
右下に生まれたばかりの赤ちゃんのマリア
このベビーベッドは頭側も足側も側面を描いてしまってこういう形
しかもヘッドボードも描きたくて
こんな形になって
一向気にしない。
どう見えるかではなく
何を描くかが大事で描いているからだ
概念を描いた絵は
観賞するときには絵を読まねば面白さが半減する
それは 日本の絵もそうだし
私の一目絵巻もそうだ
↓はイスラム絵画バクダッドにおけるチグリス川の氾濫
手前の家はこまごましている これは15世紀
今日のお出かけのお供は
この本
実は
もう読んだのだが
前回頭に入らなかった
今回も所々関心が集中できず
飛ばし読みした
秋葉原に出て
あそこには書泉があるから
イスラム美術のなんか新書本があったなあ
探そうと寄ったら
!!全館 マンガとゲーム本の館みたいになって
美術書とかの階なんか無くなってた
で、岩本町から神保町に出て三省堂に行ったが
検索しても出てこない
本はあっても在庫はない
なんで?でイスラムの幾何学パターンの本あるようだが
高いなあ
どうしよう?
で
オルハン・パムク 別の本あるかな
トルコの作家でこういう宮廷関係ではない
東トルコのことを書いている人もいるはずだが
と探したら
オルハン・パムクのイスタンブールの本があった
読みたいなあ
図書館になかったしなあ
と思ったが
お金がない
三省堂スイカで買えるのよね
買っちまった
もう幾何学パターンの本は買えない
なんだかねえ
私貧乏で紙のお金がない!(ジャラ銭ばかりという意味)
しかし支払いがあるので銀行に寄った
で用を足してから 蔵前に行ったわけ
二度染めの黒い紙欲しかったんだもの
この一番左が二度染めの黒
中ほどの黒い紙も二度染めではないけれどいい黒だ
紙 楮だし
二度染めの紙は小ぶりだから
大きい画面用にこれ
で雲龍の緑
左がこの間サキコサンガ使ってもっと欲しいと言っていた紙
その右のを見つけた 少し色が違うけど
充分いいと思う
用紙はレーヨン交じりで安いのだが 結構いい色じゃない?
で用紙の見本ないの?
と聞いたらあったが 印刷だから
やっぱり見てもらわないととお店の人は言うが
実物を結構知っているので
これで充分 イメージできる ともらってきた
これからは行かなくても通販で買える!
二度染めの黒も見本にはないけれど
そういえば送ってくれることになった!バンザイ
だが
もうあまり買わないけど
今日買ったので当分遊べるし
帰りに電車の中でまた寝てしまって乗りこした
ええ~~!!快速だからつくばまで途中止まらないんだ!
終点まで行ってしまってまた守谷に戻った
で
家に帰ったら生協から荷物が届いていたが
なんだか注文したのではないものが入っている!
牛乳パックで作ったひもが10巻!
私が頼んだのは牛乳パック用のシリコンの蓋なんだよ!
FAXではなく 電話で注文したからいけなかった
(問い合わせることがあったんだ)
でも取り替えてくれることになった
よかった!
ビザンチン美術については
後で時々記事のほうに書く
ここ数日 夜中まで起きていることがあって
調子が狂った
やはり私は早寝早起きが性に合っている。
昨日気が付いたけれど
私の左耳はろくに聞こえなくなった
右と聞こえようが全く違う
人の甲高い声などすごく苦痛なのだが
聞こえるほうの耳が聞こえすぎる感じ
で
いつも武蔵のテレビがうるさくて
ヘッドホンで聞いてもらっている
世間に出て大声で会話する人が苦痛になるときは
聞こえるほうの耳をふさげば解決だ
これまで両耳を抑えていた
で
嫌味に見えないように工夫するのが苦労だったが
片耳押さえるなら ちょっとごまかせるからいいや
さて 今日は出かける
イスラム世界では
偶像崇拝を禁じたからさまざまな模様が創り出されたといい
その半端じゃない模様 パターンに圧倒される
トルコのタイルってすごいなあと思ってきたけれど
改めてみると
もう半狂乱と言うばかりの展開。
まだ星形や十字型のタイルが創り出す細かい模様は
理解可能だけれど
立体的になるとレリーフはともかく
↓の 空間どうやって設計してどうやって作るんだ?
と不思議
逆 この空間になっているほうを実体にして
プラスの立体を作るのはどうするんだ?
こう立体になるときのパターンも法則を作って造形するのって
面白いのだろうなあ
名人がつぎつぎ修行して生まれたんだろうなあ と
想像してしまう
パターンといえば
この皿を見ていたら
解説に半パルメットとある
これ
パルメットなんだ?
私は老人なので
パルメットと言えば忍冬唐草紋だと思ってきた
本当はナツメヤシだろうとか
ロータス(ハス)だとかいろいろ出てくるが
コノサラの模様を見ると
これは ヤシみたい
そういえばパームヤシとかパーム油とかいう言葉は聞いたことがあり
パルメットはナツメヤシだというのもありだと思うけれど
ともかく偶像禁止ということで 植物からヒントを得て
色々な模様 パターンを作ったのに違いなく
ヤシだろうが蓮だろうがアーカンザスだろうが
いろいろ変化したに違いない
ナツメヤシはギルガメッシュの物語にも出てくるし
そもそもエジプトが原産地らしい
私の頭はパルメット紋といえば法隆寺の釈迦三尊像の光背だの
のき瓦の模様だので初めてであったのだものな
忍冬ってスイカズラのことだというのも知らなくて
初めて知ったときは
スイカズラをよくよく眺めて
これからこういうパターンを作った というのは 大いに納得したものだが
どこからかスイカズラになっていったというのもありうる
シルクロードを逆にたどれば そういう変遷が見て取れるかもしれない