多分小学校6年生
左端が私
典型的なわたしスタイル
今も同じようだわ
これはコール天のズボン えんじ色
今私ビロードの黒いズボン穿いてる
膝 抜けてるのも同じ
後ろに手を隠してるけれど
このころ犬といつも遊んでいて
袖を咥えて引っ張る犬だったので
袖はボロボロなのよ
このころは同年齢のこの中では大柄だったのに
今じゃ小柄でデブな婆さんだわ
わたしは病院で居なかったし
武蔵も里山やら畑やらで居なかった
おばさん一人で庭で転んで
起き上がれなかったそうだ
温泉半月休みだったせいですごく衰えてしまった
庭を歩くときも杖ついて頂戴！というのだがなあ
↓の瓢箪に抽象画 これやろう！と誘ったら乗り気だ
右のがかわいいと 喜んでもらってくれて飾ってる
瓢箪に抽象画って 老人にはいい遊びかもしれない
左のを明日誰かさんに上げるんだって
この瓢箪に 模様を描くの楽しい
抽象画がどんどん描けちゃう感じ
これは自立できない瓢箪
ぐるんと描けるのが楽しい
線だけで描くってのもやってみたい
でももうあまり瓢箪ないのだ
今日病院について
「先生はお出でになれないだろうけれど
お薬だけ処方してほしいのですが」と言ったら
「小貫さん検査の指示が出てますよ
血を採ってきてください と言われ
仰天
食べてきちゃった！
だって 先生御出勤になれないでしょ？
ときいたら来てるというのだ
ええ！！？？
湘南新宿ライン運休って言ってたのにどうしたの？
ともかくその時は来てて
くたびれ果てて
診察室のベッドで仮眠を取ってたんだって
これが先生なんだけど
昨日
先生はピカソに似てると思ったのよ
顔とか眼光が
だから写真持ってたのを見せたら 似てないでしょ
というのさ
看護婦さんにも見せた
看護婦さんはうなずいて 確かに・・・と言ってたよ
ハハハ
検査の結果はよかった
わたし 熱のおかげで治った気がするの
と言ったら首をかしげてたけど
いやはや
先生は御出勤大変でした
荒川越えるときは電車は止まってしまい
利根川は徐行できたそうだ
病院出たら強風でうっかり処方箋を飛ばしてしまって
また 打ち出してもらった
私の子供のころは
戦後の貧しい時代だったから
制服という物を強制されることはなかった
そんなもの強制するのは思いやりがない
そういう風潮
中学と高校は制服はあったけれど強制ではなく
中学はブレザーだったけど
ブラウスは自由
だから 派手な子やおしゃれな子はやたらおしゃれだった
制服は強要できないという風潮のわりには豊かな家の子が多い学校だったのだ
（それでわたしは自分が貧困層だと初めて知ったんだわよ）
高校はセーラー服だったけれどほとんど着なかった
右が私だよ
ジーパン穿いてったこともあったけど 一回くらいで
これはちょっと気が引けた
体操着なんてなんの決まりもなく中学はブルマ―
（あのプリーツスカートのブルマー版）だったけどだんだんショートパンツになった
トレパンをはいている子はいなかったけれど
伊勢から来た子はトレパン持ってたから
東海地区はトレパンが流行ったのかも
そのトレパンの子はすごい運動神経抜群の子だったから
かっこよく見えたよ
休み時間に体操着のまま遊んでそのまま授業に出ても
前から見りゃ足が出てるの見えないからさ
涼しいショートパンツで授業受けちゃったこともよくあったけど
あるとき 当てられて 回答を黒板にお書きなさいと指名されて
おずおずショートパンツで出て行って
「！！！全く！遠藤さんは！（私元遠藤）」とさげすまれた。
最初に赴任した学校は制服のない学校で
だから長く制服のうるさい学校生活というのは想像できないで来たけど
二校目でスカートの丈を物差しで測るような指導を大真面目にやる学校で
（ついてけね～～～～）と思い反乱しては
「ここは都心の学校と同じようにはいかないのよ」と
意味不明のたしなめられ方をした
学校に制服は 合わないと今でも思っている
わが子らの通った高校は服装自由で
世間からは顰蹙を買ってたけど
七夕の日には浴衣着て赤い蛇の目傘を日傘に登校する娘は可愛かったよ
実は制服って不潔よ
私服をジャンジャン洗濯する方がいいよ
中学の時の優等生は風呂ギライもあって 超臭かった
この子じゃないよ 臭かったのは
わたしの小学校は1学年5クラス
だから全校30クラス
運動会はお祭り騒ぎ
もう 町中小学校の運動会で盛り上がる
という感じ
ところが
中学に入ったら1学年3クラス全校9クラス
地域の学校じゃなかったし
全然お祭り騒ぎじゃないのでびっくりした
ただ 中学校は変わっていて 屋台の店があった
何だ？忘れたけど 飲み物とか買えたんだと思う
そこで食べるアイスクリームが大好きだった
チョコレートでコーティングしてあるの
そのころそういうチョコレートアイスは運動会に来る
そのアイスクリーム屋さんでしか買えなかった
今はあるよね チョココーティングのアイス
でも あれ甘すぎる
中学時代のそれはチョコも甘すぎず 絶品だった。
あと 勤めてた学校で
異常に行進の指導に熱を入れる学校があって
足並み手並み？そろえるのにやたら情熱を注ぐような教師が主流
センターに来ると ハイル・ヒトラーみたいに顔を向けて片手をあげて行進させる
あきれ返ったが
意見をとり上げてもらえない反抗教師が
やってられねえ！軍隊じゃあるまいし！とブーたれてた
全くだよ
・・・
この人とは 最後の職場でまた一緒になった
父の酔っぱらったときの話ではそろえるということに
異常に厳しく叩き込まれて軍隊生活を送ったようで
気をつけの姿勢をどれだけ厳しく指導されるか
よく話しては
わたしにそれをやらせるのだ
ピシッと指をまっすぐ伸ばして
中指がズボンの縫い目に一致しないといけない
耳の穴と肩の線が垂直でないといけない
と
幼い私をしごいたものだ
そういう軍隊文化に染まった父が驚いたこと。
スマトラで現地の人と何かの工事をするのに
説明するために並ばせようと思ったら
現地の人には並ぶという文化がないので
整頓して並ぶのはできなかったのだそうで
相当なカルチャーショックだったようだ
高校の時は
伝統的な全校生徒で踊るダンスというのがあって
それも きちんとそろえる
わたしは そういう 人間が並んで 前後左右 きっちり並ぶ
というのは結構好きだ
会場全体を意識して自分のいる場所を考えて
座標軸を作るみたいなのが好きなのだ
だから 足並みをそろえるのに
どうするか なんて 結構嬉しげに指導するけど
子供の中にはどうしてもリズムが合わせられないのがいる
リズム音痴なのよ
脳みそがそういう風にできていいる
それを ぶんなぐることはないだろうウよ
人にはだいたい不得手なものはあるものだよ
という風に思うよ
で 上のムカデ競争
これが
行進で足並みを合わせられない子には地獄
その子のせいで転ぶことになるのよね
なんか連帯責任になっちゃうから運動会恐怖症が出るのさ
さて
お外は暴風雨が吹き荒れてます
いらっしゃいませ～～
ありがとうございます～～～
こういう変なイントネーションで
語尾伸ばしで語尾あげで
それで皆一様につぶれたようなキンキン声で
店の人が言っている
感情のないロボットが独り言を言って歩いているように店内を
いらっしゃいませ～～と言って歩いているのだ
化け物のようだ
常にそういうのを聞かされる店に行きたくないが
どこの店もそうなのだ
気持ち悪くて吐き気がする
これは異常事態だ
マニュアル人間が 猛烈増殖
誰もあれを止めようとしないのだろうか？
だれも私のように気持ち悪くならないのだろうか
ああいうのがおもてなしの心だなんて言ってたら
ぶん殴りたい
