おばさんは
東京で働いていたころ
雑司ヶ谷あたりにいた
大塚坂下とか
どうして？と聞いたら彼女から見て母方の従姉が最初に田舎から出て住み始めたらしい
それで後から来た人たちは皆その方のお世話で
近くに住んだらしい
武蔵の父もその界隈に住んでいたようだ
そう考えると
私の父母の新婚生活は神楽坂から始まった
近いじゃん！
江戸川橋から坂を上がれば神楽坂だ
この 神田川上流の話だ
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先日友人の一人暮らしのお友達の困ったときに
友人同士で助け合えた事例を見て
考えちゃった
健康寿命というのが発表されたけれど
私はあと2年半か
だいぶガタがきているが
武蔵は超えて元気だが
年を取るということと
介護が必要になったときどうするかって
考えておかないといけない
我が家の場合三人の老人がよちよち助け合って暮らしているが
あっというまに独居老人ということになるかもしれない
子供がいることが心強いかどうか
子供は自分が生きていくのも大変な状況って多いから
子供がいるかいないかはあまり関係ないかもしれない
私の場合
父は母が看取って
母は私の邪魔をしたくない一心で
自分で一人で暮らす！と威張ってて 頑固に病身をごまかしていた
結局 浮腫んで膨れ上がった母を入院させその後引き取ったが
自分も働いていて子供も小さくて
なんてこっちゃ 母に助けられて勤めを続け
介護なんかしたことがなく 逝かれてしまった
武蔵の母 伯父 叔母と考えると
武蔵の母は長男の嫁の私に介護されて老後を暮すのが当然
と我が家にやってきたが
不肖の嫁で義母はわがやで幸せではなく
義姉が引き取っていった
マンションで一人暮らしになったけれど
姉たち二人が近くにいてちゃんと面倒見たし
終わるころは
わが子もばあちゃんのマンションに転がりこんで
（もちろん介護するなんて気ではなく 住むところが見つかるまで
かわいがってもらってたばあちゃんのところに居候してたのだ
でもごはんは作ってあげてたらしい）
伯父さんは奥さんに先立たれ子供がなく頑固爺で一人暮らし
多分本当は武蔵の母を頼りにしていて
そばで暮らしてほしかったようだが
もろもろあって武蔵の母は老後は東京に出てきてしまった
が 盆正月には 田舎に出かけて行った
（盆正月 なんで田舎に行かなければならないか 私には知識がなかった）
武蔵の母が年老いておじさんも餅がつけなくなって
我らの出番で 暮れには 餅つきに出かけて行ったものだ
（私はここでこねる係を覚えた）
子供らは田舎を堪能した
やがて 一人では大変なおじさんを見て
叔母さんが家を建て替えて一緒に暮らそうと提案したが
最初は拒絶され
そのうちおじさんも折れて おばさんの介護を受けるようになって
結局おじさんをおばさんが看取った
武蔵の母はおじさんの亡くなる一日前に亡くなった
↓の家 おじさんがなくなったら 崩壊した
叔母さんの場合 独り者で自分の家族がないからおじさんの面倒を見られたのかもしれない
武蔵の母は自分は長男のところに行く！ともう決めていたらしいし
田舎の人はそういう風に思うものらしい
（不肖の嫁は猫の子じゃあるまいし もらった嫁ってさあ
おかあさん 私もらわれてないよ といって嘆かせたのだよ）
私の母が脳溢血で倒れたとき
母の姉が 私が嫁に行った身で親の面倒を見るわけにはいかないだろうから
自分が病気の妹を引き取るといって
私とは大喧嘩になった
お母さんを取らないでよ！と 泣いて怒った幼稚な私だ
いまだに自分は 嫁に行った身だとは思ってないよ
なんだよ
嫁って！人を馬鹿にして！召使いかよ
（きのう おばさんは リハビリの先生が来たら
足を私の前にあげて 靴履かせてくろ！と召使いに言うみたいに言ったので仰天した
リハビリの先生に いいところを見せたかったのか？
靴 履けないんだけれどね かがめないから）
超高齢化社会になると 介護を個人のレベルで何とかできるものではないな
と思うけれど
叔母さんの友人は介護施設に入所して もう
いろいろわからなくなっている
もう帰るところもなく
息子さんもほとんど見舞いにも行かない
武蔵は一人残っても伯父さんみたいによれよれになりながら
ここで暮らすんだって
私は 施設に入れてもらおう
って 施設に入るお金が あるか？
それに入ったり手続きだったりは 結局子供に頼まねばならない
頼む子供のない人は どうするんだ？民生委員さんとか誰か公的な介護マネージャーと
予め コネを作っておかないといけないな
私の友達のおじいちゃん この人は大金持ちだったが
独り者 子供なし 甥姪はいたけれど それは財産を上げる相手で
頼りにはせず
介護付きマンションに入っていて
デパートの店員とも昵懇にしていて 力のいるなんやらかんやらはやってもらえる相手がいた
無事 往生していったけれど・・・
死ぬ前に介護が必要になるというのが やっかいだ
