LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

和菓子

2007-03-17 | 美の壺的解釈
昨日NHKで放映した「美の壺」では、和菓子を取り上げていた。
和菓子と言えば、小生、大福や桜餅・柏餅といったオーソドックスな発想しか浮かばないが、
ここで取り上げられたのは、どちらかと言うと茶事などで登場してくる和菓子だった。

しかし、実に興味深い。
和菓子にも鑑賞の壺があるとは...。

和菓子には、菓名がある。
菓名とは言っても、豆大福とか薄皮饅頭とか言ったものではない。
確かにそれも菓名かもしれないが、
たとえば、「初雪」「初ちぎり」等のように季節感や情景を想像させるような菓名だ。

その菓名を知って、その奥に潜む物語を堪能することに意義があるそうだ。
美の壺では、「初雪」を思い描いた和菓子を3人の職人がそれぞれ違った作風で作り上げていた。

初雪のイメージ...。
地域によってもその感覚は異なるだろう。
枝葉にそっと積もった雪、
ほんの一瞬地面が薄っすらと白くなりそして今にも溶け出しそうな雪、
雪の中の一輪の紅梅。

職人の思いもそれぞれだ。
そんな情景や季節感を感じ取る。まさに粋の世界だ。

何も考えず一口で食べてしまっていた和菓子、これは悔い改めなければならない..。