LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

懐石料理と魯山人

2007-12-01 | 美の壺的解釈
今回、NHK「美の壺」では、懐石料理を取り上げていた。
「器は料理の着物である。」という北大路魯山人の言葉が印象的だった。
先日、魯山人展に行ったばかりなので余計にそう感じたのかもしれない。

小生、実は料理にはうるさい。
と言うより、自ら料理をする上で徹底的にこだわるといった方が正解か。
日々の料理はジャンルにはこだわらず、興味を持ったものを和風料理であれイタリアンであれ果敢に取り組んでいる。

もちろん器も気になるところだ。
特に和風料理の場合、料理と器のバランスは重要だ。
魯山人の器など到底手にすることなどできないが、手持ちの器で最大限の美を追求する心は持ち合わせているつもりだ。

「美の壺」では、基本的な盛り付けを紹介すると共に、和包丁での調理例なども披露していた。
魯山人の木葉織部焼曜変の器に鮎を盛り付けた映像が流れたが、小生、まさに憧れるものだ。

「日常生活に雅とか美とかをわきまえ、それを取り入れて楽しめる者は、たとえ貧乏暮らしであっても金持ち性と言えよう。」
とする魯山人の言葉を胸に、現実を見据えながら、ささやかながらの美を自らの料理でも見い出して行きたい今日この頃である。