LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

震災後の職人魂

2011-04-12 | lohas的情景
震災後1ヶ月が経過し、職場対応も平常に戻りつつあった。
震災直後、電話で需要家の状況など把握していたつもりだったが、
久しぶりに遠方の需要家数件を訪問してきた。

こんな状況になっているとは思いもしなかった。
電話口では問題ないと言っていたハウス栽培農家では、
母の日に向けて作っていた鉢物のカーネーション2万鉢が全滅。
家屋の損傷もひどい。

カーネーションを救おうと思えば半分ぐらいは残せたかもしれない。
しかし、品質にばらつきが出てしまい、このまま出荷すれば消費者に申し訳ない。
今まで自分が作ってきた品質のものを認めて購入してもらっているのに、
ここで信用を落とすような事はできない。
今年だけではないのだ。
たとえ全滅しても、また来年やり直せば良いじゃないか。
全て廃棄処分してしまった。
と、倒壊した物置小屋の前で微笑みながら言った。

真の職人魂を感じた。
胸が熱くなった。

前向きに行かなくては、津波でハウスごと流された人も居る。
全てにおいて多くの被災者が居る。
ただ頑張るだけだ。
ここで終わりにするわけには行かない。

再び微笑みながら話してくれた...。