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NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

未利用魚の利用拡大

2012年02月15日 | 経済情報
このところの天候不順で、アジやイワシなどの大衆魚の卸値が高騰しています。

2月14日の日経新聞によると、築地市場では、アジの卸値が9割、イワシの卸値が3割も昨年比で上昇しているとのことです。

一方で、国内で水揚げされる漁獲量の多くが、市場には流通しない「未利用魚」であることをご存じの方は少ないと思います。

底引網などで混獲すると、サイズや量が一定のロットに達しない魚が採れますが、ほとんどが港の周辺で消費されるか、捨てられており、その量は3割から4割ほどと言われています。

マータイさんでなくとも、「モッタイナ!」と叫んでしまいそうですが、こうした未利用魚を利用する動きも広がってきました。

メディアで取り上げられることの多い「旬材」は有名ですが、「コープしずおか」では、これまで捨てられることの多かった「めひかり」「にぎす」「めいたかれい」などを産直ルートで仕入れてコープ店舗で供給しています。

確かに、深海魚の「めひかり」は見た目が悪く鯛と並べると見劣りはしますが、天ぷらにするとビックリするほど美味しいのです。

未利用魚の利用は、これからの大きなテーマになると思います。
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