ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

渡辺大熊町長原発城下町の狭間で

2013-08-08 10:29:09 | 日記
プロメデウスの罠「原発城下町」の今日が最終回で、現渡辺大熊町長に原発の恩恵を受けてきたのに被害者面してと、批判メールが届き、前町長志賀秀朗のように原発には勤めず、水田と養蚕で生計を立ててきたから、東電に対して意見が言える。

大熊だけが原発マネーの恩恵を受けたのではなく、県全体で受けたのであり、郡山のビックパレットや道路だって原発の恩恵ではないかと・・・。

しかし、塾教師木幡ますみは今年5月東京での集会に参加したとき、線量に高い宮城県丸森町の住民から「大熊町の町長に土下座してほしい」と言われた。その時ますみは当然の感情と思ったという。大熊の原発マネーは県内で突出した町と共存共栄だった原発が汚染を引き起こしたのだからと。しかし、大熊町民は恩恵に見合わない被害にも厳しい目が向けられる。だから大熊町民として原発に反対しなくてどうすんだと。

そして、昨日テレビを賑わした、事故原発から汚染水一日300tも地下水から海に流出したと対策本部から推定値が明らかになった。それで、いわき沖で9月からの試験操業を延期することになったという。これでは、5年どころか、10年以上操業はできないだろう。

子ども科学電話相談30年に思う

2013-08-08 08:56:29 | 日記
昨夜のラジオ深夜便で、子ども科学電話相談で子供に教えられた30年と題して、ぐんま昆虫の森名誉園長安島稔さんのお話を聞いた。
初めはどの程度の知識なのかわからないので、逆に質問しながら対話形式で、質問の本質に迫ったという。しかし、何年生と聞くと、4才との答えから、受け答えに苦労したとか、多摩動物園時代からこの30年の間には沢山勉強になったという。
例えば、蝉は飛ぶときどうしておしっこをするの?では、私たちが頑張る時おしっこ漏れたりするねとか、どうして、お風呂場に蝉がいるの?では、昆虫は湿ったところが好きなんだよとか・・・・。

私も自然が大好きだから、いつも、甲南大の植物田中修先生の関西弁丸出しのやさしい子供の年齢にあった語り口で、興味深く聞いた。電話やメールでの相談は、小中学生を対象にスタート、しかし、学童以下の子供の質問もある。

1984.8.21から、NHKラジオ番組、9時から午前中の放送でスタート、4人の回答者の形は変わっていない。が、途中で8時からになり、動・植物・、天文・宇宙、科学、心と体の4分野で、震災後の2012年から放射能の分野が新設された。この長寿番組に改めて敬意を表する。