ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

韓国漂白漁民研究の伊藤亜人先生

2015-01-18 09:33:18 | エッセイ
18日今朝4時台「韓国と私の45年」人類学伊藤亜人東大名誉教授のトークを聞いた。

1943年東京生まれの伊藤先生は理科系志望で2度も不合格、牡鹿半島の漁民や母の韓国の話などから、社会学、文化人類学で韓国の研究の道に進んだ。

泉先生やソウルから客員教授の韓国語を手ほどきされて、1970年大学院社会学研究科修了してから韓国研究、1972年天童よしみの珍島物語にある全羅南珍島での生活が始まった。

ソウルで辛くないキムチを注文しているところ長老に見られており、手作りのテスト食事で辛いキムチを完食すると、村人から受け入れられ、ランプ生活が始まった。満月はにぎやかだが、闇夜は早く寝て村は大変静かであった。

日本のように言いたいことも言わないのでなく、言いたいことをズバリ言う個人が優先し、排水やごみの処理などは無頓着であるが、反日思想や、東京五輪での新幹線や高速道路、大阪万博、沖縄が27年ぶりで復帰、カネミ醤油など公害に悩む一面の日本人の研究者をどう見ている危惧はあった。

が、極一部が反日で殆んどが友好的であり、あまり違和感ななく、農村の相互扶助、親族の関係、葬式では交通事故で主人を亡くしたことでもらい泣きをするなど宗教儀礼は何ら変わらないという。戦前の日本が進めた韓国の農業振興セマウル(新しい村)運動の研究にも及んだ。

やはり、風刺画ムハンマドでフランスを襲撃したイスラム過激派の行動から、イスラムはダメのレッテルは早合点で、反日の韓国を更に卵を投げつける韓国人を見て、韓国はダメというのと同じで、これはごく一部の仕業で、他の多くは大変友好な国民であること認識すべきだと。