石積み護岸の人工池で、キトンボが交尾し、産卵していました。
キトンボの産卵は独特のようで、「一旦腹端を着水させ、蓄えた水を接着剤代わりにして水際の泥や植物に卵を貼り付ける、接水打泥産卵です。ただし、個体数が多い水辺では、干渉個体を避けるように打水産卵を行うことも」(ウェブサイト『四万十市トンボ自然公園/赤トンボの見分け方』2014/10/08)あるようです。http://www.gakuyukan.com/doc/trivia/10.html
観察した池では、連結したキトンボが、石積み護岸や池の中の岩に一度ぶつかるような仕草をした後、すぐそばの水面に打水産卵しているように見えました。この池には泥がないので、こういう仕草をしたのかも知れませんが、いずれにしても産卵は2段階の仕草で行われるようです。
《護岸の石積みにとまり交尾するキトンボ 2014/10/08》
《連結して打水産卵するキトンボ 2014/10/08》
《連結して打水産卵するキトンボ 2014/10/08》