猿倉山の中腹に、小規模な林の中のキャンプ場があります。このキャンプ場には、小さな建物が5棟ほどありますが、そのうちの1棟、公衆便所だけ軒天(屋根の裏側)の数カ所に穴があけられているのです。気づいたのは2~3年前のことですが、そのときはムササビの仕業かなと思っていました。
先日、ここでこのキャンプ場を管理しているという男性に話を聞くと、緑色のキツツキがあけたものということでした。ということは、アオゲラの仕業でしょうか?
キツツキの穴あけ被害については、ウェブサイト『丹波新聞/神社の壁に無数の穴ー忍び寄る“キツツキ”被害ー各地で謎の行動、研究者が警鐘』に次のような詳細な報告がされていました。
『兵庫県丹波篠山市…の春日神社の社殿の板壁に、直径6―7センチほどの穴が無数に開いている。県立人と自然の博物館(同県三田市)の動物生態学者、布野隆之研究員によると、穴を開けたのはアカゲラなど「キツツキ類」の可能性が高く、…、同様の現象が今、全国各地の廃校や別荘など、人の活動が少ない建物で生じているという。布野研究員は、…「…えさを取るための穴とは形状が違い、なぜこのような行動をとるのかはわかっていない」と話す。…』
あけられた穴の一つには、コケが詰められていました。アオゲラが詰めたのでしょうか?それとも別のいきものでしょうか?何のために詰めたものでしょうか?
《キツツキの穴あけ被害の見られる公衆便所 2020/06/24》
《軒天(屋根の裏側)の数カ所にキツツキの穴あけ被害 2020/06/24》
《軒天(屋根の裏側)の数カ所にキツツキの穴あけ被害 2020/06/24》
《軒天(屋根の裏側)にキツツキがあけた穴 2020/06/24》
《軒天(屋根の裏側)にキツツキがあけた穴(コケが詰められています) 2020/06/24》
※ 人の気配のないキャンプ場から、人の話し声がしてきます。話し声のする方に近づくと、ラジオがつけっぱなしにされていました。「ポツンと一軒家」現象でしょうか?後日、ここを管理しているという男性に尋ねると、昨年はこのあたりに熊が頻繁に出没したので、クマよけに1日中ラジオをつけているということでした。
《クマよけに1日中ラジオがつけられていました 2020/06/24》
《クマよけに1日中ラジオがつけられていました 2020/06/24》
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