北陸自動車道に沿って設けられた道の脇(北陸自動車道側)には、クワ?の低木が所々に生えています。2020/09/16にクワコの幼虫を紹介したのと同じ木に、少し大き目のシャクトリムシの幼虫がついていました。
いろいろ調べていくと、どうやらヨモギエダシャクの幼虫です。「第2腹節背部の刺毛根元が小さく瘤起」しています。名前からして食草はヨモギなどキク科の植物だけかと思えば、ヨモギなどキク科はもちろんのこと、マメ科、クワ科、バラ科、ツバキ科など多食性のようです。(『イモムシハンドブック』参照)
《クワ?についていたヨモギエダシャク 2020/09/12》
《クワ?についていたヨモギエダシャク 2020/09/12》
《クワ?についていたヨモギエダシャク(第2腹節背部の刺毛根元が小さく瘤起) 2020/09/12》
※『わくわく昆虫記ー憧れの虫たちー』(丸山宗利著・山口進写真)の虫たち 39/56 ケラ(秋・冬)
「ケラ」の副題は、「ビロードのような外皮で覆われた変な虫」です。都市部では少なくなってしまいましたが、丸山さんが子どもの時には、ミミズを採るために側溝に溜まった土を掘っていると出てきたりしたそうです。コオロギの仲間ですが、ビロードのような外皮で覆われ、モグラのような前脚があり、とても変わった姿です。
私の子どものころ、ケラについての記憶はあいまいです。田圃で見たことがあるかも知れないし、鳴き声を聞いたことがあるかも知れないし、…。
現在の家に越してきて、テラスで死骸を見つけたり、駐車場で生きたケラに出会ったりしましたが、まさか我が家の庭に棲んでいるとは思いませんでした。下の写真は、庭の手入れをしていたときに飛び出してきたケラで、越冬個体だと思います。
《庭の手入れをしていたときに飛び出してきたケラ♂ 2020/04/04 富山市》
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