2021年9月下旬の観察記録です。
北陸自動車道に沿った車道をポタリングしていると、道路の真ん中を大形の尾角のあるイモムシがすごい速さで歩いて(?)いました。蛹化場所への移動でしょうか?
このイモムシは、「尾角は丸く湾曲」「体表は目立った顆粒がなく平滑」「緑色から褐色まで体色に変異」などエビガラスズメの終齢幼虫の特徴に合致するので、エビガラスズメの終齢幼虫だと思います。サツマイモ、ヒルガオ(ヒルガオ科)などを食べます(『ハンドブック イモムシ』参照)。
※ ふだん何気なく使う『イモムシ』という言葉(学術用語ではありません)について、ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/イモムシ』になるほどと思える説明がありました。
「イモムシ(芋虫)は、チョウやガの幼虫のうち、顕著な毛や棘が体表にないもの。円筒形の体を有し、腹部に腹脚を持つ。…」
「元来はサトイモの葉につくセスジスズメやキイロスズメ、サツマイモの葉につくエビガラスズメなどの芋類の葉を食べるスズメガの幼虫を指す言葉である。イモのような風貌なのでイモムシというのではない。…」
「チョウ・ガの幼虫のうち、毛や棘で体が覆われているものはケムシ、体が緑色のもの(キャベツ等を食害するモンシロチョウの幼虫など)はアオムシ、ヨトウガ類の幼虫はヨトウムシ、イチモンジセセリ等の幼虫(イネの葉で巣を作りイネを食害する)はツトムシ、シャクガ科に属するガの幼虫はシャクトリムシ、枯れ葉や枯れ枝で体を覆うミノガの幼虫はミノムシ、絹糸の繭を作るカイコガの幼虫はカイコ(蚕)という。」
《路上を移動するエビガラスズメの終齢幼虫 2021/09/26》
《路上を移動するエビガラスズメの終齢幼虫 2021/09/26》
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます