ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

行きつけの調剤薬局で

2022-06-15 07:05:45 | 老化現象

 ほぼ20年来利用している調剤薬局があります。薬剤師の顔ぶれは、ほぼ変わっていません。

 医者なら掛り付け医と言いますから、調剤薬局の場合もやはり掛り付け薬局とでも言うのでしょうか? それとも普通に行きつけの薬局?

 ともかく付き合いが長いので、処方された薬を受取って精算するとき、二言三言無駄口を叩くのが私の楽しみ、また定番ともなっています。

 転んで傷めた左膝の痛みがまだ引かないので、先日、湿布薬を出してもらいに件の調剤薬局へ行きました。もちろん処方箋持参です。

 さすがにその日は、薬剤師の方からこんなふうに聞いてきました。
「膝の調子はどうですか? やはりまだ痛みがヒドいですか?」
「残念ながらやはり、まだまだ痛みますけど、・・・。
 もう少し身体が柔らかかったら、こんなケガなどしないで済んだのに」と、ついボヤいてしまいました。

「下手したら骨折していたかもしれないのに、・・・。
 身体が硬くなかったお陰で骨折しなくて済んだと、
 どうして逆転の発想ができないんですかねぇ?
 その方が断然、気分的にも楽でしょうに?!」と、たしなめられました。

 親身になって、こんなふうに忌憚なく言ってくれるのも長年の付き合いの賜。やはり掛り付け薬局と格上げすべきでしょうか?

 私の方はと言えば、ボーッとしていた頭に水をブッ掛けられたようなもの。まだまだ若いときの意識のまま、それからちっとも変わっていない、と気づかされました。

もう少し身体が柔らかかったら・・・」は何気なしに口から出た言葉だったのですが、もちろん私の本音です。

 まぁ、老化で身体が硬くなるのは当たり前のこと。それなのに未練がましくボヤキ節を口にしていたとは、若いときによくやった “無い物ねだり” と同じ発想だったようです。

 悪い方へ悪い方へと考え出したら、気分も塞ぎがちになるばかり。それなら少しでも良いように考えた方が、その分ゆとりを持って物事を眺められ、前向きに対処できようというもの。

 “ありのままを、ありのままに受け入れる” いゃー、大切な言葉を忘れていました。

 

 

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“好事魔多し” 雨の日と新調した靴にはご用心!

2022-05-25 08:27:37 | 老化現象

 “人生、思い通りにはいかないもの”。つくづく、そう思いました。

 食道がんが奇蹟的に消えて、胸痛もさほど心配しなくてもよいことになり、たとえウォーキング(“歩き”)で1万歩越えとなっても平気の平左。このところ快調な私でした。

 ですから、これからが本格的な体力増進に励むときと、そう思っていた矢先のことでした。

 思わぬ場所で足を滑らせ、転んで左膝を痛めてしまいました。どんな場所かと言ったら、タイル板で舗装されたごく普通の歩道です。

 その歩道、表側に粗い砂粒をまぶしてザラザラにしたような正方形のタイル板舗装で、一見して滑りにくく工夫をこらした舗道のハズなのですが・・・。

 もっとも、その日は雨の降り始めで少し濡れた状態。しかも、緩い下り坂での出来事。そんな気象条件下でも、その下り坂で足を滑らせたことなど今までありません。

 そうそう、その日履いていた靴は新調したばかりのウォーキングシューズ。雨降りに履いたのも初めてでした。当然、靴底の滑りやすさにも慣れていなかったのです。

 さて “歩き” の際、コース途中に目印(マーカー)を決め、それまでの歩測結果をメモするのが私の定番ですが、件の転んだ場所もそんなマーカーの一つです。

 いつものように歩測結果をメモするため、件のマーカーに立ち止まろうとしたら、ちょっと足が滑りました。

「危ない、これは気をつけなくちゃ!」と、少し肝を冷やしたのですが・・・。幸いなことに転ばずに済んだので、心にちょっとした隙が出来たようです。

 メモを書き終え、再び歩き始めて1、2歩して、またもや足を滑らせ今度はスッテンコロリンと尻餅を。間違いなく、これも老化のせいでしょう。

 直ぐに立ち上がろうとしたのですが、左膝は窮屈に折りたたんだ変な形。折れた音はしなかったので骨折はなさそうですが、しばらくは力が入らず、座り込んだまま動けない状態でした。

 これじゃ、助けを呼ばなければと正直思ったほどでしたが、しばらく動かずジッとしていたら、程なくして何とか立ち上がることができました。

 歩くと少し違和感があったものの不思議と痛みはなかったので、そのまま “歩き” を続けて買物も済ませました。帰宅したとき、転倒後の歩数は3540歩余、ほぼ1時間が過ぎていました。

 本格的な痛みが襲って来たのは少し休憩した後、出かけようとして再び歩き始めたときです。 

 じっとしている分には痛みも何もないのですが、曲げるにせよ伸ばすにせよ、膝を動かすとその途端に鈍い痛みが走るのです。

 翌朝になっても、痛みは引いてなかったので急遽、近くにある評判の整形外科へ。CTと単純X線撮影で骨折はなしと診断されました。

 湿布薬と鎮痛薬を処方され、念のため松葉杖も借りることにし、後は “日にち薬” を頼りにひたすら回復を待つことになりました。

 あ~ぁ、やっと1万歩越えの “歩き” に復活できたのに、また元通り歩けるようになるのは何時のことでしょう?! まさしく “好事魔多し” です。

 歳を取ったら身体は硬くなるし、骨も脆くなる。転びでもしたら骨折しかねないのも道理。そう考えたらまぁ、いいか。一応、メデタシ・メデタシです。

 皆さんも、雨の日と新調した靴にはくれぐれもご用心くださいネ!

 

 

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セルフレジ機でやはりいた、お釣りの取り忘れ

2022-05-11 08:18:59 | 老化現象

「アッチャ~、またやってしまった~!」
用心していたのに、またやらかしました。自動精算機(セルフレジ機)でのお釣りの取り忘れです。

 私がいつも使っている電子マネーはワオンカード。大抵、チャージ金額は1千円分だけ。チャージを一万円札でやると当然、9千円分のお釣りがお札で来ます。

 今まで実害がなかったからとは言っても、その取り忘れをやらかしたのは何回目でしょう。

 今回も幸い、次のお客がセルフレジ機を使う前だったからセーフだったものの、最寄りのサッカー台で取り忘れに気づいたときは、さすがに動転して血の気が引きそうになりました。

 この記事で取り上げているセルフレジ機とは、ダ○エーで稼働中の機械のことです。

 先ず以て改善すべきは、機械の自動アナウンス。特に、その流す順番にあると思います。

 支払いを済ました後、しばらくして機械から流れて来るアナウンスですが、
カードをお取り下さいお釣りをお取り下さい」の順なので、
カードを取り終わったら二番目は聞き流してしまうことが多いのです。

 ここは、その逆の順番の方が断然よく、
お釣りをお取り下さいカードをお取り下さい」に改めるべきです。

 ついでにもう一つ、セルフレジ機の構造、特にお釣りの取出し口に改善の余地ありです。出て来たお札がより目立つよう工夫してほしいと思うのです。私は、この2点の改善を提案します。
(参照先:愈々ヤバくなった “もの忘れ”? - ヒゲジイのアル中よもやま話 (goo.ne.jp)

 こんなわけで、下手を打つのはキット、私だけではないだろうと、いつも思っていました。そしたら案の定いたのです。やはり、私と同年配のオジさんでした。

 運良く、次のお客がお釣りの取り忘れを見つけてくれたので事なきを得ました。 が、そのお釣りを手渡されたオジさん、恥ずかしそうに照れ笑いをしてましたヨ。メデタシ、メデタシ?!

 

 

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“8020” は達成不能か?(下)

2022-04-20 08:01:06 | 老化現象

 私の上顎の前歯(上前歯)5本は今、役立たずの瀕死状態にあります。ここに至るまでには伏線がありました。

 前回も述べたことですが、件の上前歯5本は、両脇3本の差し歯で中央の抜歯跡2本分をブリッジしている構造でした。ですから、差し歯に歯根はあるものの、極めて危なっかしく心細い土台の差し歯だったのです。

 そんな危なっかしい状態は去年の六月初め以来のこと、ずっとこんな状態でした。

 抗がん剤のせいで味覚異常になっていた今年の一月、辛うじて味がわかるスルメが無性に食べたくなってつい、差し歯の前歯で齧り付いたら何とその差し歯が見事に外れ、・・・。

 何とか嵌め直してもらった差し歯なのですが、さらにその後も懲りることなく醤油味の硬い煎餅が食べたくなってつい、差し歯の前歯で再び齧り付いて・・・という繰り返し。

 かくも性懲りもなく嵌め直しを繰り返してきた差し歯ですから、ちょっと硬い物を食べたら直ぐに外れる癖がつき、歯根もそれだけ脆くなったようです。

 今回、その悪い癖がフランスパンでも出ただけの話。衝動に駆られて
つい
アレ食べたい!」を無邪気にやっていては、こんなことになっても仕方ないのです。

 さてと、中央の抜歯跡が3本分と広がって、これらを両端の2本の差し歯だけでブリッジするには少々無理があるよう。で、いよいよ部分入れ歯の登板と相成りました。

 前歯3本分を部分入れ歯にする際は、奥歯にもある抜歯跡1本分と連結した方が入れ歯全体の安定度が良くなるそうで、部分入れ歯としては少し大きめの入れ歯になるようです。

 今、残っている自前の歯は、歯根だけの差し歯を含めて21本。80歳でも自前の歯20本達成を目標とする歯科医師会キャンペーン 8020

アレ食べたい!」をトコトン辛抱し、どんなモノでも噛む際は恐る恐るを心懸ければ、ひょっとしたら達成できるでしょうか?
 ア~ァ、味気ナッ!

 

 

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“8020” は達成不能か?(上)

2022-04-13 07:52:44 | 老化現象

「アレ食べたい!」と、無性にモノが食べたくなるときってありますよネ?

 ひとたび衝動の僕となったら最後、口にしないでは治まるはずがありません。何としてでも食べようと躍起になるものです。

 その食べたいモノがスルメ、フランスパン、煎餅などの硬いモノであって、それを食べれば、たとえ差し歯がお陀仏になる恐れがあったとしても、衝動に駆られてなら無茶なことでもしでかします。

 先日、歯医者からの帰り道。ふと魔が差してその気になった相手はフランスパン。見るからに硬そうではあるものの、ホットドッグみたいに生ハムを挟んであって、見た目いかにも美味そうなパンでした。

 家に戻った途端、もうガマンできません。硬いパンだとわかっていながら、止せばいいのにガブリと差し歯の前歯で囓りついたものの、・・・その差し歯からゴキッと音がしました。

 上顎の前歯5本は、両脇の差し歯3本で中央2本分の抜歯跡をブリッジしていたのですが、右側の差し歯2本がグラグラし始めました。

「あっちゃー、これは歯根が割れたかも・・・」と、悔やんでも後の祭り。急遽、歯医者にとんぼ返りしたのですが、案の定、件の差し歯の内1本は歯根破折。あえなく即死でした。

 差し歯が外れて上顎の前歯5本分がない状態というのは、前歯全体がまったく役に立たないことを意味します。

 モノに齧り付くのにも、モノを噛み取るのにも用を足さない前歯なら、その分奥歯の足をも引っ張って噛む力を半減させ、ひいてはそのしわ寄せが胃や腸にも及ぶことに・・・。

 たった5本の前歯がダメなだけでこうなのです。これが老化に伴う悪循環の典型なのでしょう。

 健康な老後を迎えるための標語 “8020”。「歯を大切に!」という標語の意味が、今になって心に染みている私です。

 

 

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私の胸痛って、こんなもの(下)

2022-04-06 07:49:06 | 老化現象

  今回も、先週に続いて胸痛についてです。悪しからず、・・・。

 今回経験している胸痛そのものの表現も、譬えを変えてこんなふうに表現してもいいのかもしれません。

 食べた物が “胸につかえた” ときの痛苦しさ。まさに、これに近い感覚なのです。

 たとえ、抗がん剤治療で消えたと言っても、なお私は食道がんを抱えている身です。
「ひょっとしたら、“がん” と何か関係があるのでは・・・?」
などとつい考える、疑心暗鬼で恐がりで心配性な私がいます。

 また、今回の痛みは左肩に抜けていく感覚ではないようでもあり、厳密に言えば放散痛とはちょっと違うような気もしています。

 運動を負荷した検査をやっても、心電図上虚血性変化が見られなかった原因は、こんな違いからでも説明できるかもしれません。

 ところで、検査で思惑通りの結果が得られなかった循環器内科の主治医は、こう言ってニトロ舌下錠を処方してくれました。

「今回、ニトロ舌下錠を出しておきましょう。
 ニトロが効けば虚血がある証拠になるから、ネ?!」と、狭心症とニトロとの関係を逆手に取った発想という点を強調していました。

 せっかく編み出してくれた作戦(?)ですが、それはそれで困ったことが起きそうです。

 労作狭心症の痛みは立ち止まれば軽くなるのが普通で、今回の痛みも同様に立ち止まればほぼ直ぐに消えて楽になります。

 もし、痛みに耐えられなくなってニトロ舌下錠を舐めようとしたら、
先ず立ち止まって薬のアルミ包装を破り、次いで中から錠剤を取り出してやっと口にすることになります。恐らくそれまでには、肝腎の胸痛など消えていることでしょう。

 こんなことをしていたら、ニトロが効いたか否かわからずじまいになりそうです。さてもさても、真実はいかに? 

 かくして、私の心配の種はまだまだ尽きそうにありません。まぁ、これも生きていてこその有り難い悩み、なのでしょうか?
 ♪アーリガ~タヤ、有り難や、・・・?!

 

 

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私の胸痛って、こんなもの(上)

2022-03-30 07:24:59 | 老化現象

 先週に続き、今回も胸痛について少し整理してみようと思います。

 狭心症に共通して特徴的な胸痛は放散痛です。放散痛とは、心臓から離れた左肩・腕に抜けてゆく痛みというのが典型的ですが、具体的にどんな痛みかと問われれば人それぞれのようでもあります。

 私は労作狭心症を2回も患っており、1回目が19年前、2回目が10年前です。

 かつて、私が経験した労作狭心症による痛みをまとめると、次のようになります。

 ● どの程度の労作で胸痛が出始めるのか?
   出勤時の急ぎ足で普通に200歩ぐらい歩いたとき

 ● 胸痛って、どんな感じ?
   最初、ジワーッとした胸やけのような感じで始まり、
   やがて胸が圧迫される/締め付けられるような痛みとなる

 さらに痛みが進んだ場合は、心臓を鷲づかみされたような痛みと表現する人もいるようです。このレベルの痛みとなったら、冷や汗をかいて一歩も動けなくなるでしょうし、恐らく、心筋梗塞に近いのではないでしょうか。

 労作狭心症に患ってから既に10年以上も経っているので、厳密に言えばこの辺の記憶には少し自信がありません。

 さて、10年ぶりとなった今回の胸痛。ジワーッとした胸やけのような感じで始まることも、やがて胸が圧迫される/締め付けられるような感じの痛みになることも当時と同様、と考えています。

 次に、どれぐらいの労作で痛みが出始めるかについてですが、
今回も、痛みが出るときなら普通の速さで400歩ぐらい歩いたとき、
または緩い坂道なら200歩ぐらい登ったときでしょうか。

 なぜ、「痛みが出るときなら・・・」と、さもさも含みを持たせた言い方をしたのか? それには訳があります。

 正直言って今回は、同じ条件でも痛みが出ないときもあり、出たり出なかったりする奇妙な痛みなのです。出るか出ないかはどうやら、その時々の体調如何にもよるようです。

 そうそう、典型的な労作狭心症だった以前と違うところは他にもあります。それについては、次回のお楽しみということで・・・。

 

 

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またまた、過去の柵(しがらみ)が・・・

2022-03-23 07:36:01 | 老化現象

 これは狭心症の再発かもと、ずっと気になっていた胸痛ですが、ここに来て妙なことになっています。

 掛かった先は尼崎にある県立病院、心臓カテーテル(心カテ)・PCIでは定評のある循環器内科です。かつて2回も不安定狭心症に罹ったとき、2回ともPCIによるステント留置をしてもらった信頼できる所です。

 “妙な” と言ったのはこうです。胸痛の原因を調べるため、定番の検査をいろいろ受けたのですが、明らかに冠動脈狭窄が原因という結果が得られなかったのです。

 コロナ禍にある現在、診断の決め手となる運動負荷心電図検査は、新型コロナ感染拡大の懸念から実施を控えているとのこと。そのため当初受けた検査は、安静心電図、心エコー、薬剤負荷心筋シンチという、運動負荷の不要な3つの検査でした。

 これら3つの検査でも結局異常ナシだったので、ついには禁じ手にしていた運動負荷心電図検査もやることに。冠動脈に狭窄があって運動負荷中に胸痛が出た場合は、虚血によるST偏位が心電図上に必ず見られるという検査です。

 さて、運動負荷としてマスター2階段昇降をやらされていた最中、件の胸痛が出ました。このため、今度こそST偏位陽性間違いなしと期待したのですが残念、これも空振りでした。

 検査で異常が見つかってない以上、経過観察を続ける以外他に手段はありません。再び、2ヵ月後に運動負荷心電図検査を受けることになりました。

 また、これも保険を掛ける意味ででしょうか、胸痛が出たときの頓用としてニトロ舌下錠も処方されました。胸痛にニトロ舌下が効いたら、それが即ち虚血がある証拠となるからです。

「そんなまどろっこしいことをしてないで、さっさと心カテでもして
 直接血管造影して見たら、冠動脈の狭窄なんて一発でわかるのに!」と、お思いの方もいると思います。

 実は私、2回目の心カテ・ステント留置をしてもらって以来、それまでなかった造影剤アレルギーになってしまいました。今では前処置をしてもらっても、造影剤を使うと即全身が痒くなってしまうのです。

 医師らの共通した見解では、アナフィラキシーショックの恐れが非常に強くなっていて、余程の確証とメリットがない限り、心カテにはなかなか踏み切れないそうなのです。

 過去の柵(しがらみ)が何かと行く手を妨げる、とはこんなことを言うのでしょうか? 服用中のバイアスピリンが食道がん手術の実施を妨げたように、今度は造影剤アレルギーがその役割を果たそうとしています。

 歳を取るとは、それだけ “しがらみ” も多くなること。今回も、“人間万事塞翁が馬” と、再び相成ってくれたらよいのですが・・・。

 

 

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“禍福は糾える縄の如し”

2022-02-16 07:53:23 | 老化現象

 以前、老けたと実感したのは67歳時と書いたことがあります。 “歯”、“腰”、“目” の異変が67歳時に集中して起きたことがきっかけでした。

 年寄りの身体に一旦、ガタが来始めたら次々連鎖するもののようです。71歳となった最近は、以前にも増してこのことを実感しています。

 食道がんが一先ず片付いてくれたと思ったら、今度は心臓が怪しくなっています。狭窄した冠動脈に起こる狭心痛が再び出始めたようなのです。

 歩き出して2、3分経つと現われる “胸焼け” のようなジワーッとした “圧迫感”/ “絞扼感” のことです。がん化学療法を受けた後から、はっきり自覚するようになりました。

 遙か昔、52歳時と61歳時の2回経験していた症状でありながら、今回は極めて微妙な症状でもあるので、がん化学療法以前にもあったのか否か判然としません。

 ステント留置を2回ともしてもらった尼崎の県立病院は、既に終診扱いになっています。グズグズしていても一向に埒が開かないのは自明の理です。

 今は新患扱いですから、近くのかかりつけ医 O 医院を通じて再度、尼崎の県立病院に予約を入れてもらえるよう早速行動に移しました。

 2月4日は私の71歳の誕生日。この日に予約が入ったので、久々に尼崎の県立病院に行ってきました。

 以前なら即、運動負荷心電図で虚血性変化を検知していたところですが、新型コロナ感染防止のため運動負荷心電図は実施不可だそうで、実施した安静心電図や心エコーでは異常なし。確定診断に至りませんでした。

 さて私には、造影剤アレルギーによるアナフィラキシーショックの恐れがあり、造影剤ナシでも確定診断に寄与できる負荷心筋シンチグラムも次回受けることになりました。

 まぁ、こんなわけで決定打となる心臓カテーテルも実施まで時間がかかりそうです。

 これで今回、糖尿病治療、歯科治療、食道がん消失後経過観察、脊柱管狭窄症術後経過観察、糖尿病合併症と白内障の経過観察など、それぞれの通院先に加え、尼崎の県立病院もその仲間入りとなりました。

 まだ現役だった若い頃、病院やクリニックをサロン代わりに集う大勢の年寄りを見ては、何と哀れで情けない人たちだと思ったものでした。今は、その考えを改めなければならないようです。

 確かに最近の私も、次から次へと現われる身体のガタに困惑させられっぱなしであり、それに伴い通院先も増えつつあります。

 それでもおもしろいもので、通院に赴くだけでも「(あぁ今、生きている!)」と実感できていますし、「(“キョウイクとキョウヨウ” 先がない)」などと嘆かなくても済んでいるのです。(※キョウイクとキョウヨウ:今日、用があって、行くところがあること。)

 幸と不幸は背中合わせの関係で、互いに離れられないもののようです。 “禍福は糾える縄の如し” とは、昔の人はうまく言ったものですネ。

 

 

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医者のムンテラが効いた

2022-02-09 10:33:55 | 老化現象

 寿命と諦めかけていた食道がんが一先ず片付いてくれたので、もう一つの宿題として残されていた大腸ポリープの方も切除術を受けることにしました。

 今回で3回目となる大腸ポリープ切除術、大腸内視鏡の挿入ということでは8回目です。

 いつものごとく術前に、腸内洗浄用下剤:ムーブ配合内用液2 Lを内服したのですが、それでもまだ濁った水様便状態だったため、更に2 Lを追加服用することに。

 それでやっと、合格点の澄んだ水様便となってくれたのですが、濁りがこんなにしつこく残り続けたのは初めてでした。

 この辺りのことが影響したのか施術の翌日、下剤の残液らしき水様便がチョロチョロッと出たきりで、一転して術後はウンの音沙汰がまったくなくなりました。

 たま~に便意を催しても、出口手前で中栓が邪魔しているような感覚まで。結局は不発のまま沙汰止みでした。

 合計4 Lもの下剤でことごとく洗い流されたことへの反作用(?)なのでしょうか、常用している緩下剤にもまったく反応してくれません。

 幸い、ガスだけは辛うじて出ていたので何とか凌げていたのですが、便秘が4日間も続くとさすがに不安になって、近所のかかりつけ医 O 医院に泣きついてしまいました。

「ある程度、腸内に便が溜まらないと・・・、
 歳も歳だから、腸がまともに働くまで時間がかかっているのかも
 しれないしねぇ・・・?!」と O 先生。念のため、頓服用にと強い下剤を出してくれました。

 医者のこの一言ですっかり安心したらしく、翌朝めでたくご開通となった次第。何とも現金なご老体なのです。

 医者のムンテラって、効くときはよく効きますね。ムンテラなどあまり信用していなかった私ですが、さすがに身を以て見直さざるを得なくなりました。

 お陰で、せっかく処方してもらった強い下剤も使わずに済みました。先ずはメデタシ、メデタシ、ですね?!

 

 

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