ほぼ20年来利用している調剤薬局があります。薬剤師の顔ぶれは、ほぼ変わっていません。
医者なら掛り付け医と言いますから、調剤薬局の場合もやはり掛り付け薬局とでも言うのでしょうか? それとも普通に行きつけの薬局?
ともかく付き合いが長いので、処方された薬を受取って精算するとき、二言三言無駄口を叩くのが私の楽しみ、また定番ともなっています。
転んで傷めた左膝の痛みがまだ引かないので、先日、湿布薬を出してもらいに件の調剤薬局へ行きました。もちろん処方箋持参です。
さすがにその日は、薬剤師の方からこんなふうに聞いてきました。
「膝の調子はどうですか? やはりまだ痛みがヒドいですか?」
「残念ながらやはり、まだまだ痛みますけど、・・・。
もう少し身体が柔らかかったら、こんなケガなどしないで済んだのに」と、ついボヤいてしまいました。
「下手したら骨折していたかもしれないのに、・・・。
身体が硬くなかったお陰で骨折しなくて済んだと、
どうして逆転の発想ができないんですかねぇ?
その方が断然、気分的にも楽でしょうに?!」と、たしなめられました。
親身になって、こんなふうに忌憚なく言ってくれるのも長年の付き合いの賜。やはり掛り付け薬局と格上げすべきでしょうか?
私の方はと言えば、ボーッとしていた頭に水をブッ掛けられたようなもの。まだまだ若いときの意識のまま、それからちっとも変わっていない、と気づかされました。
「もう少し身体が柔らかかったら・・・」は何気なしに口から出た言葉だったのですが、もちろん私の本音です。
まぁ、老化で身体が硬くなるのは当たり前のこと。それなのに未練がましくボヤキ節を口にしていたとは、若いときによくやった “無い物ねだり” と同じ発想だったようです。
悪い方へ悪い方へと考え出したら、気分も塞ぎがちになるばかり。それなら少しでも良いように考えた方が、その分ゆとりを持って物事を眺められ、前向きに対処できようというもの。
“ありのままを、ありのままに受け入れる” いゃー、大切な言葉を忘れていました。
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