例年より1週間ほど遅めですが、やっとチラホラ桜が咲き始めました。もうすぐ見頃を迎えるのではないでしょうか。
あと何年生きられて、あと何回桜を愛でられるのかわかりません。桜は、つかの間にだけ咲く花に、その全存在価値を託す不思議な樹木です。私も芭蕉にあやかり、66年間過ごして来た人生で思い出に残る桜花を綴ってみました。
明るい青空に蒼ざめた花もいいが
曇り空に映えた鮮やかな桜色の方がヨッポドいい
うららかな桜霞ののどけさも悪くないが
小雨に煙った桜の哀しげなのも悪くない
露店の灯りに浮く花の妙に艶やかで
見上げる笑顔がみな弾けていた
はらはら散りゆく花びらの川面に連なる花筏
かくして春は今年もまた過ぎゆくか
かすかな花の香に包まれて
土堤で張った一人だけの酒宴
見上げた先に滲んでいた桜
あれは一体何時のことだったか?
***************************************************************
ついこの間、4月1日・2日の2日間、私の住んでいる街で恒例の『○○さくら祭り』がありました。桜はチラホラどころか、正直まだ蕾だけの状態でしたが、市の主催なので強行されました。
市名と同じ川の両岸にある桜並木が会場で、露店が軒を連ねるやら河畔の特設ステージで催し物があるやらで、例年大層な人出です。
特設ステージの夜の部では、プロのミュージシャンがライブのジャズを聴かせてくれます。それを対岸に設けられた観客席から楽しむわけです。桜の下でアルコールとライブで音楽を楽しみながら、本格的な花見ができるのですから大変な人気です。私は昨年、ジャズを聴きながらの作業がとても楽しく捗ることを知り、今年もゴミ処理のボランティアとして初日の夜の部に参加しました。
その日は桜が蕾状態なのに加え、夜になるとじっとしていたら底冷えするぐらいの寒さでした。さすがに人出は去年より少なかったものの、アルコール好きはこの程度じゃへこたれません。
作業中の私に、すでにご機嫌となった酔っ払いが声を掛けてきました。
「蕾の桜じゃぁ、何とも無粋だわねぇ」
ワイングラスをかざし、指で桜を差してニヤリと嘆いてみせました。
「飲めているんだから、よしとしなくちゃねぇ」と、私はニッコリと作り笑いで一言答えておきました。
物欲しそうな顔はしていなかったと自信はあります。大酒飲みだった私が、今では素面でこんな芸当ができるまでになったのです。強いて挙げれば、
「楽しい音楽と美味い酒があるじゃないですか、それだけでも極楽でしょう!」と、もう少しお愛想上手になれればよかったのかもしれません。今年も桜がらみの想い出が一つできました。
ところで、・・・
朝鮮半島情勢がいつになくきな臭さを増し、果たして来年も桜を愛でて楽しめるのかわからない情況になっています。駐韓国大使も唐突に、今日帰任することになりました。いつ何が起こるかわかりません。こんな危急なときでも、国会では野党の先生方が国有地払い下げ問題を政局にしようと、さも政治的スキャンダルであるかのよう印象づけに血道を上げています。
問題の国有地は大阪空港への飛行ルートの真下に当たり、利用価値がさほど高くないと聞いています。せいぜい問われるべきは、申請に用いた建造契約書3通の問題とゴミを処分してなかった詐欺的問題であって、国政レベルの問題ではないと思います。
北朝鮮のミサイルは日本に照準を定めています。これに対し、避難方法は何も決まっていません。時間と税金のムダ使いの政局ゴッコを止め、一刻も速く国土と国民の安全をどう確保するのか本格的議論を進めるべきです。国土と国民生活の安全保証を図るのが国会議員の本来の職務であるべきで、国会議員としての資質と矜恃が問われています。
どうか来年も桜を愛でられますように!
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あと何年生きられて、あと何回桜を愛でられるのかわかりません。桜は、つかの間にだけ咲く花に、その全存在価値を託す不思議な樹木です。私も芭蕉にあやかり、66年間過ごして来た人生で思い出に残る桜花を綴ってみました。
明るい青空に蒼ざめた花もいいが
曇り空に映えた鮮やかな桜色の方がヨッポドいい
うららかな桜霞ののどけさも悪くないが
小雨に煙った桜の哀しげなのも悪くない
露店の灯りに浮く花の妙に艶やかで
見上げる笑顔がみな弾けていた
はらはら散りゆく花びらの川面に連なる花筏
かくして春は今年もまた過ぎゆくか
かすかな花の香に包まれて
土堤で張った一人だけの酒宴
見上げた先に滲んでいた桜
あれは一体何時のことだったか?
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ついこの間、4月1日・2日の2日間、私の住んでいる街で恒例の『○○さくら祭り』がありました。桜はチラホラどころか、正直まだ蕾だけの状態でしたが、市の主催なので強行されました。
市名と同じ川の両岸にある桜並木が会場で、露店が軒を連ねるやら河畔の特設ステージで催し物があるやらで、例年大層な人出です。
特設ステージの夜の部では、プロのミュージシャンがライブのジャズを聴かせてくれます。それを対岸に設けられた観客席から楽しむわけです。桜の下でアルコールとライブで音楽を楽しみながら、本格的な花見ができるのですから大変な人気です。私は昨年、ジャズを聴きながらの作業がとても楽しく捗ることを知り、今年もゴミ処理のボランティアとして初日の夜の部に参加しました。
その日は桜が蕾状態なのに加え、夜になるとじっとしていたら底冷えするぐらいの寒さでした。さすがに人出は去年より少なかったものの、アルコール好きはこの程度じゃへこたれません。
作業中の私に、すでにご機嫌となった酔っ払いが声を掛けてきました。
「蕾の桜じゃぁ、何とも無粋だわねぇ」
ワイングラスをかざし、指で桜を差してニヤリと嘆いてみせました。
「飲めているんだから、よしとしなくちゃねぇ」と、私はニッコリと作り笑いで一言答えておきました。
物欲しそうな顔はしていなかったと自信はあります。大酒飲みだった私が、今では素面でこんな芸当ができるまでになったのです。強いて挙げれば、
「楽しい音楽と美味い酒があるじゃないですか、それだけでも極楽でしょう!」と、もう少しお愛想上手になれればよかったのかもしれません。今年も桜がらみの想い出が一つできました。
ところで、・・・
朝鮮半島情勢がいつになくきな臭さを増し、果たして来年も桜を愛でて楽しめるのかわからない情況になっています。駐韓国大使も唐突に、今日帰任することになりました。いつ何が起こるかわかりません。こんな危急なときでも、国会では野党の先生方が国有地払い下げ問題を政局にしようと、さも政治的スキャンダルであるかのよう印象づけに血道を上げています。
問題の国有地は大阪空港への飛行ルートの真下に当たり、利用価値がさほど高くないと聞いています。せいぜい問われるべきは、申請に用いた建造契約書3通の問題とゴミを処分してなかった詐欺的問題であって、国政レベルの問題ではないと思います。
北朝鮮のミサイルは日本に照準を定めています。これに対し、避難方法は何も決まっていません。時間と税金のムダ使いの政局ゴッコを止め、一刻も速く国土と国民の安全をどう確保するのか本格的議論を進めるべきです。国土と国民生活の安全保証を図るのが国会議員の本来の職務であるべきで、国会議員としての資質と矜恃が問われています。
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